あ行の作家
出た年の各ミステリ賞をのきなみ総なめにした『屍人荘の殺人』の前日譚となる スピンオフ作品。あのシリーズの主人公(語り手)の葉村君が所属する神紅大学 ミステリ愛好会の唯一の先輩・明智恭介が活躍する連作短編集です。5作が収録 されています。 今回…
読み逃していた秋吉作品。ブログ友達のゆきあやさんが絶賛されていたので、開架で 見つけて即ゲットして来ました(笑)。予約本に余裕がある時はこれができるから 良いのよね。今度は、期限の関係で返却せざるを得なかった作品なんかも再チャレンジ しようっ…
読み逃していた、乙一・中田永一・山白朝子さんによる一人アンソロジー。新刊時 に予約本ラッシュで借り逃していたのでずっと気になってたんですよね。今回、 久しぶりに予約本ゼロになったので、開架から借りて来ました。最近、予約本が 常に回って来ている…
ブログ友達のわぐまさんに教えて頂いた作品。結構話題になっているようで、 教えて頂いてすぐに予約していたのだけど、かなり待たされましたね。一本木 さんの作品を読むのは、デビュー作の鮎哲賞作品『だから殺せなかった』以来 二作目。でも、全然内容覚え…
青柳さん最新作。タイトルは怪談刑事ですが、主人公は、怪談話など大嫌いな超 現実派のベテラン刑事の只倉恵三。定年まであと少し、このまま所轄署の一刑事として 働けると思っていたのだが、なぜか突然、怪奇現象等の不可思議な未解決事件を 再調査する警察…
朝倉さんの最新作。読み終わったのは結構前なんですが、うっかり間違って、 記事を書く前に本を返してしまいまして。手元に本がないため、うろ覚えの 感想になってしまいそうです。すみません・・・。 あらすじや登場人物の名前等、ネットを参照しつつ、間違…
YouTubeで話題になり、映画化までされた人気作。話題騒然となった時は予約が すごくて全然借りられなかったのですが、文庫版が入荷されて、それほど予約数が いなかったので、やっと借りられました。 知人が買おうか検討している中古の一軒家について相談を…
大崎さん新刊。シングルファザーの父親と二人暮らしだった中学二年の花南子は、 父親の海外転勤に伴い、春休みから曾祖母の営むアパート「さつきハイツ」の一室 で一人暮らしを始めた。しかし、何かと便りにしていた曾祖母の五月さんが、 ぎっくり腰で入院す…
碧野さん新作。仕事をリストラされてしまい途方にくれたデザイナーと天才装丁家 がタッグを組むお仕事小説。 一つ前に読んでいた貴志さんの作品は一週間以上かけて読んでいたのに、本書は 内容軽めでページ数も少なめなので、2日くらいで読んでしまった。さ…
久々の歌野さん。令和の世の中で起きる様々な物語をまとめた一冊。イヤミスより の作品が多かったけど、中にはラストでぐっと来る感動作なんかもありました( 珍しい!w)。 私は結構どれも楽しめたのだけど、アマゾンの評価見ると、歌野さんにしては 驚く…
恩田さん最新作。天才バレエダンサーの萬春(よろず・はる)を巡る4つの物語。 『蜜蜂と遠雷』のような、芸術と小説を見事に融合させた作品を期待して読んだの ですが・・・ちょっと、いや、だいぶ予想から外れた作品でした。ストーリーらしい ストーリーが…
大倉さんの最新作。警察病院で患者の苦痛や恐怖を和らげるために常駐するファシリ ティドッグのピーボ。普段は小児科病棟で子供たちを癒やしているが、実はピーボ には裏の任務があった。それは、特別病棟に入院している瀕死の受刑者たちの 元へ行き、彼らが…
ゆきあやさんに教えて頂いた、青崎さんの新作。今年のランキングを賑わせそうな 出来とのことで、これはもう、読むしかないでしょ!と即行で予約。ラッキーな ことに、予約なしで回って来て早めに読むことが出来ました。 いやー・・・、これは・・・めっちゃ…
恩田さん新作は、待望の理瀬シリーズ!アンソロジーではちょこちょこお目見え してましたが、こうして一作にまとまると嬉しいですね~。やっぱり、この不穏で 耽美で不条理な世界観がたまらない。あともう、装丁がヤバいくらい神がかってる (表現バグってて…
秋川さん新作(去年の11月発売みたいだから、もう新刊じゃない?^^;)。 大病院の近くに店を構える、深夜営業のカフェ『ポラリス』には、様々な事情を 抱えた客がやってくる。そうした悩みを抱える客たちに、明るく察しの良い店主は、 その人に合わせた…
