
初めましての作家さん。なんでこれを借りようと思ったのか、はっきりと覚えてない
のですが、確か好きな読書系YouTubeチャンネルの方がオススメしていたからじゃ
なかったかな。もう一冊本格ミステリ系の新人の方の作品予約してるから、そっち
だったかもしれないけど。
孤島☓連続殺人☓未完の館ということで、まさに好みど真ん中って感じの設定に
わくわくしながら読み始めたのですが・・・う、ううーーーーむ。読み終えて、
は?
という感想しか・・・。X大学のミステリー研究会のメンバーが、有名建築家が
失踪したという伊豆諸島とある孤島に行って夏合宿を計画。しかし当日、学生たちが
乗ってた船が島に到着した直後になぜか突然炎上してしまい、水も食料もほとんど
ない状態で取り残されて、サバイバルしなきゃいけない中で連続殺人が起きる・・・
って内容なんですが(長い)。
なんか、要所要所でツッコミ所が満載というか。納得が行かない要素が出てくると
言うか。ずっとモヤモヤしたまま読み進めていて、最後の展開で最高にモヤモヤ
して終わった・・・って感じだった。
出て来る登場人物も好感持てる人間がほとんど出て来ないし、最初主要登場人物
だと思った人物が、ある理由から孤島サバイバルが始まる前に退場しちゃうし。
そんな退場の仕方だったのに、極限状態で仕方がないとはいえ、誰もそのことを
悲しんだりしないし。同じサークルの仲間だったじゃん・・・。まぁ、確かに、
次第に自分が死ぬか生きるかって極限状態に陥れられる訳だから、他人を構ってる
余裕がないのはわかるけど・・・。
時間が経つにつれて、飢餓と喉の渇きで人間関係が殺伐として行くところは、
リアルといえばリアルだったけど。人間の本性が見えて来るというか。でも、途中
からみんな水分摂ることだけに執着してて、飢えに関してはあまり触れられて
いなかったのがちょっと不自然に感じたのですけど。極限状態に置かれると、
とにかく水分のことしか考えられなくなっちゃうものなんですかね。一度だけ、
得体の知れない貝食べただけで、何十時間も食べ物のことを考えずにいられる
ものなのかなぁ。ま、その中で殺人も起きてる訳だから、それどころじゃないのか。
一番ツッコミ入れたくなったのは、犯人の動機だなぁ。何だソレ、と思いました。
でも、同じような動機の作品、どこかで以前読んだことあるんですよね。今回の
場合は、そんな理由で何人も人殺せるってのがまず信じられなかったですけど
ね・・・。
あと館の秘密もね。ミステリー小説として、それは反則なのでは・・・と思って
しまったよね。そんなのあったら何でもありじゃん、みたいな(苦笑)。
で、生き残りが最後の二人になった後の展開がねぇ。ネタバレなしで感想書くの
難しいなぁ。なんなの、この二人って思いました。はい。最後、作者としては
きれいに終わらせて満足って感じなのかな。完全に読者置いてけぼりって印象しか
持てなかったけどね。結局この後助けは来るのか来ないのか。リドルストーリー
みたいな終わらせ方でしたけど、助けが来ても来なくても地獄しか待ってないよね。
だったら来ないままの方がこの二人にとってはいいのかもね。
他にもちょいちょいツッコミ所があったと思うけど、忘れちゃった^^;とにかく、
最後までモヤモヤしたままでしたね。ちょっと自分的には残念な作品でした。