こんばんはー。初夏ですねぇ。
我が家では、去年から飼い始めたメダカのメスたちが毎日卵を産んでおります。
水槽に産み付けたままにしておくと、親めだかやエビたちが食べてしまうので、何度か
採卵して卵を隔離してるんですけど、昨日ようやっと一番始めに採卵した卵が一匹孵化
しました。今日も二匹孵化。ベビメダカ、めっちゃ可愛いです。今回は何匹生き残って
くれるかなぁ。数が増えたら、私の最終目的は、玄関先でのスイレン鉢飼育なんです~。
せめてあと10匹は増やしたい!(ちなみに、現在水槽では2種類6匹が泳いでます)。
我が家では、去年から飼い始めたメダカのメスたちが毎日卵を産んでおります。
水槽に産み付けたままにしておくと、親めだかやエビたちが食べてしまうので、何度か
採卵して卵を隔離してるんですけど、昨日ようやっと一番始めに採卵した卵が一匹孵化
しました。今日も二匹孵化。ベビメダカ、めっちゃ可愛いです。今回は何匹生き残って
くれるかなぁ。数が増えたら、私の最終目的は、玄関先でのスイレン鉢飼育なんです~。
せめてあと10匹は増やしたい!(ちなみに、現在水槽では2種類6匹が泳いでます)。
読了本は今回も二冊です。
高森美由紀「みさと町立図書館分館」(産業編集センター)
予約本がなかった時期に、開架で見かけた作品。みなさんお気づきかと思いますが、
タイトルのみで借りました(笑)。やっぱり、本好きとしては本屋とか図書館とか
が舞台の作品は読んでみたくなってしまいます。作者の高森さんのことは全く
予備知識がなかったのですけれど(苦笑)。
主人公は、雪国の町立図書館の分館で契約職員として働く33歳の山本遥。母親を
3年前に亡くし、父親との二人暮らし。母親が亡くなった当初は遥も父も時間が
止まったように呆然としたまま暮らしていたが、遥は図書館業務を続け、父親は
料理を覚えることで、少しづつ二人の時間が動き出していた――。
正直、図書館をテーマにした作品として読むと、食い足りない印象は否めなかった
です。どちらかというと、図書館で勤める女性の日常と人間関係を綴ったハートフル
ストーリーという感じ。これはこれで面白く読めたのですけども、期待とはちょっと
違ってましたね。
ただ、母親を喪って喪失感から抜け出せない主人公と朴訥な父親の切ない親子関係には
うるっとしました。父親は言葉数こそ少ないけど、とても温かい心の持ち主。主人公の
遥自体は、さほど好感持てるってタイプでもなかったのですが・・・。遥の同僚で
役場から派遣されてきた岡部さんとのやり取りは良かったですけどね。もうひとりの
役場職員で、司書資格を持っている香山さんも、こちらはこちらで美人だけどプライドが
高そうなタイプで、あまり好きになれなかったです。岡部さんのことをどう思っていたのか、
結局よくわからなかったなぁ。食が合わないとわかる前は、多少は好感持っていたように
思えたのだけど。たしかに、私も岡部さんみたいな食生活の人とは絶対付き合えないですね。
甘い物は好きだけど、それを食事の代わりにするのは無理だもの。
図書館業務でのエピソードとしては、クレーム対応みたいなシーンが多かったので、
ちょっとそれも嫌な気持ちになりました。子どもが本を返していないと言われた時の
母親の態度とか、本を汚して弁償のお願いをしたら逆ギレする利用客とか。みんな、
自分がしたことが悪いことだと全く思っていないところに呆れ果てました。
中盤以降は遥と岡部さんの関係がどうなるのか気になって読んでましたが、岡部
さんにも人に言えない暗い恋愛感情がありそうなのがわかったので、二人が恋愛関係に
なるのはまだまだ先になりそうだな~と思いました。でも、遥といると苦い思いが
癒やされているのじゃないのかな。なんとなく、この先いい雰囲気になって行くのでは、
と思えました。
遥を始め図書館で働く人達は標準語で話しているので読みやすいのですが、それ以外の
人々は訛りがかなりキツイ言葉で話しているので、ちょっと読みにくかったです。
はっきりと地名は出て来ないのですが、雪国やらりんごの産地というヒントがあるので、
青森県みたいですね。ということは、津軽弁ですね。
母親の死の場面や、その直後の遥の心情やエピソードなどを読むのは、ちょっと
苦しかったです。突然、大事な人が目の前からいなくなってしまったら。もっと早く
ああしておけば良かった、あんなことしなければ良かった、あそこに連れて行って
あげれば良かった・・・次から次へと後悔の思いが湧き上がって来るのは当然のこと
だと思います。遥の父の寂しそうな姿が胸に痛かった。
それでも、二人が少しづつ前を向いて行けるようになったのが嬉しかったです。
彼らにとって、母親(妻)を思いながら日々の日常を続けることが、生きる意味なのかも
しれません。
