人見知りで引っ込み思案の主人公・日和が、ひとり旅に目覚めていろいろな場所に
旅に出ることで、成長していくシリーズ、第二弾。
前作の始めと終わりを比較した時も、主人公の日和は随分成長したなぁと思って
いましたが、今回は更に旅がステップアップしています。ペーパードライバーを
卒業して、現地で車移動できるまでになったんですから。確かに、旅行で車が
使えるのとそうでないのとは行ける場所の範囲が大きく変わって来ますからねぇ。
現地でレンタカー使えるまでになるとは、日和はすごいです。私自身がペーパー
ドライバー人間なので、日和の頑張りは尊敬に値しますね。車の運転ができれば、
近場なら日帰りでいろいろ行けるようになりますもんね。ひとりでふらっと旅行
するなら一番いい手段かも。まぁ、電車や飛行機の旅も、それはそれでいいもの
ですけども。
今回、日和が旅するのは、函館、房総、大阪、出雲、姫路。私が行ったことがある
のは、函館と房総と大阪かな。函館の夜景を観に函館山をロープウェイで登ったこと
を思い出します。懐かしいなぁ。大阪のたこ焼きには私も当時感動したけど、冷めて
しぼみかけのたこ焼きが美味しいっていうのは知らなかった。たこ焼き食べる為
だけに旅に出るって、なんかいいですねぇ。旅の目的って、そんなものでもいい
のよね。前の仕事の後輩が、彼氏とラーメン食べる為だけに、九州だって日帰りで
行くって話してたのを思い出すなぁ(とにかくラーメンが好きな子だった)。
しかし、恋にも奥手だった日和が、恋心を抱く蓮斗に会いたいが為に房総まで
行ってしまったのには驚きました。ある意味ストーカーのような(苦笑)。
久留里城って初めて知りました。千葉県民には有名なスポットなんでしょうか。
積極的になった甲斐あって、実際蓮斗に会えてしまうあたり、ちょっとご都合主義的
に感じなくもなかったけど、そうじゃないと物語にもならないしね(苦笑)。
でも、せっかく会えたのに、その態度じゃダメでしょ~~~!と読みながらついつい
ツッコミ入れたくなっちゃいました。
チャンスをことごとくダメにしてしまうところが、日和らしいのかもしれませんけど。
蓮斗にも、食事くらい誘え!と言ってやりたくなりましたし。蓮斗の態度から、
日和に対して少なからず好印象は持っていそうなのだから。でも、この二人の性格
だと、恋が成就するのはもうちょっと先になりそうかなぁ。5話の麗佳の結婚式で
再会出来て、しかも一緒に受付もやったのだから、さすがにプライベートの連絡先
交換はしていると思いたい・・・。
毎回出て来るご当地グルメが何とも美味しそうで。夜読んでたらお腹が空いて
しょうがなかったです^^;
そして、日和が旅に出て、いろんな経験をして成長して行くのを読んでいると、
もう、もう、私も無性に旅に出たくて仕方なくなりました。旅行行きたいよぅ。
行きたい行きたいいきたぁぁぁいいっっ!!!えーん。コロナのばかー。ぐすん。
早く落ち着いて、また旅に行けるようになりたいなぁ。温泉入りたい。美味しい
ご当地グルメ食べまくりたい。パワースポットで運気上げたーーーい!
日和の次の旅行記を読む前に、どこかに行けるようになるだろうか。
どうかどうか、早く行けますように!(念を送る)