伊坂さん最新刊・・・とはもう、言えないかな^^;昨年の9月に出た作品なので。 予約に乗り遅れてしまって、結構待たされました。久しぶりの殺し屋シリーズ! 読むのを楽しみにしていました。前作では新幹線から降りられなかった不運な 殺し屋・七尾(天道…
シリーズ最新刊。読み始めて冒頭から驚きました。だって、一話目で日和が旅する 場所が能登半島なんだもの。微妙なタイミングで読む羽目になってしまった。 というか、日和が旅する観光名所がことごとく被害が大きかった場所で。のとじま 水族館や輪島の朝市…
初小川作品。気になってる作品はたくさんあるのだけど、とにかく予約が多くて 手が出せない。特に『君のクイズ』は読みたいと思っているのだけど、200人 以上の予約があるので諦めて、文庫落ち待ち。本書は、新刊時に早めに予約 しておいたので、思ったよ…
一穂ミチさん最新刊。犯罪小説ばかりを集めた短編集。六編が収録されています。 どれもなかなか読ませる作品ばかりでした。コロナ禍のパンデミックな世の中で 起きる罪深き人々の物語。救いのないノワール系小説ばかりかと思いきや、後半は 救いのある結末の…
という訳で、BROTHER編からさほど待たされることなくSISTER編が回って来ました。 ただ、できれば二冊手元にある状態で読みたかったな~というのが正直なところ。 細かい設定とか、確認しながら読みたかった。BROTHER編と同じ三つの事件を 描いているのですが…
最近話題の阿津川さんの新作。あまり読んだことがないのですが、新着情報の あらすじ読んで面白そうだったので借りてみました。都心に近い九十九ヶ丘高校に 通う高校生たちの、ある日の昼休みまでの悲喜こもごもを描いた連作短編集。 たった半日(作品によっ…
井上さん新刊。おそらく二冊同時発売だったのかな?これとは別に、SISTER編 というのも出ています。Side-A、Side-Bみたいな感じらしい。予約が回って来た のがこちらが先だったのでこちらから読みましたが、一説によると、SISTER編 の方を先に読んだ方が良い…
大手のIT企業スピラリンクスの最終選考に残った六人。最終試験は、六人で 行うグループミーティング。一ヶ月間の猶予の中でチームを作り上げ、有意義な ディスカッションを行え、というもの。内容次第では六人全員採用ということも あり得ると言われ、六人は…
ラストの反転が話題になっている(らしい)岡崎さんの長編ミステリー。ブランチ でも取り上げられていたので、読むのを楽しみにしていました。表紙までもが 伏線らしいと聞いていたので、この表紙にどういう意味があるのかな~と考え ながら読みました。右目…
井上さん最新長編ミステリー。今までの作品とは大分雰囲気が違うので、最初 ちょっととっつきにくいのかな?と思いながら読み始めたのだけど、読み進めて 行くにつれてどんどん引き込まれて行って、後半は先が気になって一気読み。 面白かった! 最新のIT技…
久しぶりの乾さん。刊行インターバルが短くて、最近は全然追えてなかったの ですが、気になるタイトルだったのでなんとなく食指が動いて借りてみました。 確か、ブランチでも紹介されていたような。だから引っかかったのかも(違う 作品だったかもですが^^…
青山さん最新作。もともと好きな作家さんですが、いつもの如くに王様のブランチ で取り上げられているのを観て、とても面白そうだったので読むのを楽しみに していました。 いやー、もう、期待通りの内容でしたね。これ読んで、タイトルのカバヒコを 好きに…
今村さん最新作。小学生が主人公のジュヴナイルと知って、ちょっとびっくり しましたが、評判良さそうなので楽しみにしていました。 小学六年生のユースケは、夏休みが終わり、新学期が始まったのを機に、自分の オカルト趣味を壁新聞で生かしたいと考え、意…
むかしばなしシリーズ第三弾。タイトル長いよ(笑)。このシリーズ大好きなのに、 これで完結なんだそう。悲しい。 もっと続けようと思えばいくらでも続けられそうなんだけどなぁ。さすがにネタ 切れしてきたのかしらん。 今回も、日本の昔話とミステリーが…
シリーズ第三弾。創刊二周年を記念して、紙業界誌『月刊KAMI-ZINE』に掲載された 懸賞つきクイズコーナー『紙人32面相の紙ってる!推理クイズ』が、紙業界内で 話題になっていた。紙人32面相なるオリジナルキャラクターが読者に推理クイズを 出題し、正…