ミステリ読書録

ミステリ・エンタメ中心の読書録です。

「20世紀少年」

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「20世紀少年」/監督:堤幸彦
        /原作:浦沢直樹
        /キャスト:唐沢寿明豊川悦司常盤貴子香川照之石塚英彦宇梶剛士他。


< あらすじ >
翌年に大阪万博開催を控え、人類が初めて月に降り立った1969年の夏、小学生のケンヂは、同級生
の仲間たちと空き地の原っぱに秘密基地を作った。そんな彼らの秘密の遊びの一つである“よげん
の書”には、悪の組織、世界征服、人類滅亡計画、それを阻止する正義の味方など空想の数々が
描かれ、彼らをワクワクさせるのだった(Yahoo!映画より抜粋)。


えー、今日は雨の中地元の映画館で映画二本立てを強行。まず一本目は「20世紀少年」です。
これは原作を読みたい読みたいと思いつつ、周りに誰も持ってる人がいなくて、巻数も多いから
今更大人買いする勇気もなく、結局読み逃していた作品。「YAWARA!」時代から浦沢作品は
大好きで、「マスターキートン」「MONSTER」どちらも大興奮して読みました(だったらこれも
読んどけよって話なんですが^^;)。

原作を読んでいないとわかりにくいかも、という話も聞いていたので少し心配していたのですが、
いやいや、全然そんなことなかったです。確かにいろいろ端折ってる部分も多そうだったの
ですが、ストーリー展開は非常にシンプルなのであまり問題なかったです。個々の登場人物
のエピソードがもう少しあると良かったかな、とも思いましたが。ケンヂの仲間たち誰が誰
だか整理するのが大変だったので^^;でも、壮大なスケールの原作を纏めるには仕方ないの
かなという気もしますしね。トヨエツはもうちょっと早く出て来て欲しかったなー。冒頭で
声だけは出て来るけど、なかなかケンヂたちの前に姿を見せないので、一体いつ出て来る
んだろうと気をもみました^^;

息もつかせぬ展開で、多分二時間半位あったと思いますが、全く時間を気にせずのめり込んで
観れました。面白かった。っていうか、うおーーここで終わりかよーー!?続きが気になる~!!
って悶えてます^^;第二章は来年の1月の終わりって・・・ヘビの生殺しだよぅ(涙)。
半年も経ったら内容忘れちゃいそうだし^^;猛烈に原作が読みたくなりました。やっぱり、
マンキツ行くしかないか!?(買えよ^^;)

一緒に行った友人のうちのひとりは原作を全て読んでいるので原作と比べてどうだったか
聞いたら、かなり忠実に作ってると言ってました。キャストもそっくりだそう。確かに、私も
絵と俳優を比べた新聞記事を見て「似てるな~~~」と思いましたもん。友人が一番
感心したのは小学生時代のヤン坊・マー坊(このネーミングも懐かしいなぁ)だそうです(笑)。
ケンヂの子役もイメージぴったりでしたね。

小日向文世と宮迫と常盤貴子が同級生ってありえねーーとツッコミたくなりましたが、原作の
絵を見るとこのキャストも納得、という感じです。宮迫はちょっと違う気がしましたが^^;

堤監督らしい小ネタもちらほら入っていてニヤリ。個人的にはスポーツ新聞が『日刊エヴリー』
だったのが一番ツボだったな。松田さーーーん(by『YAWARA!』)。

ただ、子供が観るにはちょっと怖すぎるんじゃないかなぁと思いました。細菌兵器で人が
次々殺されて行く猟奇シーンなんかはかなりエグイし。最近の子供はこれくらい平気なのかなぁ。
特にR指定はかかってなかったですが。


ケーンヂ君、あーそーびーましょ~~』


この台詞はやっぱり強烈^^;怖っっ。


次回予告を観ると、次は大きくなったカンナが主人公になるみたいですね。ケンヂはどうなってる
んだろう・・・あのラストだと・・・あう。気になる。『ともだち』の正体も明かされないままだし。
でも、後ろとか横からの姿を見る限り、アノ人物にしか見えないんですけど。でもアノ人
もああなっちゃうし・・・うう、わからん。気になる。まだまだ謎の部分が多いので、
早く続きが観たいです。

それにしてもお金かかってそうだったな~^^;映像もキャストも無駄に豪華(笑)。エンドロール
見て、「え、あんな人も出てたの!?」と驚きました。結構見落としてたので^^;
エンドロールの後に次回予告があるので、最後まで席を立たれない方が良いですよ。