ミステリ読書録

ミステリ・エンタメ中心の読書録です。

畠中恵「あやかしたち」(新潮社)

しゃばけシリーズ最新刊。ネット調べだと、第24弾だそう。もうそんなに出て

たのかー。毎年一作づつ出てるはずなので、一作目から24年経ってるってこと

なのかな?初期の頃はもしかしたら年一じゃなかった可能性もあるけど(私は

確か3~4作目辺りからリアルタイムで追いかけ始めたんじゃなかったかなぁ。

うろ覚えですけども。ブログ開設前だったのは確かだと思う。昔一時期やり取り

していた読書好きのメール友達から教えてもらったんですよね。今どうしているの

かなぁ。

今回は、長崎屋の離れに住むあやかしたちの暮らしを羨んで、日本全国から

あやかしたちが大集合しちゃうお話。みんな、長崎屋の離れで暮らしたい

んですねぇ。離れに現在住んでいるあやかしたちを追い出して、自分がそこで

暮らしたいと主張する。それぞれの言い分は、みんな自分勝手なものばかり。

なんでそんな無理な主張が通ると思ってるんだ、と呆れ果てるばかりでした。

とはいえ、お人好しの一太郎は、どんなに無理な要求を突きつけてくるあやかし

たちがいても、無下に断ることはせず、公平に判断しようとする。一太郎

性格はわかっているつもりですが、やっぱり、今一緒にいるあやかしたちのため

にも、ちゃんと断る強さも持って欲しいなぁと思ってしまった。相手の言い分を

真に受けて、本来ならしなくてもいい筈の競争をする羽目になったり、理不尽に

呪いをかけられる羽目になったりする訳ですからね。今回の一太郎の言動には、

ちょっとイライラさせられることも多かったな。まぁ、一番ムカついたのは、

自分たちの希望ばかりを押し付けようとする初登場のあやかしたちに対して

でしたけどね。

とはいえ、最終的には、一太郎の計らいのおかげで、ちゃんと双方上手く収め

られてよかったですけどね。なんだかんだで、一太郎って身体は病弱だけど、

頭は切れますよね。

今回、河童の禰々子からもらった秘薬を服んだ一太郎が、鳴家に変身しちゃう

話があるんですが、鳴家化した一太郎のはしゃぎっぷりが微笑ましかったです。

子鬼たちと楽しそうに遊ぶ一太郎が新鮮でしたし、いつも病で寝付いてばかりで、

外で子鬼たちと駆け回るなんて夢のまた夢ですから、駆け回ってはしゃぐ一太郎

見れたのも嬉しかったですね。現実でもそんな日が来るといいのにね・・・。

そういえば、このシリーズアニメ化されたそうで。いつやってるのか知らないけど。

今後、ますます人気が出そうですね。