ミステリ読書録

ミステリ・エンタメ中心の読書録です。

な行の作家

夏川草介「君を守ろうとする猫の話」(小学館)

『本を守ろうとする猫の話』の続編。とはいえ、前作の内容をきれいさーっぱり 忘れていましてね。まぁ、読み始めたらなんとなく思い出すだろう、と思って たんですが・・・最後までほとんど思い出せないままでしたね・・・^^; なんか、前作は主人公が男の…

凪良ゆう「星を編む」(講談社)

2023年本屋大賞受賞作『汝、星のごとく』の続編。人気ありすぎて、回って 来るのに時間かかりましたねぇ。ようやっと読めました。今年の本屋大賞にも ノミネートされているので、結果が出る前に読めて良かった~(発表は明日かな? ギリギリだった^^;…

名取佐和子「文庫旅館で待つ本は」(筑摩書房)

創業九十年を超える海辺の小さな老舗旅館『凧屋旅館』。そこは、様々な古書 を揃えた文庫が名物で、別名『文庫旅館』と呼ばれていた。 本は好きだが、アレルギーがあるため読むことが出来ないという特殊な体質を 持つ若女将は、宿泊客に、その人と同じにおい…

貫井徳郎「龍の墓」(双葉社)

貫井さん最新ミステリー。VRゲームと現実の殺人事件がリンクする長編ミステリー。 発端は、東京の町田市で身元不明の焼死体が発見されたことから始まります。事件 を担当する所轄刑事の安田真萩は、警視庁からやって来た捜査一課の南条をコンビ を組むことに…

夏川草介「スピノザの診察室」(水鈴社)

夏川さん最新刊(かな?多分)。今回も当たり前のように医療がテーマですが、 いつもと違うのは、舞台は長野ではなく京都ってところ。京都のはんなりした 雰囲気が、長野を舞台にしたものとはまた違った魅力で良かったですね。とはいえ、 主人公の雄町哲郎自…

長岡弘樹「球形の囁き」(双葉社)

『傍聞き』の羽角母娘シリーズ最新作。娘の菜月視点、母親の啓子視点が交互に 描かれる連作短編集。一作ごとに菜月がどんどん成長して行って、最後には 母親にまで。ちょっと、ちょっと、一冊で時が進み過ぎじゃない?^^;もう 少しゆっくり菜月の人生を描…

中島久枝「しあわせガレット」(角川春樹事務所)

はじめましての作家さん。なぜこの本を手に取ったかというと、ただ単純に、 私がガレットという食べ物が大好きだからです(笑)。最近は全く食べてないの ですが、一時期はまって、いろんなガレット屋さんに行ってました。自分でも よく作ってましたし。そば…

似鳥鶏「育休刑事(諸事情により育休延長中)」(角川文庫)

忙しい奥さんの代わりに、自らが育休を取って息子の世話をすることになった刑事が なんだかんだと事件に巻き込まれる育休刑事シリーズ第二作目。前作が出たのが 4年前ですが、作中の蓮くんはまだ一歳くらい?ようやくよちよち歩きが出来る ようになったくら…

凪良ゆう「神さまのビオトープ」(講談社タイガ)

未読の凪良ゆう作品を減らそうキャンペーン!ということで、文庫版が新着情報に 載っていたので、予約してありました。評判良さそうだったので、読んでみたいと 思ってたんですよね。思ってたのと全然違うお話でしたけど^^; 大好きだった夫の「鹿野くん」…

燃え殻・二村ヒトシ「深夜、生命線をそっと足す」(マガジンハウス)

燃え殻さんのエッセイが好きなので、予約してありました。二村さんはAV監督で 作家さんもされている方だそうで、この二人による人気の配信番組『夜のまたたび』 の書籍化だそうです。二村さんはかなり個性的な考え方の方なので、噛み合って いるようないない…

七月隆文「ケーキ王子の名推理6」(新潮文庫nex)

シリーズも早第6巻になりました。前作でじれったい二人が両想いになり、 めでたいと思ってましたが、あの未羽に対して常に塩対応だったクールな颯人が、 両想いになった途端、こんなに甘甘になってしまうとわ・・・!!!(驚愕)。 こっちがこっぱずかしく…

長岡弘樹「新・教場」(小学館)

教場シリーズ最新作。シリーズとしては6作目に当たるらしい。毎回タイトルが 微妙に変わっているものの、『教場』の前か後に一文字くっつけるっていう、 似たようなタイトルばかりなので、どれがどれだかさっぱりわからなくなりつつ あります・・・作者御本…

西澤保彦「異分子の彼女 腕貫探偵オンライン」(実業之日本社)

腕貫探偵シリーズ最新作。不定期に出るせいなのか、毎回作風が変わる不思議な シリーズなんですが、今回もまたちょっと趣向が変わってましたね。ついに、 腕貫探偵シリーズにもコロナ禍が反映されることになりました。神出鬼没で どこに設置されるか予測出来…

似鳥鶏「名探偵外来 泌尿器科医の事件簿」(光文社)

似鳥さんの最新作。医療もののミステリーというのは昨今それほど珍しいものでは ありませんが、その中でも泌尿器科医が主人公というのは結構珍しいのではないか と思います。身体の中でも非常に重要な器官であるものの、いざ病気になったら 病院に行くのに勇…

似鳥鶏「小説の小説」(角川書店)

メタ・フィクション小説ばかりを集めた作品集。既存のいわゆる『小説の決まりごと』 を取っ払った、常識無用の小説ばかりが収録されています。 いやぁ~・・・う、うん・・・正直、読むのに疲れました。アマゾンのレビュー はみなさん大絶賛だったので、アレ…

凪良ゆう「汝、星のごとく」(講談社)

