ミステリ読書録

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枢やな/「黒執事 1 」/Gファンタジーコミックス刊

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枢やなさんの「黒執事 1 」。

英国の名門貴族、ファントムハイヴ家の12歳の若き主人に仕える執事・セバスチャン。
知識・教養・武術などパーフェクトに身につけ、料理とお茶の腕前はどんな料理人にも
ひけを取らない。そんな彼の最高のおもてなしが、今日も客人の心を魅了する・・・しかし、
そんな超人ばなれしたスーパー執事の本当の正体とは――!?


なんとなく表紙に一目ぼれして買った本書。ひねくれた美少年当主に仕える美貌の青年
執事、という設定がなんともツボで、好きだなぁ、コレ。しかもこの執事・セバスチャン、
本当に何者!?という位おもてなし技術に長けている。こんな凄腕執事に是非おもてなし
されてみたい、と誰しも思う筈。特に彼の作るお菓子が最高。ひねくれ当主・シエル少年が
「彼の作るスイーツより美味しいものを食べたことがない」という位の腕前なのだから
推して知るべし。絵にするとまためちゃくちゃ美味しそう。た、食べたい。

絵も綺麗で、本の装丁もかなり凝っているので、とてもアーティスティックなセンスを感じます。
絵柄的に少年漫画かと思って買ったのですが、少女漫画のようです。内容読んでみたら、
ちょっと花ゆめの由貴香織里さんっぽい雰囲気だな、と思いました。そういえば、作品の
雰囲気も絵もカインシリーズに似てるかも。あちらよりもコメディぽいけど。でも終盤で
明らかになるセバスチャンの正体を考えると、そのブラックさ加減も共通点があるような。

とにかく、セバスチャンのスーパー執事ぶりに脱帽!の一冊。
帯の文句が「その執事、有能・万能・異能・最強・最高!」ですから^^;
まぁ、正体を知ると・・・納得、ですが。

ちなみに作者の名前は「トボソ・ヤナ」と読むらしい。なんでこんな読めないPN
つけるんだー!!