ま行の作家
三津田さん新刊。作家三津田が集めた怪異譚をまとめた、お馴染みの形式の作品集。 5つの怪異が収められています。今回もバラエティに富んだ、背筋がぞくっとする 怪異が語られていきます。このシリーズはどこまでが実話でどこからがフィクション なのか、さ…
大変評判のよろしい町田さんの作品。私自身も去年ブランチで紹介された時に 興味を引かれて、読むのを楽しみにしていました。本屋大賞にも選ばれてますね。 はぁ。期待に違わぬ傑作でしたねぇ、これは。もう、久しぶりにのめり込んで、 本当に一気読みした作…
三津田さんの幽霊屋敷シリーズ(作中にこういう表記が出て来るのでそれを採用) 第三弾。今回も、河漢社の編集者、三間坂秋蔵によって持ち込まれた怪談話に、 作家三津田が現実的な解釈を加える――という体裁。今までの作品よりも 出て来る家自体の解釈が成さ…
最近お気にいりの町田さん。借りられる作品から少しづつ読み進めています。 やー、良かったです。やっぱり、町田さんの文章好きだなぁ。不器用に生きる 主人公たちが、悩み、もがきながらも、自由に泳ぐ(生きる)術を見つけて行く 作品集、とでもいいましょ…
黒猫シリーズ第8弾になるようです。文庫描き下ろしの新刊。現代アートに纏わる 5つの謎に纏わる短編集。 確か、前作かその前の作品で二人の距離がかなり近づいたと思ったのですが・・・ 近づき過ぎてなのか、もう長年連れ添った夫婦みたいな距離感になって…
シリーズ第三弾。ゆきあやさんの記事で出ているのを知って、慌てて予約。一作 ごとに主役が代わる体裁は、今回も健在。ニャン氏に気に入られた主人公が、 ニャン氏から最後に転職を勧められる流れも。毎度思うけど、ニャン氏と一緒に 働くのは結構楽しそうだ…
ビブリアシリーズセカンドシーズン(こういう書き方が正しいのかわかりませんが)、 二作目です。一作目から結構間が空きましたね。Ⅰの時みたいにコンスタントに 次々出すのかな、と思っていたので。コロナの関係とかもあるのかなぁ。 今回は、待ってました…
『王様のブランチ』で紹介されていて、気になったので借りてみました。作者の 燃え殻さんって、私は初めて名前を聞いた方だったのだけど、以前に出した 『ボクたちはみんな大人になれなかった』という小説がかなり話題になったらしい。 そちらは未読なので、…
モリミー最新刊。著作『四畳半神話大系』と映画『サマータイムマシン・ブルース』 のオリジナルコラボ小説。 映画の方の『サマータイム~』は観ていませんが、なかなか面白かったです。 久しぶりに『四畳半~』の大学生たちのわちゃわちゃした感じを思い出し…
はじめましての作家さん。特に何の予備知識もなかったのですけど、タイトル見て 面白そうだったので予約してみました。不動産ものって結構好きなんですよね。 新築物件とか見るの大好きですし。別に買わなくても、チラシとかの間取り見てる だけでも楽しい。…
湊さん最新刊。美容整形をテーマにした黒湊系心理サスペンス。一人の少女の自殺に ついて、美容外科医の橘久乃が、彼女と関係のあった様々な人々にインタビュー して行く話。インタビューされた側の独白のみで構成されています。インタビュー に答える形の独…
はるか昔に買った積ん読書庫の一冊。ヤフーブログ時代にやり取りさせて頂いて いたブログのお仲間さんがとても好きだと言っていたので、買ってあった作品。 その方、途中からコメント欄を閉じてしまわれたので、全然交流がなくなって しまっていたのですけれ…
図書館休館中の為、自宅本棚から選んだ次の本はコレ。随分前に姉に借りたまま 積ん読状態だったので、これを機に読むことにしました。真梨さんの作品は 前に一作か二作読んだきりでしばらくぶり。ほとんどの作品がイヤミスより と聞いているので、なかなか手…
はじめましての作家さん。図書館新刊情報でタイトル見て、面白そうだったので 借りてみました。東京創元社(ミステリ本では絶大な信頼を置いている版元) だしね。 読んでみて、少し前に読んだ綾瀬まるさんの『さいはての家』とかなり設定が 似ていて、びっ…
第155回芥川賞受賞作。今更ですが、読んでみました。賞獲った時は予約が すごくて全然借りられなかったんですよね。やっと予約がゼロになったので 借りられました。本がボロボロ(笑)。普段新刊本を借りる方が圧倒的に多いので、 これだけたくさんの人に…
