ミステリ読書録

ミステリ・エンタメ中心の読書録です。

青山美智子「チョコレート・ピース」(マガジンハウス)

青山さん新作。チョコレートを題材にした掌編ばかりを集めた作品集。an・an

で連載されたものが12作、描き下ろしが12作収録されています。

チョコレートに纏わる人生のいろんな瞬間を切り取っています。出て来るチョコレート

菓子もさまざま。チョコバナナ、キューブチョコ、マカデミアナッツチョコ、

シガーチョコ、タブレットチョコ、キットカット、チョコフラペチーノ、

誕生日ケーキのチョコプレート、ハイカカオチョコ、チョコレートアソート、

ガトーショコラ。

私もチョコレート大好きだから、読んでてめっちゃチョコレート食べたくなりま

した(笑)。

an・anに連載された12編がBOX1、描き下ろしの12編がBOX2として構成されて

います。描き下ろしのBOX2の方は、BOX1では脇役だった人物が主役を務め

ます。青山さんらしい、とても凝った構成と人物関係。全部は追いきれなかった

気がするなぁ。BOX1の仕掛けには驚かされました。同じ仕掛けの作品はいくらでも

読んだことあるんですけどねー。全然気づいてなかったなぁ。年齢も出て来る

登場人物もバラバラだし。もちろん、そこが狙いなのでしょうけどね。

ただ、毎回思うけど、ちょっと青山さんの人間関係って、凝り過ぎててあんまり

リアリティがないんだよね。上手く繋がり過ぎの感があってね。もうちょっと、

すっきりわかりやすくしてもらえないかなぁと思っちゃう。アホな読者なもので^^;

上手いのは間違いないんですけどね。

上手いんだけど、あんまり心に残らないって感じかなぁ。短いしね。

でも、ついつい新しい作品が出ると読んじゃう。なんか、中毒性のある作家さん

だなぁと思いますね。

今度は長編が読みたいかな。