加藤実秋さんの「チョコレートビースト」。
前作「インディゴの夜」の続編。
渋谷にあるホストクラブ「club indigo」に持ち込まれるトラブルを共同経営者である晶と塩谷、
ホストたちが解決する。
前作同様、軽妙な語り口と動き回るキャラクターたちが小気味良く、とても楽しめる。歌舞伎町で
はなく、渋谷のホストという所がミソ。ホストというより、渋谷に集まる若者たちの集まりと
いった雰囲気は「池袋ウエストゲートパーク」に通ずるものがある。この手の作品が好きな方、
ありきたりのミステリに飽きた方にお勧め。新感覚ミステリといえるでしょう。