久々の森絵都さん。もともとは好きな作家さんですが、最近はなんとなく スルーしちゃう作品が多かった。これはなんとなく新刊情報のところ読んで、 読みやすそうな感じがしたので借りてみました。 うん。確かにめっちゃ読みやすかった。なんせ、一話が5ペー…
『婚活1000本ノック』や『ぬるま湯女子会、38度』など、女性の現実を リアルに(時には痛く^^;)描くのがお上手な南さんの新刊。タイトルが 面白そうだったので借りてみました。女性にとって、ダイエットというテーマは 永遠に興味があるものですか…
万城目さんの最新エッセイ。京大受験で失敗して浪人してから、作家になるまで を時系列で綴った青春エッセイ。 作家として華々しくデビューしてから順調に作家街道を歩む著者が、これほど 作家になるまでに紆余曲折してきたとは驚きました。なんか、著作やエ…
ミッチー最新刊は、『カラスの親指』の続編。なんか、タイトルの付け方が 似ていたから、もしや、とは思っていたのですが、実際そうだとわかった時は 嬉しかったです。とはいえ、『カラス~』読んだの大分前だから、全然内容 覚えてなくって、誰が誰やら状態…
湊さん最新作。王様のブランチで特集されていたのを観て、面白そうだと 思っていたので、回って来るのを楽しみにしていました。 黒湊さんのような、白湊さんのような、割とどっちつかずな感じの ストーリー。読後感的には白でもいいと思うんだけど、扱ってい…
又吉さん最新作。今までで一番の長編で、360ページ超え。三作目という ことで、どういう主題を選んで来るのかなーと思ったんですが、タイトル 『人間』という、結構直球な主題で来たので、期待していたんですが・・・ むぅ。これは、正直に云って、とても…
水木さん新刊。図書館の新着案内でタイトル見て、これは面白そうだぞ、と思って 予約してみました。水生さんの作品は食指が動くのとそうでないのとあるから、 読んだり読まなかったりなんですけども。 これは当たりでしたねー。タイトルでかなりハードル上げ…
刀城言耶シリーズ最新刊。3つの短編+中編一編が収録されています。どれも さすがのクオリティ。しっかりミステリとホラーテイストを融合して、読み応え あり、技ありの良作揃いでした。相変わらず二転三転四転する言耶の推理には 若干イラっとさせられまし…
道尾さん、話題の最新作。テレビで紹介されたらしく(多分ブランチ)、やたらに 予約数が多くて、結構早めに予約したのに、随分待たされました。以前に読んだ 東京創元社のミステリフロンティアから出た『蝦蟇倉市事件』の1に収録された 『弓投げの崖を見て…
しをんさんの最新エッセイ。まってましたー!これこれ、こういうのが読みたかったのよー!って感じで、めっちゃ楽しかったです。女性ファッション誌「BAILA」に5年に亘って連載されたエッセイをまとめたもの。タイトルは、連載一回目でいきなり、タクシー運…
宮部さん最新作。現代ものの長編かと思って楽しみにしてたんですが、読み始めてみたら短編集で、しかもSFばかりを集めた作品集でした。ファンタジーでもミステリーでもホラーでも時代ものでもない、SFとは。そういえば、初期の頃の宮部作品は結構SF風のもの…
こんばんは。九州地方の豪雨、心配ですね。熊本なんか、地震の被害だって 大きかった場所なのに。降らない年はまったく降らなかったりするのに、 今年の梅雨は異常ですね・・・ここ数年の異常気象は一体どうなっているんでしょう。 ついつい何かの前触れでは…
こんばんは。今日は梅雨の中休みといったいいお天気で、洗濯物もよく乾きました。 週末からはまた雨になるみたいですが。じめじめどんよりしていて気分も 下がり気味になっちゃいます。梅雨が明けたら明けたで猛暑がやってくる のでしょうけどね~^^;今年…
こんばんは。前回お知らせした小さい水槽のメダカたち、一匹を覗いてほぼ全員が 体調不良になってしまいました(涙)。唯一、後から入れた紅帝めだかのオス だけがなんとか大丈夫そうな感じではありますが。それでも、大きい水槽の紅帝たち に比べるとやっぱ…
舞城王太郎さんの「されど私の可愛い檸檬」。 2ヵ月連続作品集刊行、2冊目家族篇。舞城王太郎が描く「家族」の愛、不思議、不条理。 姉の棚子は完全無欠。その正しさは伝染するようで、周りもみんないい人ばかり。でもそれって 怖くない? 幸福の陰に潜む狂気…