印象派を代表する画家であるモネが1883年から移り住み、アトリエを構えたジヴェルニーは、パリ
から約80キロ北西に位置するセリーヌ川沿いの小村。「睡蓮」の連作や「積みわら」「ポプラ並木」
など近隣の風景を描いたことで知られるようになり、アメリカ人画家が滞在をきっかけに、
「アメリカ印象派」となる「『ジヴェルニー派』と呼ぶべきグループ」を形成していった。
同展では、「睡蓮」(1897~1898)や「ジヴェルニーの冬」(1885)、「積みわら(日没)」
(1891)などモネの作品や、モネの2番目の妻・アリスの次女でモネの長男・シャンと結婚した
ブランシュ・オシュテ=モネの「ジヴェルニーの庭、バラの小道」(1962以降)のほか、セオドア・
アール・バドラー「画家の子供たち、ジェームズとリリー」(1896)、リチャード・ミラー「水の
ある庭」(1910ごろ)など同所に滞在し作品を描いたアメリカ人画家たちの作品約75点を展示する
(紹介文抜粋)。
から約80キロ北西に位置するセリーヌ川沿いの小村。「睡蓮」の連作や「積みわら」「ポプラ並木」
など近隣の風景を描いたことで知られるようになり、アメリカ人画家が滞在をきっかけに、
「アメリカ印象派」となる「『ジヴェルニー派』と呼ぶべきグループ」を形成していった。
同展では、「睡蓮」(1897~1898)や「ジヴェルニーの冬」(1885)、「積みわら(日没)」
(1891)などモネの作品や、モネの2番目の妻・アリスの次女でモネの長男・シャンと結婚した
ブランシュ・オシュテ=モネの「ジヴェルニーの庭、バラの小道」(1962以降)のほか、セオドア・
アール・バドラー「画家の子供たち、ジェームズとリリー」(1896)、リチャード・ミラー「水の
ある庭」(1910ごろ)など同所に滞在し作品を描いたアメリカ人画家たちの作品約75点を展示する
(紹介文抜粋)。
いつものように、木曜の平日に行って来たのですが、ちょっと記事を書くのが遅くなって
しまいました。Bunkamuraは大好きな場所ですが、ザ・ミュージアムでの展覧会は久しぶり。
やっぱり雰囲気良くていいですね~。渋谷は若者の街って感じがして人も多くて何度行っても
好きになれない場所なのですが、文化村界隈はしっとり落ち着いた大人の雰囲気が漂っていて
大好きです。
今回の展覧会は、モネと、モネが愛したジヴェルニーに移り住んだ画家たちにスポットを
当てています。ジヴェルニーは初めてフランスに旅行した時に一度行ったことがあります。
もちろん、お目当てはモネの家と庭。モネが描いた睡蓮の池はまさにあのままの風情で、
とても感動した覚えがあります。もちろん、モネお気入りの太鼓橋の上で写真を撮りましたよ(笑)。
しまいました。Bunkamuraは大好きな場所ですが、ザ・ミュージアムでの展覧会は久しぶり。
やっぱり雰囲気良くていいですね~。渋谷は若者の街って感じがして人も多くて何度行っても
好きになれない場所なのですが、文化村界隈はしっとり落ち着いた大人の雰囲気が漂っていて
大好きです。
今回の展覧会は、モネと、モネが愛したジヴェルニーに移り住んだ画家たちにスポットを
当てています。ジヴェルニーは初めてフランスに旅行した時に一度行ったことがあります。
もちろん、お目当てはモネの家と庭。モネが描いた睡蓮の池はまさにあのままの風情で、
とても感動した覚えがあります。もちろん、モネお気入りの太鼓橋の上で写真を撮りましたよ(笑)。
モネばかりだとちょっと食傷気味になるかなぁと思ったのですが、周辺画家の絵も結構
見ごたえがあって、どの画家の作品も、ジヴェルニーの牧歌的で緑溢れる美しい情景を見事に
表現していて、素敵な絵ばかりでした。殺伐とした毎日を過ごしていると、こういう温かみの
ある田園風景に和まされますね。
ほっと、心癒される展覧会でした。
見ごたえがあって、どの画家の作品も、ジヴェルニーの牧歌的で緑溢れる美しい情景を見事に
表現していて、素敵な絵ばかりでした。殺伐とした毎日を過ごしていると、こういう温かみの
ある田園風景に和まされますね。
ほっと、心癒される展覧会でした。
クロード・モネ 「積みわら(日没)」
積みわらは現在は円柱形を横倒しにしたような形になっている為、もはやこういう形状のものは現存
していないらしいです。
私はこちらの形のほうが可愛らしくて好きだなぁ。こういうモチーフに注目するところが
なんだかモネの人柄を表しているような気がしますね。
積みわらは現在は円柱形を横倒しにしたような形になっている為、もはやこういう形状のものは現存
していないらしいです。
私はこちらの形のほうが可愛らしくて好きだなぁ。こういうモチーフに注目するところが
なんだかモネの人柄を表しているような気がしますね。
セオドア・ウェンデル 「花咲く野原、ジヴェルニー」
ジョン・レスリー・ブレック 「積みわらの習作:秋の日7」
これは連作の中の一枚なのですが、同じ構図で、一日の中のいろんな時間帯を描いたこの
