ミステリ読書録

ミステリ・エンタメ中心の読書録です。

碧野圭「レイアウトは期日までに」(U-NEXT)

碧野さん新作。仕事をリストラされてしまい途方にくれたデザイナーと天才装丁家 がタッグを組むお仕事小説。 一つ前に読んでいた貴志さんの作品は一週間以上かけて読んでいたのに、本書は 内容軽めでページ数も少なめなので、2日くらいで読んでしまった。さ…

貴志祐介「兎は薄氷に駆ける」(朝日新聞出版)

貴志さん最新作。思った以上に読むのに時間がかかってしまった^^;一週間以上 かかったんじゃないかな?途中に旅行なんかも挟んでしまっていたせいもあるの だけれど。470ページ超えの長編ですが、貴志さんなので、リーダビリティ あるから、もう少し早…

湊かなえ「人間標本」(角川書店)

湊さん最新作・・・の筈だけど、予約多すぎて回って来るのに一体何ヶ月かかった んだ?^^;もう新作とは言えないかもですが。 いやー、最初に出て来る作中作、榊司朗の『人間標本』の部分を読むのは、正直 キツかったです。榊の蝶に対する執着、それを美し…

歌野晶午「それは令和のことでした、」(祥伝社)

久々の歌野さん。令和の世の中で起きる様々な物語をまとめた一冊。イヤミスより の作品が多かったけど、中にはラストでぐっと来る感動作なんかもありました( 珍しい!w)。 私は結構どれも楽しめたのだけど、アマゾンの評価見ると、歌野さんにしては 驚く…

恩田陸「spring」(筑摩書房)

恩田さん最新作。天才バレエダンサーの萬春(よろず・はる)を巡る4つの物語。 『蜜蜂と遠雷』のような、芸術と小説を見事に融合させた作品を期待して読んだの ですが・・・ちょっと、いや、だいぶ予想から外れた作品でした。ストーリーらしい ストーリーが…

楠谷佑「案山子の村の殺人」(東京創元社)

はじめましての作家さん。ミステリ・フロンティアの作品だったのと、タイトル からこてこての本格っぽい雰囲気なのかと思って借りてみました。 ミステリ・フロンティア20周年記念作品だそうな。うーむ。なぜこの作品?って 感じではあったかなぁ・・・。そ…

べるさんちの薔薇 2024年春

はい、どうもどうも。みなさま、こんばんは。 年に二回の薔薇記事でございます。一部の薔薇記事ファンのみなさま、 お待たせいたしました(い、いるよね?^^;)。 我が家の薔薇さんたち、今年の春も順調に蕾をつけてくれまして、ほぼ すべての薔薇が咲い…

三浦しをん「しんがりで寝ています」(集英社)

大好きな、しをんさんの日常を綴ったエッセイ集。ファッション雑誌「BAILA」で 連載されたものをまとめたもの。前に出た『のっけから失礼します』の続編 というか、第二弾にあたるもよう。 すみません、私ファッション誌ってほとんど読まないもので、「BAILA…

小西マサテル「名探偵じゃなくても」(宝島社)

このミス大賞受賞作『名探偵のままでいて』の続編。なかなか面白かったので、 意外と早く続きが読めて嬉しかったです。さすがに、まだ前作の内容覚えている ので(笑)。人気あるみたいで、回って来るのには少し、時間がかかりましたけどね。 クリスマスの直…

柚木麻子「あいにくあんたのためじゃない」(新潮社)

柚木さん最新作。六作からなる短編集。かなり個性的な登場人物が登場して、 強烈なお話が多かったな。読書メーターの他の方の感想ちらっと読んだら、みなさん スカッとしたってご感想が多かったみたいなんですが・・・うーむ。個人的には、 あんまりスカッと…

近藤史恵「山の上の家事学校」(中央公論新社)

近藤さん最新作。一体いつ書いてるの?ってくらい、近藤さんってコンスタントに 新刊出ますよね。連載が多いのかもしれませんが。まぁ、ファンとしてはたくさん 新刊が読めるのはありがたいのですけれども。 今回は、男性の家事がテーマですかね。妻から突然…

夏川草介「君を守ろうとする猫の話」(小学館)

『本を守ろうとする猫の話』の続編。とはいえ、前作の内容をきれいさーっぱり 忘れていましてね。まぁ、読み始めたらなんとなく思い出すだろう、と思って たんですが・・・最後までほとんど思い出せないままでしたね・・・^^; なんか、前作は主人公が男の…

ブログ18周年ありがとうございます。

どうもみなさま、こんばんは。 GW真っ只中ですね。いかがお過ごしでしょうか。 私は、今年のGWはちょいちょい仕事が入っておりまして、最大三連休まで なので、全く連休って感じはないですね。相方もGWとか関係ないシフト制の 仕事なので、いつも通り出勤し…

東野圭吾「ブラック・ショーマンと覚醒する女たち」(光文社)

東野さん最新作。元マジシャンのバーテンと建築士である彼の姪がタッグを 組んで活躍する『ブラック・ショーマンと名もなき街の殺人』の続編。元マジシャン の武史のキャラは結構気に入っていて、また会えるといいなぁと思っていたので、 続編が読めて嬉しか…

ほしおさなえ「まぼろしを織る」(ポプラ社)

ほしおさん最新長編。最近は文庫の作品ばかりでしたが、これは珍しく単行本。 母親が亡くなり、生きる意味を見い出せなくなった無気力な女性が主人公。この 説明だけで、内容暗めなのがわかりますよね^^;シングルマザーの母親に女手 ひとつで育てられた槐…

