ミステリ読書録

ミステリ・エンタメ中心の読書録です。

「みぃつけた」文:畠中恵 絵:柴田ゆう/新潮社刊

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畠中恵さんの絵本「みぃつけた」。

病弱な為、いつも一人ぼっちで寂しく寝込む幼い一太郎。江戸薬種問屋「長崎屋」には
たくさんの人が行き来するが、誰も一太郎の相手をしてくれる人はいない。そんな時、
一太郎の前に長崎屋に住み着く小さな子鬼たちが現れた。「彼らを捕まえてお友達に
なってもらうんだ!」そう決心した一太郎は子鬼たちを追いかける。逃げる子鬼。追う
一太郎。鬼ごっこの果てにはちゃんと仲良くなれるかな?しゃばけシリーズ番外編、絵本に
なって登場!

しゃばけシリーズが可愛い絵本になりました!いや~、最近女子高生の間で流行っている
‘※キュン死に’という言葉をご存知でしょうか?私はこの本でまさしく‘キュン死に’
しました・・・(笑)。ちっちゃい頃の健気な一太郎にもだし、何より家鳴たちにもう
やられっぱなしでした。か、か、可愛すぎる~~~!しかも今回家鳴の意外な特技も
披露。面白い。あんなことも出来ちゃうのね!ふ~ん。あと出てくる擬音がいちいち
可愛くてほわ~んとした気持ちになれます。確かにきゅわわ~~っとか叫びたくなる
かもしれない・・・(でも実際は叫んでないですよ、abeさん)。

やはりストーリーも良いけれど、しゃばけシリーズの挿絵を担当している柴田ゆうさんの
絵が最高です。絵とストーリーが絶妙にマッチしていて、是非手元に置いておきたい
一冊。お子様がいらっしゃる方には是非一緒に読んで欲しいですね。しゃばけシリーズを
読んでない方でも、これだけで楽しめますよ。一太郎と家鳴の心温まる友情を読めば、
ささくれた心も癒されます(いや、私のことです。すいません)。

書店で見かけた際には是非お手に取ってみて下さい。立ち読みでも簡単に読めますから(←オイ)。
ちっちゃい一太郎とちっちゃい家鳴たちに萌え~~~って、顔がにへら~としちゃう筈です。
え、私だけ?いえいえ、絶対私だけじゃない・・・と思うんだけどなぁ。


※ちなみに‘キュン死に’の原典は中原アヤさんの「ラブ・コン」という漫画。
可愛くて死にそうというような意味合い(多分)の造語です。面白い漫画です。
合わせてどうぞ(!?)。