積みわらの連作は非常に見ごたえがありました。日の当たり方によって、全く雰囲気が
変わるところが面白かったです。私は特に一つ星が描かれた夜の一枚がお気に入りでした。
これは連作の中の一枚なのですが、同じ構図で、一日の中のいろんな時間帯を描いたこの
積みわらの連作は非常に見ごたえがありました。日の当たり方によって、全く雰囲気が
変わるところが面白かったです。私は特に一つ星が描かれた夜の一枚がお気に入りでした。
ブランシュ・オシュデ=モネ 「ジヴェルニーの庭、バラの小道」
ジヴェルニーが緑や花に囲まれた美しい場所だということがとてもよくわかる一枚。またいつか
訪れてみたい場所です。
ジヴェルニーが緑や花に囲まれた美しい場所だということがとてもよくわかる一枚。またいつか
訪れてみたい場所です。
モネの絵を観ていると、モネって本当にジヴェルニーの街や、花や自然を愛していたのだなぁ
というのが良くわかります。モネの柔らかい画風や色使いにいつも心を奪われてしまいます。
同じような絵が多いので、まるごとモネばっかりだと正直ちょっと飽きてくるところもあるの
ですが(^^;)、何度観てもやっぱり好きだなぁと思わされちゃうんですよね。
それにしても、ジヴェルニーにモネを慕ってあんなにアメリカの画家が移住していたとは
知りませんでした。のんびりした街ですが、実は結構アメリカナイズされていたりしたのかなぁ。
というのが良くわかります。モネの柔らかい画風や色使いにいつも心を奪われてしまいます。
同じような絵が多いので、まるごとモネばっかりだと正直ちょっと飽きてくるところもあるの
ですが(^^;)、何度観てもやっぱり好きだなぁと思わされちゃうんですよね。
それにしても、ジヴェルニーにモネを慕ってあんなにアメリカの画家が移住していたとは
知りませんでした。のんびりした街ですが、実は結構アメリカナイズされていたりしたのかなぁ。
さて、今回はモネをメインに観に行ったのですが、観終わった後、一階に上がったら(モネ展は
地下一階で開催されています)、フロアの反対側で何やら気になる展覧会が開催されている様子。
入場無料らしいということで、ちょっと興味を惹かれて足を伸ばしてみました。
観たのは、上田風子さんという新進気鋭の若手画家さんの個展。
これが、もう、個人的にはモネ展以上の衝撃でした。お名前も絵も恥ずかしながら初めて
知ったのですが、耽美でシュールで、そこはかとなく漂うエロスな画風にガツンとヤラれて
いっぺんでファンになってしまいました。いやはや。アート界では結構話題になっている人
なのかもしれないのですけれど。今後、ホラー系とか耽美系とかの小説なんかの表紙にガンガン
起用されていくんじゃないでしょうか。今後も注目していきたい若手さんです。
地下一階で開催されています)、フロアの反対側で何やら気になる展覧会が開催されている様子。
入場無料らしいということで、ちょっと興味を惹かれて足を伸ばしてみました。
観たのは、上田風子さんという新進気鋭の若手画家さんの個展。
これが、もう、個人的にはモネ展以上の衝撃でした。お名前も絵も恥ずかしながら初めて
知ったのですが、耽美でシュールで、そこはかとなく漂うエロスな画風にガツンとヤラれて
いっぺんでファンになってしまいました。いやはや。アート界では結構話題になっている人
なのかもしれないのですけれど。今後、ホラー系とか耽美系とかの小説なんかの表紙にガンガン
起用されていくんじゃないでしょうか。今後も注目していきたい若手さんです。
無料でこんないい個展が観れるとは、ラッキーでした。真ん中辺りに展示されていたふすま絵も
見事でした。大部分の絵が売り物だったのですが、画号が大きいものになると、100万単位
のものがざらにありました。その値段でも売れるってことは、やっぱり、その世界では有名な
方なんでしょうねぇ。確かに、熱狂的なファンがいそうな画風ですもん。でも、家に飾って
あったらちょっと・・・いやかなり気持ちワルイ絵ばっかでしたけど^^;美しさと不気味さ、
グロさやエロティシズムが渾然となった不思議な画風に、いつまでも観ていたいような、どこか
背徳的で顔を背けたくなるような、なんとも奇妙な印象を与える画家でした。
見事でした。大部分の絵が売り物だったのですが、画号が大きいものになると、100万単位
のものがざらにありました。その値段でも売れるってことは、やっぱり、その世界では有名な
方なんでしょうねぇ。確かに、熱狂的なファンがいそうな画風ですもん。でも、家に飾って
あったらちょっと・・・いやかなり気持ちワルイ絵ばっかでしたけど^^;美しさと不気味さ、
グロさやエロティシズムが渾然となった不思議な画風に、いつまでも観ていたいような、どこか
背徳的で顔を背けたくなるような、なんとも奇妙な印象を与える画家でした。
私が食べたのはニューヨークチーズケーキ。甘さもちょうど良く、美味でした^^