坂木司「うまいダッツ」(文藝春秋)

坂木さん最新作。今回は、高校の喫茶部に入部している高校生たちの物語。ゆるい 部活を目当てに喫茶部に入部したアラタ。喫茶部の中でも、好みのおかしを持ち 寄って食べるだけで最も益のない「おかし部」のメンバーたちと、ゆるゆると 放課後を過ごしていた…

今野敏「隠蔽捜査10 一夜」(新潮社)

シリーズ第10弾。神奈川県警刑事部長になった竜崎の元に、有名な純文学系の 小説家・北上輝記が誘拐されたという一報が舞い込んで来た。小説を読まない 竜崎は知らなかったが、県警本部長の佐藤はファンだという。佐藤から、何として でも北上を無事に保護…

東川篤哉「博士はオカルトを信じない」(ポプラ社)

東川さん最新作。今回は、両親が探偵業をやっているオカルト好きの中学生男子と、 寂れた廃工場に住む、自称天才発明家のふたりが、オカルトまがいの事件に挑む 連作ミステリー。相変わらず、キャラも設定もゆるゆる(笑)。ツッコミ所満載 ですが、いいのい…

大倉崇裕「犬は知っている」(双葉社)

大倉さんの最新作。警察病院で患者の苦痛や恐怖を和らげるために常駐するファシリ ティドッグのピーボ。普段は小児科病棟で子供たちを癒やしているが、実はピーボ には裏の任務があった。それは、特別病棟に入院している瀕死の受刑者たちの 元へ行き、彼らが…

凪良ゆう「星を編む」(講談社)

2023年本屋大賞受賞作『汝、星のごとく』の続編。人気ありすぎて、回って 来るのに時間かかりましたねぇ。ようやっと読めました。今年の本屋大賞にも ノミネートされているので、結果が出る前に読めて良かった~(発表は明日かな? ギリギリだった^^;…

ほしおさなえ「言葉の園のお菓子番 復活祭の卵」(だいわ文庫)

シリーズ第四弾。亡き祖母が通っていた連句会『ひとつばたご』に、祖母の代わりに 月に一度お菓子番として通う傍ら、ブックカフェで働き始めた一葉。歌人の久子 さんと小説家の柚子さんによるトークイベントが好評を博し、今度は短歌の書き方 指南のイベント…

藤崎翔「三十年後の俺」(光文社文庫)

元お笑い芸人の藤崎さんの文庫新刊。新刊なのは間違いないけれど、単行本が 文庫化されたもののようで、単行本時はこちらも作中の「『比例区は「悪魔」と 書くのだ、人間ども』」の方がタイトルだったらしい。長ったらしいタイトルだし 内容がわかりにくいか…

友井羊「スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 巡る季節のミネストローネ」(宝島社文庫)

シリーズ第8弾。もう8巻なんですね~。そして、8冊目にして、ついに主人公 の理恵さんが、スープ屋しずくの店主・麻野さんに告白しました。長かった ですねぇ・・・。しかし、冒頭・プロローグの時点で告白した理恵さんでしたが、 『少し時間がほしい』と…

下村敦史「そして誰かがいなくなる」(中央公論新社)

下村さん最新作。乱歩賞でデビューされた下村さんですが、意外にも初の本格 ミステリーだそう。確かに、雪で閉ざされた洋館に集められた男女が殺人事件に 巻き込まれるという、設定からしてこってこてのクローズドサークルミステリー。 本格を何より愛するワ…

森見登美彦「シャーロック・ホームズの凱旋」(中央公論新社)

久々のモリミーの新刊。楽しみにしていたのだけど・・・な、長かった・・・^^;; タイトルから推察できるように、世界に名だたる名探偵・シャーロック・ホームズ を題材に取り上げた意欲作。ただし、舞台はヴィクトリア朝の京都。洛中洛外で 活躍するホー…

青崎有吾「地雷グリコ」(角川書店)

ゆきあやさんに教えて頂いた、青崎さんの新作。今年のランキングを賑わせそうな 出来とのことで、これはもう、読むしかないでしょ!と即行で予約。ラッキーな ことに、予約なしで回って来て早めに読むことが出来ました。 いやー・・・、これは・・・めっちゃ…

「推理の時間です」(講談社)

雑誌メフィストの有料会員向けに行われたオンラインイベントが発端となり、 メフィスト誌上に掲載された読者参加型の謎解き企画を一冊にまとめたもの。 面白いのは、寄稿された作家さんご自身も、他の作家さんの問題編を読んで 推理し、解答しなければいけな…

「禁断の罠」(文春文庫)

『禁断の罠』をテーマにしたアンソロジー。米澤さん、有栖川さん目当てで借り ましたが、どれもなかなか面白かったですね。気になりつつも未読の作家さんの 作品も読めたので、収穫はあったかな。 誰かを罠にかける(かけられる)のがテーマなだけに、後味悪…

恩田陸「夜明けの花園 Dreaming Garden」(講談社)

恩田さん新作は、待望の理瀬シリーズ!アンソロジーではちょこちょこお目見え してましたが、こうして一作にまとまると嬉しいですね~。やっぱり、この不穏で 耽美で不条理な世界観がたまらない。あともう、装丁がヤバいくらい神がかってる (表現バグってて…

北村薫「中野のお父さんと五つの謎」(文藝春秋)

中野のお父さんシリーズ第4弾。今回も、文芸雑誌編集者の美希が、仕事先で 出会った本にまつわる数々の謎を、中野にいる元国語教師のお父さんに解決して もらいます。五作が収録されています。 北村さんらしく、文芸と落語が絡んだお話が多かったですね。一…