強烈な脇役キャラもたくさん出て来ますが、全体的に田舎ならではののんびりした
空気感もあり、温かい気持ちで読み終えられました。
予約本がなかった時期に、開架で見かけた作品。みなさんお気づきかと思いますが、
タイトルのみで借りました(笑)。やっぱり、本好きとしては本屋とか図書館とか
が舞台の作品は読んでみたくなってしまいます。作者の高森さんのことは全く
予備知識がなかったのですけれど(苦笑)。
主人公は、雪国の町立図書館の分館で契約職員として働く33歳の山本遥。母親を
3年前に亡くし、父親との二人暮らし。母親が亡くなった当初は遥も父も時間が
止まったように呆然としたまま暮らしていたが、遥は図書館業務を続け、父親は
料理を覚えることで、少しづつ二人の時間が動き出していた――。
正直、図書館をテーマにした作品として読むと、食い足りない印象は否めなかった
です。どちらかというと、図書館で勤める女性の日常と人間関係を綴ったハートフル
ストーリーという感じ。これはこれで面白く読めたのですけども、期待とはちょっと
違ってましたね。
ただ、母親を喪って喪失感から抜け出せない主人公と朴訥な父親の切ない親子関係には
うるっとしました。父親は言葉数こそ少ないけど、とても温かい心の持ち主。主人公の
遥自体は、さほど好感持てるってタイプでもなかったのですが・・・。遥の同僚で
役場から派遣されてきた岡部さんとのやり取りは良かったですけどね。もうひとりの
役場職員で、司書資格を持っている香山さんも、こちらはこちらで美人だけどプライドが
高そうなタイプで、あまり好きになれなかったです。岡部さんのことをどう思っていたのか、
結局よくわからなかったなぁ。食が合わないとわかる前は、多少は好感持っていたように
思えたのだけど。たしかに、私も岡部さんみたいな食生活の人とは絶対付き合えないですね。
甘い物は好きだけど、それを食事の代わりにするのは無理だもの。
図書館業務でのエピソードとしては、クレーム対応みたいなシーンが多かったので、
ちょっとそれも嫌な気持ちになりました。子どもが本を返していないと言われた時の
母親の態度とか、本を汚して弁償のお願いをしたら逆ギレする利用客とか。みんな、
自分がしたことが悪いことだと全く思っていないところに呆れ果てました。
中盤以降は遥と岡部さんの関係がどうなるのか気になって読んでましたが、岡部
さんにも人に言えない暗い恋愛感情がありそうなのがわかったので、二人が恋愛関係に
なるのはまだまだ先になりそうだな~と思いました。でも、遥といると苦い思いが
癒やされているのじゃないのかな。なんとなく、この先いい雰囲気になって行くのでは、
と思えました。
遥を始め図書館で働く人達は標準語で話しているので読みやすいのですが、それ以外の
人々は訛りがかなりキツイ言葉で話しているので、ちょっと読みにくかったです。
はっきりと地名は出て来ないのですが、雪国やらりんごの産地というヒントがあるので、
青森県みたいですね。ということは、津軽弁ですね。
母親の死の場面や、その直後の遥の心情やエピソードなどを読むのは、ちょっと
苦しかったです。突然、大事な人が目の前からいなくなってしまったら。もっと早く
ああしておけば良かった、あんなことしなければ良かった、あそこに連れて行って
あげれば良かった・・・次から次へと後悔の思いが湧き上がって来るのは当然のこと
だと思います。遥の父の寂しそうな姿が胸に痛かった。
それでも、二人が少しづつ前を向いて行けるようになったのが嬉しかったです。
彼らにとって、母親(妻)を思いながら日々の日常を続けることが、生きる意味なのかも
しれません。
強烈な脇役キャラもたくさん出て来ますが、全体的に田舎ならではののんびりした
空気感もあり、温かい気持ちで読み終えられました。
織田信成「フィギュアほど泣けるスポーツはない!」(KADOKAWA)
平昌五輪を前に出版された、フィギュアスケーターの織田信成さんのエッセイ集(?)。
できれば、五輪の前に読みたかったのですが、予約が全然回って来なくって。なんか、
今更感満載ではありましたが(^^;)。
でも、織田君のフィギュア愛が行間から溢れ出していて、フィギュア好きとしては
読んでいてとても楽しかったです。面白くって、あっという間に読み終えてしまった
(ページ数もそんなにないけど^^;)。
ただ、意外だったのは、幼少の頃はそんなにフィギュアが好きでやっていた訳では
ないというところ。子供の頃は、親に言われて嫌々ながらやっていたらしい。それが
変わったのは中学生の頃っていうのだから、ビックリでした。織田君のことは、確か
彼が高校生くらいの頃から『織田信長の子孫のスケーターの子がいる』とテレビで
話題になっていたのをよく覚えています。その頃からよく泣いていたのが印象的
