ミステリ読書録

ミステリ・エンタメ中心の読書録です。

あ行の作家

伊坂幸太郎「777 トリプルセブン」(角川書店)

伊坂さん最新刊・・・とはもう、言えないかな^^;昨年の9月に出た作品なので。 予約に乗り遅れてしまって、結構待たされました。久しぶりの殺し屋シリーズ! 読むのを楽しみにしていました。前作では新幹線から降りられなかった不運な 殺し屋・七尾(天道…

秋川滝美「ひとり旅日和 幸来る!」(角川書店)

シリーズ最新刊。読み始めて冒頭から驚きました。だって、一話目で日和が旅する 場所が能登半島なんだもの。微妙なタイミングで読む羽目になってしまった。 というか、日和が旅する観光名所がことごとく被害が大きかった場所で。のとじま 水族館や輪島の朝市…

小川哲「君が手にするはずだった黄金について」(新潮社)

初小川作品。気になってる作品はたくさんあるのだけど、とにかく予約が多くて 手が出せない。特に『君のクイズ』は読みたいと思っているのだけど、200人 以上の予約があるので諦めて、文庫落ち待ち。本書は、新刊時に早めに予約 しておいたので、思ったよ…

一穂ミチ「ツミデミック」(光文社)

一穂ミチさん最新刊。犯罪小説ばかりを集めた短編集。六編が収録されています。 どれもなかなか読ませる作品ばかりでした。コロナ禍のパンデミックな世の中で 起きる罪深き人々の物語。救いのないノワール系小説ばかりかと思いきや、後半は 救いのある結末の…

井上真偽「ぎんなみ商店街の事件簿 SISTER編」

という訳で、BROTHER編からさほど待たされることなくSISTER編が回って来ました。 ただ、できれば二冊手元にある状態で読みたかったな~というのが正直なところ。 細かい設定とか、確認しながら読みたかった。BROTHER編と同じ三つの事件を 描いているのですが…

阿津川辰海「午後のチャイムが鳴るまでは」(実業之日本社)

最近話題の阿津川さんの新作。あまり読んだことがないのですが、新着情報の あらすじ読んで面白そうだったので借りてみました。都心に近い九十九ヶ丘高校に 通う高校生たちの、ある日の昼休みまでの悲喜こもごもを描いた連作短編集。 たった半日(作品によっ…

井上真偽「ぎんなみ商店街の事件簿 BROTHER編」(小学館)

井上さん新刊。おそらく二冊同時発売だったのかな?これとは別に、SISTER編 というのも出ています。Side-A、Side-Bみたいな感じらしい。予約が回って来た のがこちらが先だったのでこちらから読みましたが、一説によると、SISTER編 の方を先に読んだ方が良い…

朝倉秋成「六人の嘘つきな大学生」(角川文庫)

大手のIT企業スピラリンクスの最終選考に残った六人。最終試験は、六人で 行うグループミーティング。一ヶ月間の猶予の中でチームを作り上げ、有意義な ディスカッションを行え、というもの。内容次第では六人全員採用ということも あり得ると言われ、六人は…

岡崎琢磨「鏡の国」(PHP研究所)

ラストの反転が話題になっている(らしい)岡崎さんの長編ミステリー。ブランチ でも取り上げられていたので、読むのを楽しみにしていました。表紙までもが 伏線らしいと聞いていたので、この表紙にどういう意味があるのかな~と考え ながら読みました。右目…

井上真偽「アリアドネの声」(幻冬舎)

井上さん最新長編ミステリー。今までの作品とは大分雰囲気が違うので、最初 ちょっととっつきにくいのかな?と思いながら読み始めたのだけど、読み進めて 行くにつれてどんどん引き込まれて行って、後半は先が気になって一気読み。 面白かった! 最新のIT技…

乾ルカ「葬式同窓会」(中央公論新社)

久しぶりの乾さん。刊行インターバルが短くて、最近は全然追えてなかったの ですが、気になるタイトルだったのでなんとなく食指が動いて借りてみました。 確か、ブランチでも紹介されていたような。だから引っかかったのかも(違う 作品だったかもですが^^…

青山美智子「リカバリー・カバヒコ」(光文社)

青山さん最新作。もともと好きな作家さんですが、いつもの如くに王様のブランチ で取り上げられているのを観て、とても面白そうだったので読むのを楽しみに していました。 いやー、もう、期待通りの内容でしたね。これ読んで、タイトルのカバヒコを 好きに…

今村昌弘「でぃすぺる」(文藝春秋)

今村さん最新作。小学生が主人公のジュヴナイルと知って、ちょっとびっくり しましたが、評判良さそうなので楽しみにしていました。 小学六年生のユースケは、夏休みが終わり、新学期が始まったのを機に、自分の オカルト趣味を壁新聞で生かしたいと考え、意…

青柳碧人「むかしむかしあるところに、死体があってもめでたしめでたし。」(双葉社)

むかしばなしシリーズ第三弾。タイトル長いよ(笑)。このシリーズ大好きなのに、 これで完結なんだそう。悲しい。 もっと続けようと思えばいくらでも続けられそうなんだけどなぁ。さすがにネタ 切れしてきたのかしらん。 今回も、日本の昔話とミステリーが…

歌田年「紙鑑定士の事件ファイル 紙とクイズと密室と」(宝島社)

シリーズ第三弾。創刊二周年を記念して、紙業界誌『月刊KAMI-ZINE』に掲載された 懸賞つきクイズコーナー『紙人32面相の紙ってる!推理クイズ』が、紙業界内で 話題になっていた。紙人32面相なるオリジナルキャラクターが読者に推理クイズを 出題し、正…

