ミステリ読書録

ミステリ・エンタメ中心の読書録です。

法月綸太郎「赤い部屋異聞」(KADOKAWA)

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いろいろな作品のオマージュ作品ばかりを集めた短編集。9作収録されています。

原典を読んでいる作品が多分一作もなかった為、オマージュと言われても、

いまいちピンと来なかったのが悲しいのですが・・・まぁ、元ネタを知らなくても

全然問題なく読める話ばかりではありますけどね。幻想小説っぽい作品が多いので、

もうちょっとミステリよりの作品が多い方が個人的には好みだったかなぁ。

読み終えて、強烈に印象に残ったって作品も特になく・・・どれもさらっと忘れて

しまいそう^^;それに、オチを読んでもいまいち理解出来ないものとかも

あって(アホ過ぎる・・・)。

全体的にもやもやした感じの読後感だったなぁという、ぼやっとした印象しか

残らなかったです・・・。なので、感想がとても難しい。というか、特に

感想が、ない・・・(おい)。

実は、アンソロジー等で既読の作品がかなり多かったんですよ。でも、これ

読んだよなーって覚えてたのがほとんどなくって。一作ごとにこの作品が

誰のオマージュ作品なのか、あとがき解説が挟まれているのですが、そこ読んで、

あ、これあの時読んだやつだったのかーって初めてわかった作品ばっかりでした。

ということは、多分今回二度目に読んでもまたすぐに忘れちゃうんだろうな~

・・・と(酷)。

ま、のりりんに限らず、幻想的なオチの作品って総じて同じような感想になる

ことが多いんですけどね。

というわけで、感想らしき感想が書けず、作品のレビューになってなくて

ごめんなさい。好きな人は非常に好きなタイプの作品集ではあると思います。

コロナ自粛でマンガばっかり読んでる今の私には、ちょっと難しいお話が

多かったかな・・・。