ミステリ読書録

ミステリ・エンタメ中心の読書録です。

さ行の作家

坂井希久子「色にいでにけり 江戸彩り見立て帖」(文春文庫)

最近お気に入りの坂井さん。これは苦手な時代物ではあるのですが、以前に アンソロジーで一話目に当たる短編を読んだ時とても面白かったので、それが シリーズ化され、一冊にまとまったと知って、読むのを楽しみにしていました。 火事によって視力を失った元…

小路幸也「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード 東京バンドワゴン」(集英社)

シリーズ第16弾。年に一度のお楽しみって感じですね(しゃばけシリーズ同様)。 お盆に帰る親戚の家って感じでしょうか。ただ、今回の舞台は遠く離れたイギリス。 シリーズ内ではまだコロナは反映されていない様子で、普通にイギリスに行って 帰って来れる…

坂井希久子「雨の日は、一回休み」(PHP研究所)

『妻の終活』がなかなか面白かったので、図書館の新刊情報で見かけて予約して みました。中年以上の社畜おじさんたちの悲哀を描いた短編集。バブルを経験した おじさんサラリーマンならではの、今の時代の生きにくさがリアルに描かれていて、 時にイラっと、…

櫻井とりお「図書室の奥は秘密の相談室」(PHP研究所)

以前読んだ『虹いろ図書館のへびおとこ』が結構印象的だった櫻井さんの新作。 『虹色図書館~』に続編が出てたみたいなんだけど、全然気づかなかった^^; 図書館に入っているのだろうか・・・今度チェックしておかなくては。 今回は学園の図書室が舞台。必…

瀬尾まいこ「その扉をたたく音」(集英社)

瀬尾さん最新刊。あ~~、今回も良かった~~~。めちゃ良かった~。やっぱ 瀬尾さん好きだー。 『君が夏を走らせる』に続く、『あと少し、もう少し』のスピンオフ作品。 今回は渡部くんが登場。といっても、あんまり覚えてなかったんだけど(おい)。 過去…

下村敦史「ヴィクトリアン・ホテル」(実業之日本社)

下村さん最新作。老朽化による改築の為、明日から休業する老舗の高級ホテル 『ヴィクトリアン・ホテル』。伝統あるホテル最後の一夜を過ごす為、様々な 宿泊客が訪れ、それぞれの運命が動き出す――。 老舗のホテルを舞台に、一夜のうちに繰り広げられる群像ス…

千田理緒「五色の殺人者」(東京創元社)

第30回鮎川哲也賞受賞作。鮎哲賞は読んだり読まなかったりなんですけども、 これは内容紹介見て面白そうだと思ったので借りてみました。介護施設『あずき荘』 で介護士をしている明治瑞希(メイ)は、ある日利用者が撲殺されて倒れている のを発見する。逃…

坂井希久子「妻の終活」(祥伝社)

ブログ友達のわぐまさんから、随分前にお薦めして頂いていた作品。予約が多くて 大分待たされましたね~。坂井さんの作品は、アンソロジーで短編しか読んだことが なく、ほぼ初めましてに近い状態。でも、アンソロジーで読んだ時かなり高評価 だった覚えがあ…

坂木司「アンと愛情」(光文社)

大好きなアンちゃんシリーズ最新作。今回も楽しかったなぁ。そして、和菓子が 美味しそうだった・・・!!!ちょうどお正月に読んでいて、親戚に渡すお年賀 を買いにデパ地下に行ったので、ついつい和菓子に目が行っちゃいました。 このシリーズ読むと、あん…

鈴木るりか「私を月に連れてって」(小学館)

待っていた鈴木るりかさんの最新作。『さよなら田中さん』シリーズ第三弾でした。 わーい。今回も良かったです。るりかさん、今は高校二年生になられたのですね。 というか、まだ現役高校生なのか。相変わらず、取り上げる題材が十代とは思えない なぁ。今回…

下村敦史「同姓同名」(幻冬舎)

下村さん最新作。下村さんの作品は読んだり読まなかったりで、本書も予約するか 迷っていた作品だったのですが、王様のブランチの本コーナーで紹介されていて 興味を引かれたので、予約してみました。 世間を震撼させた幼女惨殺事件が起きた。捕まった犯人は…

瀬尾まいこ「夜明けのすべて」(水鈴社)

瀬尾さん最新作。社員6名の小さな会社、栗田金属で働く28歳の藤沢美沙は、 月に一度、PMS(月経前症候群)の症状に悩まされていた。生理の前になると、 どうしてもイライラが抑え切れず、周りの人に当たってしまう。職場の人たち にはある程度の理解は得…

斜線堂有紀「楽園とは探偵の不在なり」(早川書房)

全く予備知識のない作家さんだったのですが、読書メーターの『今読みたい本 ランキング』で1位になっていて、気になったので借りてみました。 ・・・うーむ。なんというか、いろんな意味でB級感満載の作品だった。ハード カバーの単行本体裁だけど、正直、…

下村敦史「コープス・ハント」(角川書店)

久々下村さん。割とコンスタントに新刊が出ていて、最初の頃はきちんと 追いかけられていたのですが、途中からぽつぽつ読み逃しが出て来るように なりました。でも、これはどっかで取り上げられていて面白そうだったので、 借りてみました。 八人の女性を猟…

白石睦月「母さんは料理がへたすぎる」(ポプラ社)

はじめましての作家さん。図書館の新刊情報で見かけて、タイトルが気になった ので借りてみました。ポプラ社からの出版ということで予想はしていましたが、 やっぱりジュヴナイルというか、YA向け作品でした。 父親を事故で亡くした家族のお話。一話ごとに主…

櫻井とりお「虹いろ図書館のへびおとこ」(河出書房新社)

