ミステリ読書録

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プリンセスの輝き ティアラ展 ~ 華麗なるジュエリーの世界 ~

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東京・渋谷 Bunkamura ザ・ミュージアム
< プリンセスの輝き ティアラ展 ~ 華麗なるジュエリーの世界 ~ >

18世紀から現代までの、実際に着用されたティアラを約100点集めた日本初の
ティアラだけの展覧会。名門宝飾店の作品も数多く展示され、貴族・社交界の絢爛豪華な
雰囲気を堪能できる。

テレビや新聞などでも取り上げられ、結構話題になっているようなのですごく混んでいるかも
とやや構えて行ったのですが、それほどではなかったです。ティアラだけ、というのが、男性客
の気を惹かなかったせいでしょうか。やっぱり、お客さんのほとんどが女性でしたね~。

ちなみにティアラとは、女性が正装の際に身につけるヘッドジュエリーのこと。王様が
つける王冠とはまたちょっと違うのかな(あれはクラウンだし)。昔は既婚女性のみしか
身につけられなかったらしいです(いや、どっかの国だけかもしれないけれど)。
高貴な階級の象徴ということで、とにかくどのティアラもこれでもか!という位お金がかかって
そうな豪華な作り。ダイヤモンド何個使ってるんだ!?と数えるのに気が遠くなるものが
ほとんどでした。時代や国ごとにデザインが違っていて面白かったです。


< ヘッセン大公妃 プリンセス・アリスのダイアモンド・ティアラ >
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< プリンセス・シクストのブルボン=パルム・ティアラ >
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私はそんなに宝石とかジュエリーには興味がないのですが、こういう昔の時代の絢爛豪華な
宝飾品はやはり観てるだけで目の保養になりますね。もう、技術と贅を思う存分凝らして精巧に
作られた芸術品。目がチカチカする位光り輝いていました。
始めの方に展示されていたアメジストのティアラは圧巻でしたね。まぁ、一個一個のアメジスト
の大きいこと!普通にその辺に置いてあったら間違いなく本物だとは思えないですよ~^^;
あと中盤の方にあったイエローダイヤのティアラもすごかったな~。確かイエローダイヤって
すごく高価だった気がするのですが・・・。

面白かったのは、頭の両側やシニョンの前を飾る本物の鳥の羽がついたエイグレットという
ユニークなティアラ。17世紀~18世紀後期頃に流行り、一旦すたれたものの、19世紀後半に
また脚光を浴びたそう。
特にハチドリ(ハミングバード)と、ふくろうのブローチがとても可愛らしくて、行ったり
来たりして何度も観てしまった。


< ペアのハミング・バードのエイグレット/ ブローチ >
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展示会の最後にはトリノ五輪で金を取った荒川静香さんのティアラや、ミキモトの新作
ティアラも飾ってありました。荒川さんのティアラはめちゃくちゃシンプルで、あんまり
ティアラっぽくはなかったけど、なんと、学生がデザインしたものなのだそう。その学生も
採用されてびっくりだったでしょうねぇ。
ミキモトのティアラは、いかにも日本人が作ったというような、お花が散りばめられた
繊細で可愛らしいデザインで、とても素敵でした。う~ん、叶わぬ夢だとは知りつつも、
あんなの身に着けてみたい~と思いました(でも実際頭にのっけたら緊張で固まってしまう
かも^^;)。

宝飾品好きの女性必見です!
プリンセス気分に浸れますよ~^^
(~3/18まで)