本格ミステリ作家クラブ編「ミステリ・オールスターズ」。
本格ミステリクラブ発足10周年を記念した豪華寄稿作家陣によるアンソロジー。23人による
書きおろし短編に加え、有栖川有栖、光原百合、綾辻行人、法月綸太郎、西澤保彦によるリレー
ミステリを収録。本格ミステリ好きに捧げるミステリアンソロジー。
書きおろし短編に加え、有栖川有栖、光原百合、綾辻行人、法月綸太郎、西澤保彦によるリレー
ミステリを収録。本格ミステリ好きに捧げるミステリアンソロジー。
本格ミステリ作家クラブ創立10周年を記念して企画された、豪華なミステリアンソロジーです。
書店で売っているのを見つけて、これはもう、私が読まずして誰が読む、とばかりに食いついて
しまいました(笑)。無事図書館に入荷されたので読むのを楽しみにしていました。たしかに、
どの作家の作品も本格に拘っているのはわかるのですが、正直、作家によって出来はまちまち。
全部が面白く読めた訳ではもちろんなく、はっきり言って作者が何をしたかったのかよく意図が
汲み取れない作品もちらほら。いろんなタイプの作品があるので、飽きることはありませんでしたが、
一編が短くてすぐに次の作品が始まってしまうので、一冊読み終えた時には、突出している作品
以外は、どれがどれだかわからなくなってしまいました^^;ベストは、飛鳥部勝則、松本寛大、
深水黎一郎かなぁ。門前典之の作品も結構良かった。インパクトの大きさという意味では、
柄刀一、辻真先、井上雅彦でしょうか。柄刀さんと辻さんのは完全にバカミスに近いけど^^;
特に柄刀さんの作品は、完全に反則技っていうか、これを本格ミステリの短編って言っちゃって
いいのか判断に困るところです。前に何かのアンソロジーで読んだ戸梶圭太に匹敵するんじゃないの
かな(苦笑)。
ちなみに、ワースト3は汀こるもの、小森健太朗、芦辺拓辺りかなぁ・・・。斎藤肇のも意味が
よくわからなかった。読み取り不足か・・・。
書店で売っているのを見つけて、これはもう、私が読まずして誰が読む、とばかりに食いついて
しまいました(笑)。無事図書館に入荷されたので読むのを楽しみにしていました。たしかに、
どの作家の作品も本格に拘っているのはわかるのですが、正直、作家によって出来はまちまち。
全部が面白く読めた訳ではもちろんなく、はっきり言って作者が何をしたかったのかよく意図が
汲み取れない作品もちらほら。いろんなタイプの作品があるので、飽きることはありませんでしたが、
一編が短くてすぐに次の作品が始まってしまうので、一冊読み終えた時には、突出している作品
以外は、どれがどれだかわからなくなってしまいました^^;ベストは、飛鳥部勝則、松本寛大、
深水黎一郎かなぁ。門前典之の作品も結構良かった。インパクトの大きさという意味では、
柄刀一、辻真先、井上雅彦でしょうか。柄刀さんと辻さんのは完全にバカミスに近いけど^^;
特に柄刀さんの作品は、完全に反則技っていうか、これを本格ミステリの短編って言っちゃって
いいのか判断に困るところです。前に何かのアンソロジーで読んだ戸梶圭太に匹敵するんじゃないの
かな(苦笑)。
ちなみに、ワースト3は汀こるもの、小森健太朗、芦辺拓辺りかなぁ・・・。斎藤肇のも意味が
よくわからなかった。読み取り不足か・・・。
ラストのリレーミステリは、さすがに寄稿陣が素晴らしいだけあって(光原さんが入っているのが
ちょっと意外でしたが)、各作家のパートが短い割にそれぞれの特色をだしつつ、違和感なく
ストーリーを繋げて一作の短編に仕上がっているところがお見事です。ラストを西澤さんにした
のが良かったのか悪かったのかはわかりませんが、冒頭の有栖川さん発信の『かえれない』の言葉を
思わぬ解釈に繋げて、意外な結末に着地させていて、落とし所としては良かったと思う。さすがに