新刊書店でやたらに平積みで大プッシュされていた本。表紙の可愛らしさと タイトルの不可思議さと、帯の辻村(深月)さん絶賛の文句に惹かれて、 リクエストしてみました。どんな内容なのか、手に取るまで全く予想が つかなかった。読み始めて、まさかの児童…

七月隆文「ケーキ王子の名推理4」(新潮文庫nex)

シリーズ第四弾。早いっ。高校生にして一流のパティシエを目指すクールな少年と、 スイーツ大好きな女子高生が活躍する、甘いスイーツ青春小説。 前作でコンクールに優勝した未羽と颯人は、副賞であるパリ研修で、フランスの パリにやって来た。パリを代表す…

斎藤千輪「ビストロ三軒亭の奇跡の宴」(角川文庫)

やっちまいました。図書館の新刊情報でタイトル見て面白そうだと思って予約 したら、シリーズの三作目でした^^;読み始めてすぐに気づいたので どうしようかと思いましたが、まぁいいか、とそのまま読んでしまいました。 そのため、ビストロ内の人間関係と…

鈴木るりか「太陽はひとりぼっち」(小学館)

『さよなら田中さん』の続編と聞いて、読むのをとっても楽しみにしていました。 読み始めたら、今回も面白くってあっという間に読み終わってしまってました。 もっともっと田中さんちの物語を読んでいたかったなぁ。 花実ちゃんは中学生になりました。母親と…

小路幸也「アンド・アイ・ラブ・ハー 東京バンドワゴン」(集英社)

シリーズ第14弾。年に一度のバンドワゴン。このシリーズとしゃばけシリーズは、 一年に一度のお祭りみたいな感じで新作が出るのが定番になってますね。年に一度は 会える親戚みたいな感じ。常に会わなくてもいいんだけど、やっぱり年一回くらいは 会って近…

下村敦史「絶声」(集英社)

下村さん最新長編。これまた、人間同士の醜い腹の探り合いだらけの気が滅入るようなお話でした。主人公の大崎正好は、昭和の大物相場師と呼ばれた堂島太平の次男だが、数年前に後妻だった母親と二人で堂島家から追い出されて以降は安アパートで貧乏暮らしで…

鈴木るりか「さよなら田中さん」/似鳥鶏「育休刑事」

こんばんはー。台風襲来でどうなることかと思いましたが、東京はさほどの雨も 降らず、さらっと行ってしまってちょっと拍子抜けでした。今日仕事だったんで どうしたもんかと戦々恐々としていたのですけどね。 まぁ、取り越し苦労で良かったです。雨で出勤は…

坂木司「おやつが好き」/乾くるみ「ジグソーパズル48」

こんばんはー。無事名古屋から戻りました。まぁ、一泊二日だったんで、あっという間に 終わっちゃいましたけど。 一部の方から旅行記のご希望があったんで、なんとかアップしたいなぁとは 考えています。一番の目的の場所に行って、温泉旅館に泊まったってだ…

近藤史恵「みかんとひよどり」/瀬尾まいこ「傑作はまだ」

近藤史恵「みかんとひよどり」(角川書店) 近藤さんの最新作。お料理とワンコが大好きな(多分)近藤さんらしい一作。 ビストロ・パ・マルシリーズは正統派なフレンチ・ビストロが舞台ですが、 こちらはジビエ料理をメインに出すフレンチビストロのシェフの…

名取佐和子「ペンギン鉄道なくしもの係」/住野よる「麦本三歩の好きなもの」

こんばんは。今日はやっと春らしい温かな一日でした。最近ずっと寒かった ですからね~^^;でも、この寒さのおかげで桜が長持ちしているのは嬉しい。 相方と今週末にお花見に行こうと話していたので。明日から本格的に気温が上がる みたいなんで、週末まで…

下村敦史「悲願花」/古内一絵「マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ」

こんばんはー。 昨日のサッカー、興奮しましたねー!!イラン相手に厳しい戦いになるだろうと予想 していましたが、蓋を開けてみたら3-0の圧勝。ここまでの点差になるとは・・・。 大迫いると全然違うチームになりますね。びっくり。あとは富安の安定感に…

川澄浩平「探偵は教室にいない」/鈴木るりか「14歳、明日の時間割」

どうもどうも。今日は相方が忘年会でいないので、珍しく連続投稿。 私もやっと今日で仕事終わり。今年は冬休みが長いです。まぁ、とくにどこに 行くとかもなく、のんびり過ごそうと思っておりますが。年賀状も作らないとな・・・(面倒)。 年内はたぶん、あ…

塩田武士/「歪んだ波紋」/講談社刊

塩田武士さんの「歪んだ波紋」。 「誤報」にまつわる5つの物語。新聞、テレビ、週刊誌、ネットメディア―昭和が終わり、 平成も終わる。気づけば私たちは、リアルもフェイクも混じった膨大な情報に囲まれていた。 その混沌につけ込み、真実を歪ませて「革命」…

大崎梢「ドアを開けたら」/七月隆文「ケーキ王子の名推理3」

こんばんは。先日、とてもショックなニュースが飛び込んで来ました。 それは、漫画家あさぎり夕さんの訃報。小学生時代、なかよしを毎月楽しみに 購読していて、中でもあさぎり先生の作品はザ・少女漫画!って感じで大好きでした。 普通の女の子がやたらとイ…

鈴木伸之/「宝くじで一億円当たった人の末路」/日経BP社刊

鈴木伸之さんの「宝くじで一億円当たった人の末路」。 気になる様々な人生の「末路」を、専門家や経験者に取材。「友だちがゼロの人」 「子どもを作らなかった人」「家を買わなかった人」…。奇想天外な23の末路を教える。 読み進むほど心が軽くなる1冊(…