ミステリ読書録

ミステリ・エンタメ中心の読書録です。

和歌山旅行記<4>

どうもこんばんは。不定期連載のこの和歌山旅行記も、遂に最終回となりました。
まぁ、メインは二日目のアドベンチャーワールドだったので、後は大して書くことも
残っていないのですけれど。
二日目の食事がやたらに豪華だったので、一応記事を書いておこうかな、と。
もし、お時間ありましたらば、お付き合い下さいませ。

引き続き、旅行記本文中は敬語省略表記であります。
あと、一回目の記事でも書いたのですが、アドベンチャーワールドの途中でデジカメの
モリーがなくなってしまった為、今回の写真はほとんど携帯で撮った写真です・・・(ToT)。


<二日目(夜)>

アドベンチャーワールドを満喫した私たちは二日目のホテルへ。前回も書いたのだが、
一日目のホテルよりもグレードアップさせた上に、ホテル側のご好意で最上階(13階だか
14階だか)の部屋に泊まらせて頂けることになり、かなりテンション↑。
窓から見える景色の美しさにうっとり。

ホテルの窓からの景色。白浜の街を一望出来る。海が綺麗ですね~。
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夕食まで時間があった為、お風呂へ。外の露天風呂に行くのに、庭を通って階段を降りて行く。
ちょっと秘湯っぽくて楽しかった。道が二手に分かれていて、片方は露天風呂へ行く道
なのだが、もう一方は一体どこへ行くのだろう、とお風呂から上がったついでにそちらの道へ
行ってみると・・・小さな祠に、お地蔵さんが祀ってあった。すっ裸の状態でお地蔵さんを拝むと
いうのも少々(いやかなり)恥ずかしいものがあったのだが、一応、旅の無事とこれからのことを
お祈りしておいた。翌日、この行動が素晴らしい効果を齎してくれるとも知らずに。



お風呂から上がって、一段落したところで夕食会場へ。言われたテーブルにつくと、すでに
大まかなお料理がテーブルにずらりと並んでいた。ご、ごごご、豪華!!
一体、全部で何品あるんだ、と目が点になってしまった。温泉旅館に来た~!って感じの
懐石料理で、どれを食べてもお上品な味がして美味しい。グレードアップ万歳。4千円を
ケチらなくて本当に良かった。

夕食一例。右下に献立表があるのだが、ものすごい品数が書いてある。
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もうお腹いっぱい~ってところに出て来た鯛のヅケ茶漬け+お吸い物。美味でした・・・(もちろん、完食)。
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実は、この時ちょっとしたサプライズが。ホテルの方が、おもむろにガラス窓を覆っていた
カーテンを開け出したので、何で今頃?と不思議に思ったのだが、しばらくして、ドーン!
という音が。なんと、海側で花火が打ち上がったのだ。地元の花火大会は翌日と聞いていて
残念に思っていたので、不思議に思ってホテルの人に尋ねると、その日はメッセージ花火が
打ち上がる日なのだという。メッセージを送りたい人に向けてメッセージを読み上げ、花火を
上げるのだという。ホテルからは、メッセージの内容は全く聞えてこなかったのだが、日頃の
感謝の気持ちを込めたメッセージが会場では読み上げられているのだろう。なんだか、一つ
花火が打ち上がる度に温かい気持ちになった。中にはプロポーズや愛の告白をする人もいるの
だとか。やってもらった方はさぞかし幸せな気持ちになるだろうと羨ましくなった。



夕食の後は部屋でまったり。お風呂がとても良かったので、もう一度入りたかったのだが、
歩きまわって疲れていたので、それは早朝に回すことにして、そのまま歯を磨いて就寝。




<最終日>

起きてすぐにお風呂に入り、朝食。朝食も和食で品数が多く、美味しかった。

典型的な旅館の朝食~って感じですよね。泊まったのホテルですけど^^;
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ホテルをチェックアウトし、友人がどうしても行きたいと行っていた那智の滝へ向かう。しかし、
これが後にとんでもない選択だったことがわかり、二人で青ざめることになるのだが・・・。
カーナビで目的地をセットすると、目的地までは三時間程。ホテルを出たのは9時過ぎ位だろうか。
この時点で、ものすごーく嫌な予感が過るのだが、とにかく向かってみることに。レンタカーで
海岸線の美しい景色を眺めながらひたすらドライブ。でも、私の心中は不安でいっぱいだった。
何せ、5時に関空に戻ってレンタカーを返さなければいけないのだ。ま、間にあうのか・・・。