でしたっけ。スケーティングが綺麗な子だなーと思っていた覚えがありますね。あと、
ジャンブがふわっと飛んでランディングまで綺麗で、いいジャンブ飛ぶなーとも。
引退してからは、その人柄とフィギュア解説での真摯な姿勢で好感を持っています。
真央ちゃんや羽生君に対する熱い思いにも共感出来ますしねー。
平昌五輪に出場する選手についての解説や、テレ朝で一緒に解説をしていた松岡修造
さんとの対談なんかも載っていて、読み応えありました。特に、修造さんとの対談は
面白かったー。熱い二人の対談だったら、ずっと聞いていられる、と思いました(笑)。
あとは、やっぱり羽生君と最後の真央ちゃんに対するコメントには、胸が熱く
なりましたね。平昌五輪には出場出来なかったけど、真央ちゃんの章が大トリに来て
いるところがすごく嬉しかった。ラスト一行の言葉にじーん。わかる、わかるよ、
織田君!!って強くうなずいている私がいました。全く、私も一緒だから。スポーツ
で、人生において一番泣かされて感動したのは、私も真央ちゃんのソチの時だったもの。
未だに、YouTubeであの時の演技を観る度に涙してしまうわたし・・・。真央ちゃん
引退を知った時の織田君の号泣をテレビで見た真央ちゃんからの「私まだ死んでないからね」
の言葉が、真央ちゃんらしすぎて笑ってしまった。その後の「でも嬉しかった。ありがとう」
の言葉も・・・ほんとに、人を笑顔にさせてくれる女性ですよね。
織田君、スケーターとしてはそんなに長く続けるつもりはないとおっしゃって
いるけれど、まだまだアイスショーで演技を見せていて欲しいな。実際観に行った
ことはないのだけど^^;でも、指導者としても優秀そうだし、解説者としても
地位を確立させていて、第二の人生順風満帆って感じ。プライベートでも結婚して
二人のお子さんがいらっしゃるしね。
人柄そのまんまの文章が読んでいて心地良かったです。面白かった。
平昌五輪を前に出版された、フィギュアスケーターの織田信成さんのエッセイ集(?)。
できれば、五輪の前に読みたかったのですが、予約が全然回って来なくって。なんか、
今更感満載ではありましたが(^^;)。
でも、織田君のフィギュア愛が行間から溢れ出していて、フィギュア好きとしては
読んでいてとても楽しかったです。面白くって、あっという間に読み終えてしまった
(ページ数もそんなにないけど^^;)。
ただ、意外だったのは、幼少の頃はそんなにフィギュアが好きでやっていた訳では
ないというところ。子供の頃は、親に言われて嫌々ながらやっていたらしい。それが
変わったのは中学生の頃っていうのだから、ビックリでした。織田君のことは、確か
彼が高校生くらいの頃から『織田信長の子孫のスケーターの子がいる』とテレビで
話題になっていたのをよく覚えています。その頃からよく泣いていたのが印象的
でしたっけ。スケーティングが綺麗な子だなーと思っていた覚えがありますね。あと、
ジャンブがふわっと飛んでランディングまで綺麗で、いいジャンブ飛ぶなーとも。
引退してからは、その人柄とフィギュア解説での真摯な姿勢で好感を持っています。
真央ちゃんや羽生君に対する熱い思いにも共感出来ますしねー。
平昌五輪に出場する選手についての解説や、テレ朝で一緒に解説をしていた松岡修造
さんとの対談なんかも載っていて、読み応えありました。特に、修造さんとの対談は
面白かったー。熱い二人の対談だったら、ずっと聞いていられる、と思いました(笑)。
あとは、やっぱり羽生君と最後の真央ちゃんに対するコメントには、胸が熱く
なりましたね。平昌五輪には出場出来なかったけど、真央ちゃんの章が大トリに来て
いるところがすごく嬉しかった。ラスト一行の言葉にじーん。わかる、わかるよ、
織田君!!って強くうなずいている私がいました。全く、私も一緒だから。スポーツ
で、人生において一番泣かされて感動したのは、私も真央ちゃんのソチの時だったもの。
未だに、YouTubeであの時の演技を観る度に涙してしまうわたし・・・。真央ちゃん
引退を知った時の織田君の号泣をテレビで見た真央ちゃんからの「私まだ死んでないからね」
の言葉が、真央ちゃんらしすぎて笑ってしまった。その後の「でも嬉しかった。ありがとう」
の言葉も・・・ほんとに、人を笑顔にさせてくれる女性ですよね。
織田君、スケーターとしてはそんなに長く続けるつもりはないとおっしゃって
いるけれど、まだまだアイスショーで演技を見せていて欲しいな。実際観に行った
ことはないのだけど^^;でも、指導者としても優秀そうだし、解説者としても
地位を確立させていて、第二の人生順風満帆って感じ。プライベートでも結婚して
二人のお子さんがいらっしゃるしね。
人柄そのまんまの文章が読んでいて心地良かったです。面白かった。