リレー小説ではレズ要素も出てこなかったし(自粛したんだろうなぁ・・・(苦笑))。
ちょっと意外でしたが)、各作家のパートが短い割にそれぞれの特色をだしつつ、違和感なく
ストーリーを繋げて一作の短編に仕上がっているところがお見事です。ラストを西澤さんにした
のが良かったのか悪かったのかはわかりませんが、冒頭の有栖川さん発信の『かえれない』の言葉を
思わぬ解釈に繋げて、意外な結末に着地させていて、落とし所としては良かったと思う。さすがに
リレー小説ではレズ要素も出てこなかったし(自粛したんだろうなぁ・・・(苦笑))。
まぁ、出来にバラつきはありましたが、本格好きとしてはなかなかに読み応えがあって楽しめる
一冊でございました。『ミステリ・オールスターズ』と銘打つほどにはオールスターズでも
ないような気がしないでもないですが(酷)、ミステリ好きならば読んで損はしないのでは
ないかな。
一冊でございました。『ミステリ・オールスターズ』と銘打つほどにはオールスターズでも
ないような気がしないでもないですが(酷)、ミステリ好きならば読んで損はしないのでは
ないかな。
寄稿作品は以下(収録順)。
【Ⅰ】
深水黎一郎『完全犯罪あるいは善人の見えない牙』◎
北村薫『続・二銭銅貨』○
早見裕司『【静かな男】ロスコのある部屋』△
汀こるもの『水密密室!』×
鳥飼否宇『二毛作』○
小森健太朗『奥の湯の出来事』×
村瀬継弥『星空へ行く密室』○
山沢晴雄『深夜の客』△
深水黎一郎『完全犯罪あるいは善人の見えない牙』◎
北村薫『続・二銭銅貨』○
早見裕司『【静かな男】ロスコのある部屋』△
汀こるもの『水密密室!』×
鳥飼否宇『二毛作』○
小森健太朗『奥の湯の出来事』×
村瀬継弥『星空へ行く密室』○
山沢晴雄『深夜の客』△
作品数が多いので、簡単に個人的な評価をつけてみました。読む人によって、作品の好き嫌いは
かなり分れそうです。
◎面白かった
○まずまず
△イマイチ
×酷い
かなり分れそうです。
◎面白かった
○まずまず
△イマイチ
×酷い
北村さんのは元ネタの乱歩の『二銭銅貨』の内容をすっかり忘れてしまっていたので、再読してから
読みたかったです。藤岡さんの『幻の男』も、アイリッシュの『幻の女』を読んでいる方がより
楽しめたのかもしれません。村瀬さんのはある意味一番トリックにインパクトがあったかも。
巨大な○○・・・(漢字二字)。鳥飼さんは相変わらず脱力系のバカミス。『兄さんに殺された』
のダイイングメッセージの真相が・・・うげ。小森さんのはとにかく酷かった。ツッコミ所が
ありすぎて。素人が初めて書いたミステリっていうレベル(黒べ)。汀さんはシリーズ作品を
読んでない読者を全く想定していない不親切さに腹が立ちました。お魚薀蓄とかいらないし。
密室のトリックの説明も理系じゃないからさっぱりわからなかった。
辻さんのは、最近のブームに乗っかって書いてみた作品?
読みたかったです。藤岡さんの『幻の男』も、アイリッシュの『幻の女』を読んでいる方がより
楽しめたのかもしれません。村瀬さんのはある意味一番トリックにインパクトがあったかも。
巨大な○○・・・(漢字二字)。鳥飼さんは相変わらず脱力系のバカミス。『兄さんに殺された』
のダイイングメッセージの真相が・・・うげ。小森さんのはとにかく酷かった。ツッコミ所が
ありすぎて。素人が初めて書いたミステリっていうレベル(黒べ)。汀さんはシリーズ作品を
読んでない読者を全く想定していない不親切さに腹が立ちました。お魚薀蓄とかいらないし。
密室のトリックの説明も理系じゃないからさっぱりわからなかった。
辻さんのは、最近のブームに乗っかって書いてみた作品?
本格ミステリ作家クラブ創立十周年企画はまだまだ隠し玉があるそうです。楽しみですね。