凪良ゆうさんの最新作。はぁ。凪良さんってほんとにすごい作家さんだなぁと 再認識させられた作品でした。瀬戸内海の島で育った男女二人の複雑な恋愛模様 を描いた力作です。 冒頭のシーンを読んだ時点では、正直、「えー、不倫ものかぁ。好きな題材じゃ な…

長岡弘樹「殺人者の白い檻」(角川書店)

長岡さんの新刊(刊行ペースが早いから最新刊ではないかも?^^;)。 脳外科医の尾木敦也は、刑務所のすぐ隣の病院に勤務していたが、六年前に 両親を強盗殺人で失って以来、スランプに陥り、最近は休職中だった。そんな 尾木に、ある日『隣』からくも膜下…

貫井徳郎「紙の梟 ハーシュソサエティ」(文藝春秋)

貫井さんの最新作。人を一人殺したら死刑になる世界で起きる事件を描いた作品集。 5作が収録されています。死刑制度についていろいろと考えさせられる貫井さん らしい作品集ですね。同じ死刑制度の下で起きるとはいえ、それぞれの作品に ほとんど繋がりはな…

似鳥鶏「夏休みの空欄探し」(ポプラ社)

似鳥さんの最新作。高校二年の成田頼伸は、謎解きやクイズが大好きで、部員二名 のクイズ研究会に所属している。同じクラスに、明るくスポーツも万能で、ダンス 同好会で活躍する陽キャな成田清春がいるせいで、クラスではいつも「じゃない方」と 呼ばれてい…

凪良ゆう「流浪の月」(創元文芸文庫)

2020年本屋大賞受賞作。意外と早く文庫が出たので、早めに読めて良かったです。 単行本の方だとまだまだ図書館の予約数が多くて予約する気になれなかったんで^^; 息もつかせぬくらいにぐいぐい読まされてしまう作品でした。本屋大賞受賞も納得 です。…

名取佐和子「図書室のはこぶね」(実業之日本社)

『金曜日の本屋さん』シリーズや『ペンギン鉄道』シリーズ等が人気の、名取さんの 新作。図書室が舞台ということで、面白そうだったので手にとってみました。 予約本ラッシュ中に借りた為、期限ギリギリになってしまい、諦めるしかないか、 とも思ったのです…

凪良ゆう「滅びの前のシャングリラ」(中央公論新社)

随分前に予約していたものがやっと回って来ました。本屋大賞の『流浪の月』は、 まだまだ予約数が多いから当分読めないだろうなぁと思って諦めてたんですが、 この間文庫落ちしたものが入荷されていて、割りとすぐに予約したため、 さほど待たずに回って来る…

NATSUMI「大正浪漫 YOASOBI『大正浪漫』原作小説」(双葉社)

二人組ボーカルユニットYOASOBIの『大正浪漫』の元となる原作小説。現代に 生きる中学男子の時翔と、大正時代に生きる少女千代子、時空を超えた文通相手 に恋をする二人。千代子からの告白に、自分の想いも伝えようとした時翔だったが、 千代子の世界で大地…

長岡弘樹「教場X 刑事指導官風間公親」(小学館)

教場シリーズ最新作。シリーズ一作目の『教場』の前日譚に当たります。少し前に 出た『教場0』の後日談というか。あれのラストを受けての作品ということに なります。実は読んでる間は、この刑事指導官をしていた時期がいつなのか、 いまいちはっきりわかっ…

西澤保彦「スリーピング事故物件 THE SLEEPING HOUSE HISTORY」(コスミック出版)

西澤さん最新刊。西澤さんの新作は出るとついつい予約して借りてしまうんだけど、 毎回、読み終えた後の感想が一緒になるんだよね・・・。 そして、今回もやっぱり、アレが入っていて、結果、同じ感想と相成りましたとさ。 曰く付きの事故物件に、職場の元先…

長岡弘樹「巨鳥の影」(徳間書店)

長岡さんの最新短編集。読んでる時は全然気づいていなかったのですが、後から 調べたところ、生き物が出て来る短編集なのだとか。そういえば、どの作品にも 何らかの生き物が出て来てた・・・かも(気づくの遅すぎ^^;)。 相変わらず、予想の斜め上の着地…

凪良ゆう「すみれ荘ファミリア」(講談社タイガ)

本屋大賞受賞作家・凪良ゆうさんの最新文庫作品。以前に他のレーベルから出た 作品を再文庫化した作品だそう。続編となる短編も収録されているので、こちらで 読んだ方がお得感はありそうです。 本屋大賞の作品は当分借りられそうにないので、それ以外の作品…

夏川草介「臨床の砦」(小学館)

『神様のカルテ』シリーズの夏川さんの最新作。コロナ禍の中、地域唯一の 感染症指定病院に勤める内科医・敷島が主人公。これはもう、小説ではなく、ほぼ ほぼノンフィクションと言ってもいい作品じゃないでしょうか。コロナ患者を 受け入れている病院の内情…

成田名璃子「今日は心のおそうじ日和2 心を見せない小説家と自分がわからない私」)メディアワークス文庫

シリーズ二作目。有名作家の住み込み家政婦として雇われた主人公が、掃除を 通して心の整理をして行く物語。 お掃除することで、心を整理し、憂いを取り払って行く、という設定が面白いです。 一時期大ブームになった、こんまりさん(近藤麻理恵さん)みたい…

似鳥鶏「卒業したら教室で」(創元推理文庫)

久しぶりの<市立高校シリーズ>。5年ぶりの新刊だそうで。そういえば、出て ないよなぁとはちょいちょい思ってたんですけどね。 一年前に伊神さん卒業しちゃって、今回ははついに柳瀬さんの卒業。シリーズも 終わりに近づいているのかな、と思いながら読み…