ミステリ読書録

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『カイジ ~人生逆転ゲーム~』

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カイジ ~人生逆転ゲーム~」


<あらすじ>
自堕落な日々を送るフリーター、カイジ。ある日、金融会社の社長遠藤という女が、カイジのもとに
借金の取立てに来る。借主本人が夜逃げし、保証人になっているカイジが法外に膨れ上がった借金を
背負っているというのだが、カイジに返済能力はない……。そこで遠藤は「一夜にして借金をチャラ
にできるどころか、大金を手に入れるチャンスがある」船に乗船することをカイジに勧める。
エスポワール(希望)と名付けられたその船の中では、人の心理を巧みに利用した「ジャンケン」
のようなカードゲームが行われようとしていた。一つ乗り越えても、次々とカイジの前に立ち塞がる
『ゲーム』の数々。カイジの命をかけた戦いが、今、幕を開ける……(あらすじ抜粋)。


行ってきました。特別ものすごい観たいって訳でもなかったのですが、友人と映画の日だから
映画を観に行こうってことになって、何の映画にしようか案を出し合った時に、なんとなく
お互いに気になっていたのがこの作品だったので、これにしました。
映画の日だったので千円で観れました。ラッキー♪映画の日で日曜ってことで、すごく混むのかと
思って結構早めに行ったら、列の一番前でした^^;でも、少し待ってたらやっぱり結構混んで
きたので、早めに行って正解でした。

内容ですが、なんともツッコミ所満載のマンガ原作ならではの設定ではありましたが、なかなか
面白かったです。私が思っていたのとは大分内容が違っていたのですが。最初の豪華客船での
借金帳消しゲームが大部分を占める話なのかと思っていたんですよね。一人づつ脱落者が出て、
最後にカイジが勝って行くって流れなのかと。予想は大幅に裏切られ、最初のじゃんけんゲーム
であっさりカイジが脱落して、地下労働のシーンになった時は目が点になりました。

観た人のレビューをちょこっと巡っていたら、原作の漫画とはかなり設定が違っているのだとか。
細かくいろいろ比較している人がいて、確かに全然違うじゃん~!って思いました^^;
まぁ、こちらはこちらでそれなりに面白かったから良かったですけど。ゲームのシーンは
お互いの心理戦が緊迫感あって良かったです。でも、私が一番印象に残ったのは何と言っても
鉄骨渡りのシーン。ビルとビルの間を繋いだ平均台程度の鉄骨を渡り切れた人間が一千万を
手にできるってシーンなんだけど、高所恐怖症の私には文字通り手に汗握る怖ろしいシーンでした。
それが何十分と延々続くのだから、もう、ほんとに内心、


勘弁してくれ~~~~!!!


って叫んでました。ほんとにダメなんだよぉ。私、どんなにお金積まれても絶対無理。
そのシーンが長い。とにかく、無駄に長い。鉄骨の上で、他の挑戦者とのドラマがあったりするん
だけど、ほんとに、そんな感動ドラマどうでもいいから、さっさと渡れよってツッコミまくって
ました(苦笑)。観てるだけで気が遠くなりかけましたもん・・・。石田のおっさんとのやりとり
は感動的で良かったですけどね。それだけにおっさんのラストが・・・(涙)。

藤原君はなかなかの熱演で良かったです。友人は「あの人って演技が舞台っぽいよね~」
と言ってましたが。確かにオーバーすぎる感じはしましたね。
ラストのゲームの相手役、香川照之さんもさすがに迫力ある演技。どんな役やっても、
存在感のある役者さんですね。

友情出演にしては出番が多かった松山ケンイチもさすがの怪演。藤原君も松ケンも、
マンガ原作ものがはまる役者だなぁって感じ。

多分、原作マンガが好きな人にはけちょんけちょんなんじゃないのかなって気がするんですけど、
私は二時間を超える長さが全く苦にならずに終始ハラハラドキドキ(時にツッコミ)、楽しめました。
まぁ、友人は「テレビで良かったな~」ってぽろっと辛辣なこと言ってましたけど^^;



映画館を出たらもう時刻は3時近く。お昼を食べていなかったので、渋谷東急のCHEZ MATSUO
アフタヌーンティー。本場イギリスに行った時も食べられなかった三段重ねのアフタヌーンティ
ーセットに大満足。最後苦しくなって、レーズンスコーンをちょこっと残してしまったのが
重ね重ね残念でありました・・・。


三段重ねのアフタヌーンティーセット♪スコーンが美味しかった~~。
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