ミステリ読書録

ミステリ・エンタメ中心の読書録です。

古内一絵「女王さまの休日 マカン・マランボヤージュ」(中央公論新社)

大好きなマカン・マランシリーズ番外編。続編が読めるとは思っていなかったので、

新作が出たと知った時はとっても嬉しかったです。またシャールさんに会えて

嬉しかったなぁ・・・。

今回は、常連客でフリーのライターをしている安武さくらの台湾出張にシャール

さんとお針子のジャダが付き合って、台湾を旅するお話。現実では総理大臣の

発言でいろいろと不穏な話題が多い台湾ですが・・・やはり素敵な国だなぁと

思わせてくれる作品でしたね。もちろん、歴史的に暗い過去を持つ国でもあるので、

その辺りの歴史的背景も少し触れられていますが。

四作+エピローグの構成で、一作ごとに主人公が交代します。一話目はさくら、

二話目はジャダ、三話目はシャールさんたちの不在中にお留守番役をかって出た

丸の内の派遣OLの真奈、四話目がシャールさん。どのお話に出て来るお料理も

美味しそうだったなぁ。やっぱり、台湾は美食の国ですよね。真奈のお話では、

魯肉飯(ルーローハン)が出て来ました。日本でもブームになりましたよね。

本場のものは私も食べたことないですが、美味しそうなのでレシピを検索して

何回か簡単そうなのを作ったことがあります。八角入れると本場っぽい味に

なりますが、これは人によっては苦手な場合もあるかも。

一話目のピーナッツ豆花もめっちゃ美味しそうだったな。豆花(トウファ)は、

豆腐を使った台湾スイーツ。日本でもメディアで取り上げられたりする度に、

美味しそうだな~と思ってました。身体にも良さそうだしね。四話目に出て来た

台湾珈琲も飲んでみたい!珈琲豆が高騰する中、こういうアジア圏の珈琲豆が

量産されて日本に入って来れるようになるといいのになぁ・・・と思いましたね。

珈琲はインスタントも飲むけど、時間がある時は豆で買ったのを挽いて飲んで

いるので・・・昨今の珈琲豆高騰にはほんと参ってるんですよねぇ・・・。

日本で栽培している方もいるんでしょうけど、気候的に量産は出来ないでしょう

からね~。

そういえば、ベトナムでも珈琲は有名ですね。でも、ベトナム珈琲の豆って

ベトナムで採れてるやつなのかな?アジア圏でも結構珈琲豆を生産してる所って

あるのかなぁ。

今回も悩みを抱える人々に優しく寄り添ってくれるシャールさんが素敵でした。

台湾のショーに出場したシーンは興奮したな~。いや~、観てみたいっ。

ロードムービー的な面白さがあって、海外編もいいなぁと思いました。シャールさん

なら英語もペラペラでしょうし、他の国バージョンも、いくらでも書けそうですし。

今回はシリーズ10周年を記念して書かれたようですが、そんなの関係なくまた

新作書いて欲しいなぁと思いますね。

ああ~、台湾めっちゃ行きたくなっちゃったな。台湾茶も飲みたい~。