ミステリ読書録

ミステリ・エンタメ中心の読書録です。

大倉崇裕「やっぱり犬は知っている」(双葉社)

警察病院で働くファシリティドッグのピーボが活躍する大人気シリーズ第二弾。

相変わらずピーボが賢い!可愛い!瀕死の極悪人に口を割らせるという極秘の

任務をしっかり遂行するピーボが、とにかくかっこ可愛いシリーズです。

確かに、こんな瞳のきれいなワンコが瀕死の時に目の前に現れたら、どんな極悪人

でも何でも洗いざらいしゃべってしまいそう。まぁ、中には犬が嫌いだったり

苦手な人もいるでしょうから、全部が全部そうなるとは言えないでしょうけども。

ピーボはあくまでもファシリティドッグであり、警察犬ではないと度々強調

されているけれど、賢さに於いてはそこらの警察犬よりも上じゃないかと思うほど。

何でもお見通しというか。

ピーボのお世話係の笠門巡査部長との関係が良いですね。お互いに信頼し合って

いるところが微笑ましい。笠門も、あくまでもピーボを動物としてではなく、

自分の頼りになる相棒として受け入れているところに好感が持てます。実際

そこらの警官より遥かに賢いしねぇ。その上、どんな人でも一緒にいるだけで

癒されちゃうんだから、スーパーわんこですよね。私も、ピーボの黄金の毛を

なでなでしてみたい・・・!!!

ミステリ的には、ちょっと人間関係複雑だったり、推理が強引だったりするところも

あるけれど、ピーボがその場にいるだけでなんだか場が和むというか、まぁいいか

って感じになっちゃう(苦笑)。意外と事件はハードなものが多いのですけどね。

大倉さんの他のシリーズとのクロスオーバーもファンとしては嬉しいところ。

今回は、名前は出て来ないけれど警視庁いきもの係シリーズの薄ちゃん、しっかり

名前も出て来た『問題物件』シリーズの犬太が登場してニヤリ。繋がってます

ねぇ。そのうち、犬太や薄ちゃんとピーボとの共演もあるかな?

しかし、相変わらずピーボをついついピーポと呼びたくなってしまう私。

警察=ピーポくんのイメージが強すぎるんかな^^;

今回も、多いに穏やかで賢いピーボに癒された一冊なのでした。