ミステリ読書録

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菅野文/「オトメン(乙男) ② 」/白泉社 はなとゆめコミックス刊

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菅野文さんの「オトメン(乙男)◆廖

内に秘めた乙女心を押し隠し、男らしく振舞う‘オトメン’正宗飛鳥。ある日、飛鳥は
女と間違えられて不良にナンパされている美少年・有明大和を助ける。日頃から男らしく
なりたいと切望していた大和は、飛鳥の男らしさに惚れ込んで‘弟子にして欲しい’と
志願してきて・・・。


智さんお待たせしました・・・って全然待ってないか(笑)まさか、あのコメントから
こんなに早く二巻が出るとは思ってませんでした^^;今日本屋に行って「な、なんて
イムリーなんだ!」と思いましたです・・・(新刊情報全然チェックしてなかった)。

さてオトメンオトメンとは何ぞや?と読まれてない方はお思いでしょうが、乙女的な
趣味・思考・特技を持つ乙女チックな男子
のことでございます。本書の主人公飛鳥ちゃん
は、文武両道、眉目秀麗、硬派で人望も篤い、一見パーフェクトな’男の中の男’。でも
実は彼の趣味・思考は完全なる乙女趣味。料理・裁縫・掃除は完璧、少女マンガが何より
大好きな完璧な‘オトメン’なのです。学園一のヒーローである彼が周囲にはひた隠している
この趣味、知っているのは同級生の橘と飛鳥が恋する少女・都塚りょうのみ。りょうに
対する恋心はまさしく‘乙女’。
いやもう、とにかく飛鳥ちゃんが可愛い。何が面白いって、嫌なことがあると飛鳥ちゃんは
ストレス解消にぬいぐるみ作ったり、ベタ甘な少女マンガを読んで心ときめかせちゃったり
するのです。一見硬派にしか見えない高校生男子がですよ!笑えるでしょ・・・。
でも飛鳥ちゃんは少女の心を持っているだけでなく、本当に純真で純情な心優しき少年で、
素敵なオトメンなのです。困っている人を見たら颯爽と助けてあげる王子様的なところも
あるし。イケメンでオトメン。いやーこんな弟が欲しい・・・(恋人なんて贅沢は言わない)。

今回はクリスマスの回が良かったなー。涙ぐましい努力でのパーティのセッティング。
当日の吹雪にも関わらず、りょうちゃん会いたさに雪の中目的地目指して突き進む
飛鳥ちゃんの姿にホロリ・・・。

まぁ、とにかく面白い漫画です。女性なら飛鳥ちゃんに母性本能をくすぐられること
間違いなし!男なのに少女マンガが好き!でも恥ずかしくて周りにいえない・・・という
男性諸君。きっと共感が持てる筈ですよ~(笑)。