
八雲の新シリーズ第二弾です。基本、主人公は八雲を慕う大学生の深水蘇芳の方
ですが。弟子になった蘇芳は、いろいろと暗い過去を持っていて、しかもその
ことをすっぱりと忘れているという問題ありありな子なので、蘇芳がいかにその
過去と向き合って乗り越えていくか、がこの新シリーズの肝になるのかな、と
思います。今回もちょっとづつ明らかになってますしね。なんとなく、彼の
身の上がわかってきたかなって感じですね。蘇芳の父親の正体もわかりましたし。
八雲同様、父親によって人生狂わされて来たってやつですね。八雲も、そういう
ところで蘇芳のことが放っておけないのかなと感じます。八雲って、依頼人
に対してもそうだけど、口では面倒がってても、なんだかんだで頼られると
ほっとけないお人好しなところがありますよね。でも、蘇芳に対しては、それ
以上の感情を持って接してるように思えます。今回、それが裏目に出て、蘇芳と
一時仲違いみたいな形になっちゃいますけど。晴香ちゃんの時でもそうだったけど、
不器用過ぎて、なかなか本心が相手に伝わらないのがもどかしいところですね。
蘇芳のキャラは、まだいまいち掴みきれてないところがあるんですけどね。いい子
なのは間違いないけど、やっぱり過去の出来事が足かせになってる感じがあって、
他人から一歩引いちゃうところがある印象。八雲のことは慕ってるんだろうけど、
それだけにあと一歩が踏み込めずに、余計にこじらせちゃう感じ。まぁ、八雲となら、
それも超えられそうですけどね。
前作で一緒に<心霊現象研究同好会>を立ち上げた心音とも、微妙にまだ距離が
ある感じ。心音も邪な気持ちを持って蘇芳に近づいているからなぁ。心音に関して
は、蘇芳に対して相反する気持ちがあって、葛藤してるところもあるみたいですが。
今回初登場の藍の存在によって、蘇芳と心音の関係も変わって行きそうですね。
なんか、三角関係に発展しそうな予感が・・・。藍はなんとなく晴香とキャラが
被るような。どっちかというと、蘇芳に合いそうなのは藍の方って感じがするけどね。
八雲の方は、晴香ちゃんとの交際も順調そうで良かったです。晴香ちゃんの登場が
少なくてちょっと寂しい。二人のラブラブシーンをもうちょっとお願いしたい
とこです(笑)。晴香に対しては相変わらず冷たい態度なのかと思いきや、意外と
しっかり恋人同士感があったので、ちょっとびっくりした(苦笑)。さすがの八雲
も成長してるのね(笑)。
しかし、どうしても石井刑事の今のキャラに違和感を覚えてしまうなぁ。こんなに
短期間で出世しすぎじゃない?1から20年くらい経ってる設定ならまだしも。
多分まだ30代前半とかですよね?あのヘタレな石井さんが良かったのに。まぁ、
相変わらず後藤さんの前ではヘタレに戻るところでほっとしたけども。コンビを
組む結衣子のキャラもやっぱり好きになれないしね。なんで、ことあるごとに
婚約者のいる石井さんに色目使うんだか。あわよくば今の恋人を蹴落として、
自分がその座に収まろうと思ってるところに辟易します。ま、毎度ながら石井
さんの恋人(真琴さん)自慢にあって撃沈してるから、いい気味って思っちゃう
んですけどね(黒べる)。
しかし、ラストで、殺人事件の犯人を目の前にして、あっさり取り逃がしちゃう
警察(石井さん)ってどうなんだ、と思いました。かなりの失態になるのでは、
と思ったのに、大した問題になってないのに違和感しかなかったです。
次作では、もう一歩蘇芳の過去に踏み込むことになりそうですね。妹は生きて
いるのかな。