ミステリ読書録

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スペイン旅行記 < 6 >

スペイン旅行記5日目です。


前日、セビリアからアンダルシア北部の街・コルドバに移動し一泊。この辺りから朝も比較的
ゆっくりになり、行程も楽になる。体力的にしんどい時期にさしかかっていたので、これは
ありがたかった。
ホテルの朝食も比較的ゆっくり食べられた。初日に比べるとホテルもグレードアップ
している為、ぐっと内容も豪華に。


ホテルの朝食。食べすぎ?
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ただし、この日辺りから天気が崩れだす。雨こそ降らないものの、傘は常備してないと
やばいような曇天。

コルドバでは、イスラム建築の世界遺産メスキータが観光のメイン。でも、開門までに
時間があったので、迷路のようなユダヤ人街や花の小径を通って時間をつぶす。
花の小径は細い通路の両側の白壁にたくさんの花の鉢植えがかかっていて、とても可愛らしい。
進んで行くとちょっとした噴水のある小さな広場に出て、そこから花の小径を振り返ると、
メスキータの塔がひょっこりと顔を覗かせる。観光客の写真スポットらしい。


花の小径と塔。みんな写真撮ってますね~(笑)。
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さて、そうやって時間をつぶしていよいよメスキータの中へ。メスキータはイスラム
寺院でなんと8世紀の建築だそうだ。かつては2万5千人を超えるイスラム教徒がここで
祈りを捧げていたらしい。しかし、徐々にキリスト教勢力が強まるにつれて、その姿も
変わって行き、キリスト教系の寺院へと変貌して行く。その最たるものが中央に突如
現れるキリスト教の大聖堂だ。

中に入ると、高い天井と広大な敷地の中に、圧倒される建築技術の数々。しばし呆然。
成る程、世界遺産になるのもうなずける。キリスト教徒でさえも、賞賛の声を惜しまなかった
そうだ。
しかし、寺院内の何百とある美しい柱だが、客の誰かが『バウムクーヘン』と呼んで
いて、そうとしか見えなくなってしまった・・・(苦笑)。


見事な天井。
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バウムクーヘンにしか見えない柱・・・。暗くてわかりづらくてごめんなさい!
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メスキータを出た一行は、セルバンテスが訪れたレストランに向かう為ラ・マンチャ地方
プエルトラピセ村へ。
セルバンテスが訪れたという旅籠は、可愛いレストランになっていて、ドン・キホーテ
にちなんだいろいろな装飾が施されていて面白い。雰囲気たっぷりだ。
ここでの昼食は、タパス料理。タパスはおつまみの意味で、いろいろな料理がちょっと
づつ食べられる。ちょっと塩味はきつかったけど、なかなか美味しかった。


タパス料理。クリームコロッケが美味しかった!
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昼食後は、思い込みで旅を続けるドン・キホーテが巨人と間違えたというコンスエグラの
風車を見学。この風車は現在11基残っていて、全て個人の所有物になっているのだが、
この所有者のおじさんがとっても愉快な人物。観光客のバスが風車に近づくと、自家用車で
そのバスを追っかけて来る。日によっては風車の中を見せてくれるらしいのだが、残念
ながら私が行った時は見れなかった(故障中だったそう)。怪しげな日本語を操り、ちょっと
したおみやげも販売する(ほとんど売れないようだが)。サービス精神たっぷりのおじさんとの
交流は楽しい思い出になった。ありがとう、ペドロさん。


風車。横からの角度ですいません。人物が入ってない写真がこれ位しかなかった^^;
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コンスエグラを出た一行はいよいよ最終目的地マドリードへ。


と言う訳で、今日はここまでです。いよいよ恐怖の地、犯罪の巣窟マドリード
向かいます。ここまで散々脅されて来た私は、正直かなりびびっておりました・・・さて、
何事もなく無事に帰れるでしょうか(ってこれ書いてるんだから帰れてるんですけど^^;)。
おそらく次回が最終回です。
読んで下さった方、ありがとうございます。お疲れ様でした。