恩田陸(飯合梓)「夜果つるところ」(集英社)

先日読んだ『鈍色幻視行』に出て来た作中作『夜果つるところ』を完全再現した 作品。カバー表紙と一枚めくった扉の部分こそ『恩田陸』名義になっていますが、 もう一枚めくると、著者名が『飯合梓』に(つまり、タイトルと著者名が書かれた ページが二種類あ…

碧野圭「菜の花食堂のささやかな事件簿 木曜日のカフェタイム」(だいわ文庫)

料理教室も開く靖子先生が作る、新鮮な野菜たっぷりの絶品料理が味わえる菜の花 食堂を舞台に繰り広げられるハートフルミステリー、第5弾。今回も、靖子先生 の菜の花食堂には、ささやかな事件がいくつも持ち込まれます。 『こころを繋ぐお弁当』 駅前通り…

奥田英朗「コメンテーター」(文藝春秋)

17年ぶりに復活したトンデモ精神科医・伊良部シリーズ最新刊。めちゃくちゃ 楽しみにしていました。いやー、17年のブランクなんて何のその、めっちゃ 面白かったです。伊良部のトンデモぶりは全く変わっておらず、マユミちゃん のぶっ飛びクールビューテ…

有川ひろ「物語の種」(幻冬舎)

有川さん最新作。読者に物語の種となるエピソードやキーワードを投稿してもらい、 それを有川さんが小説にするという企画ものの短編集。他人から生まれた種を、 どう作家有川ひろが芽吹かせるのか。10作の短編が収録されています。 種は、『レンゲ畑の写真…

恩田陸「鈍色幻視行」(集英社)

恩田さんの最新長編。650ページ超えの長編。映像化の企画が立ち上がる度に、 何らかの事故が起きて企画が頓挫してしまう為、呪われているのではないかと 噂されている小説『夜果つるところ』。その著者・飯合梓の謎を追う小説家の 蕗谷梢は、関係者が一同…

大崎梢「27000冊ガーデン」(双葉社)

大崎さんの最新刊。高校の図書館が舞台の日常の謎系ミステリー。大崎さんらしい 本にまつわるミステリーで、私が一番好きなジャンル。作中に散りばめられている 既存の本の名前も、読んだ作品が多いので、ちょいちょいテンション上がりました。 日常の謎系な…

青崎有吾「ノッキンオン・ロックドドア」(徳間書店)

7月からドラマ化されるそうなので、人気が出る前に読んでみたいと思い、借りて みました。確か、ブロ友のゆきあやさんもお薦めしていた覚えがありましたし(もし 違ってたらごめんなさい^^;)。 不可能(HOW)担当の御殿場倒理と、不可解(WHY)担当の片…

青崎有吾「11文字の檻 青崎有吾短編集成」(創元推理文庫)

アンソロジーなんかでちょいちょい読んでいて気になっていた青崎さんの短編集。 なんとなく面白そうかなと思って借りてみました。 短編集ということで、いろんな媒体で発表された作品を再収録した作品が多かった ですね。現に、私もアンソロジーで読んでいた…

一穂ミチ「うたかたモザイク」(講談社)

最近注目している一穂さんの最新作。タイトルにあるように、少し長めのものから、 ショートショートのようなものまで、まさに、さまざまな形を集めたモザイク画 のような短編集。内容的にも、いろんなタイプのお話が入ってます。全部で13編 と、読み応えた…

青柳碧人「クワトロ・フォルマッジ」(光文社)

坂の上の小さな個人経営のピッツェリア、<デリンコントロ>で働く紅野仁志。 ある日、オーナーがスキー旅行に行く為、午後6時の夜営業から店長代理として 働くことになった。厨房担当の宮田久美、調理担当の片山伸也と共に忙しく働いて いたが、アルバイト…

青山美智子「月の立つ林で」(ポプラ社)

青山さん最新作(かな?その後出てたらすみません)。本屋大賞にもノミネート されてますね。 うんうん。安定の青山ワールド。とっても素敵な作品集でした。長年勤めた病院 を理由あって辞めて次の職を探す元看護師、売れないながらもお笑い芸人の夢を 諦め…

一木けい「悪と無垢」(角川書店)

『1ミリの後悔もない、はずがない』から注目している作家さん。新刊が出たので 予約してみました。 いやー・・・イヤミス通り越してもう、ホラーの域っていう作品でしたね・・・。 一話目二話目辺りまでは、夫とうまくいかない主婦が若くてイケメン(2話目…

芦沢央「夜の道標」(中央公論新社)

芦沢さんの作品は読んだり読まなかったりなんですけれど、これは何となく良さそう だなと思って予約してありました。回って来るまで結構かかったなぁ。記事を 書くにあたってネット検索してたら、本書が作家十周年の記念作品だそうで。 ここ最近人気になった…

安壇美緒「ラブカは静かに弓を持つ」(集英社)

王様のブランチで紹介されていて、面白そうだなぁと思って予約していた作品。 その後本屋大賞にもノミネートされました。 なるほど、なるほど、話題になるのも頷ける作品でしたねぇ。とても面白かった。 少し前に、音楽教室の著作権問題が話題になったのを覚…

伊藤調「ミュゲ書房」(KADOKAWA)

ブログ友達のおんだなみさん、わぐまさんがオススメされていた作品。書店が 舞台でブロ友さんのオススメとあらば、読まない訳にはいきませんよね。北海道 で老舗の書店を営んでいた祖父が亡くなり、理由あってその経営を引き継いだ 元編集者の青年の物語。 …