道が空いていたこともあり、カーナビの予測よりもかなり早く那智の滝まであと30分程の
太地町に差し掛かる。と、この辺でひとまず食事を摂ろうということになり、ガイドブックを
探すと、この辺りは鯨料理で有名なところだということがわかる。すぐ行けそうな場所に、
鯨のピザが食べられるアットホームなお店があると知り、そこで昼食ということになった。
この選択が、その後の私たちの運命を大きく左右することになるとは・・・。

お店の場所は非常にわかりづらく、一度通り過ぎてしまい、Uターンして戻って、ようやく
小さな看板が出ているのを発見。駐車場もわかりづらく、車を停めるのも一苦労。
お店の中に入ると、本当に自宅を改装して趣味で始めたというような内装。大きなテーブルには
二組くらいの家族連れが座っていた。子供たちが大騒ぎしていて、かなり騒々しい。
私たちは、反対側のカウンター席に座り、ガイドブックに載っていた鯨のピザを注文。
待つ間に、友人がスマートフォンでそこから関空までの所要時間を試しに検索してみると
・・・6時間弱!!!!これから那智の滝まで行っていたら、到底帰りの飛行機の時間に
間に合わない。友人には可哀想だが、那智の滝はすっぱり諦めてもらい、ピザをさっさと
平らげて一路車は関空目指してひた走ることに。単なるドライブで終わってしまった・・・。

私たち最大の窮地を救った鯨ピザ。生地は美味しかったが、鯨がちょっと固かった^^;
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しかし、途中でちょっとした観光スポットがあり、寄って行くことに。紀伊半島で最も南に
位置する潮岬灯台のある串本町の近くの沿岸部にぼこぼこと連なる橋杭岩(はしくいいわ)である。
ガイドブックによると、弘法大師にまつわる伝説の岩だそうで、850メートルに渡って約40
の奇岩が連なっている。なかなか不思議な眺めだ。
私たちが通った時間はちょうど潮が引いた時間で、あちこちに潮だまりが出来て、その中に
小魚やらヤドカリやらカニやらがいるのが垣間見えて、なかなか楽しかった。

橋杭岩。不思議な眺めでした。
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そこから更に白浜の方へと車を走らせると、途中にものすっごい寂れた看板の恋愛岬(だったかな??)
なる展望スポットがあったので、降りて写真だけ撮った。

眺めは綺麗。しかし、到底恋愛が成就するような雰囲気には思えなかった・・・。
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時間があれば、潮岬灯台も見学したかったのだが・・・もちろん、私たちに残された時間は
少ないので、さっさと帰路についた。そこから再びひたすら関空目指して走る(運転は友人)。
そこからは、時間との戦いである。刻一刻と車返却の約束時間5時が迫る。ま、間にあうのか!?
レンタカーなので、関空から一番近いサービスエリアで給油。その時点で、多分4時45分くらい。
ようやく関空が見えた!とほっとしたのもつかの間、レンタカーを返す場所に行く道に一瞬迷う。
が、なんとかそこもクリアし、ようやく到着。なんと、なんと、時刻は奇跡の5時ジャスト
なんというミラクル。もし、あの鯨ピザを食べていなかったらと思うと・・・ほんとに、首の皮一枚で
繋がった死刑囚の気分を味わった。
二日目のホテルのお風呂でお地蔵様にお祈りしていたのが効いたのかも・・・。
お地蔵様、ありがとう、ありがとう(涙)。

10分飛行機が遅れたものの、搭乗もスムーズに行き、私たちを乗せた飛行機は無事
羽田に飛び立ったのであった。




というわけで、波乱含みではあったが、私たちの和歌山旅行は終了。疲れたけれど、とても
楽しい三日間だった。旅行はやっぱりいいなぁ。またすぐ行きたくなってしまった。





最後に、携帯で撮った、かわゆいパンダたちをもう一度。ああ、萌え・・・。
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これにて、今回の和歌山旅行記は終了です。
長々とお付き合い下さった皆様、本当にありがとうございました。