ミステリ読書録

ミステリ・エンタメ中心の読書録です。

ルールバトン変化版 From アニスさん

えー。以前から出されていたアニスさんの‘宿題’ルールバトン。
まさか自分が回したルールバトンがこんな形で戻ってくるとは・・・^^;
ただ、このバトンが実に難問。日々頭を悩まし、いろいろと考えていたのですが
全くいいのが思い浮かばない~^^;他の方のUPされた記事を読んで更に意気消沈。
でもせっかく出されたお題ですから、恥を覚悟でやってみますね。



Q1. どうしても続編を書いてほしい小説と、その作者名をあげてください(物故作家の場合は、代わって続編を書く作家の名前も)。できれば、その理由も。

これはですねぇ。いっぱいありすぎて何を答えればよいのやらわかりませんね。
代わって続編を書くというと、「風とともに去りぬ」の続編「スカーレット」を思い出しますね。
あれはあれで面白く読みましたが、違う人が書くというのでもいいんだーと目からウロコの思い
でした。

大概、気に入った小説は続編が読みたい!と思うのですが、もう出そうにないな~、でも
読みたいな~というのは、栗本薫さんの薫君シリーズ。伊集院シリーズじゃなくて、こっち
をずっと書いてくれてたら、栗本さんから離れずに済んだと思うのですけどね(いや、あっちも嫌い
ではないんですけど)。
あとは新井素子さんの「絶句」。とにかく好きな作品でした。あらゆる小説の中で最も
美形だという設定の一郎君が大好きで、何度も読み返しましたね。あのキャラクターたちに
また会いたいなぁ。



Q2. オリジナルのアンソロジーを編むことになりました。テーマと収録したい作家・作品名をあげてください。

これが一番難問なんですよね~^^;私、短編読むの大好きですけど、持ち前の金魚頭のせいで
読んだ端からその内容を忘れて行くという体たらくなので、こういう時にぱぱっと作品名
が思い出せない。ので、一応短編集というくくりで選出したいと思います。そのうちのどれ
を選ぶかは、読んだ方の判断におまかせするということで(だっていちいちタイトルとか
覚えてないんだもの^^;)。

私は殺伐とした殺人ものとか人間の悪意が全面に押し出されたような重い作品の後には爽やかで
軽めのミステリが読みたくなります。なので、心がささくれている時や暗い気持ちになった時に
是非読んで頂きたい癒し系の作品を選んでみたいと思います。


1.北村薫/「空飛ぶ馬」
元祖日常の謎系といえばコレをあげない訳にはいきませんね。円紫師匠と私の温かい
関係が素敵なのです。

2.加納朋子/「螺旋階段のアリス」
加納さんはどれも癒し系なのですが、やはり安梨沙ちゃんの可愛さに癒されるという点で
これを選びました。

3.近藤史恵/「天使はモップを持って」
「賢者はベンチで思索する」とどちらか迷いましたが、これもキリコちゃんの愛らしさ
でこちらの勝利。お掃除に命をかけるキリコちゃんと、しがないサラリーマンの主人公との
恋愛の結末に誰もが癒される筈。

4.菅浩恵/「歌の翼に―ピアノ教室は謎だらけ」
亮子先生の過去のことを考えると、純粋に癒されるという作品ではないかもしれませんが、
小学生たちの悩みを優しく温かく解決する亮子先生がとても素敵です。ピアノの優しい旋律
とも相まって、なんとも好きな作品です。

5.葦原すなお/「ミミズクとオリーブ」
最近いろんな方が記事をUPされているので、特筆すべきことはないのですが、奥さんの
お料理と推理、各キャラ同士の絶妙かつ軽快な会話で癒されること間違いなし。

6.坂木司/「切れない糸」
癒し系、と言われてこの方をあげないわけには行きません。引きこもりシリーズは主人公が
背負っているものが結構重いので、癒されるという意味ではコチラの方かな。

7.畠中恵/「しゃばけ
このシリーズは誰が読んでも楽しめるし癒されると思います。妖怪たちが(妖怪なのに)
とんでもなく可愛い。一太郎の優しい性格もいいですし。鳴家の可愛さは・・・キュン死に。

8.松尾由美/「安楽椅子探偵アーチー」
記事にしたら割と読んで下さる方がいて嬉しかったです。とにかくアーチーの設定が秀逸。
衛とのコンビは最高です。可愛らしい日常の謎系を求めている方には是非読んで頂きたい作品。

9.奥田英朗/「イン・ザ・プール
癒し系、と云えばコレ。笑いは、最高に人に癒しを与えるものだと思っています。伊良部の
とんでもない行動になぜか患者も読者も癒されてしまう。究極のサプリメント小説だと
思います。

10.森絵都/「アーモンド入りチョコレートのワルツ」
最後はこれ。締めくくりとして絶対入れたかった作品。美しいピアノ曲と作品の雰囲気
が絶妙にマッチしていて、とにかく癒されました。大好きな作品です。


本来ならばこうした作品の中の一作をチョイスしなければいけないのでしょうけど、
全部をそこまで細かく覚えてないので・・・すいません。アンソロジーじゃないじゃん^^;;
どの作品もほのぼのしている点では保証します(あ、伊良部はちょっと違うけど)。



Q3. Q2.のアンソロジーに、タイトルをつけてください。値段や体裁(単行本か文庫かなど)、装幀についても、希望があればお書きください。

うきゃ。またしても難問じゃないか。こういうの苦手なんですよ~^^;;
もう超ベタなのしか思いつかないですよ~。うへえ。

「優しい時間~10の癒しの物語~」 ひえええ~恥ずかしすぎる・・・。
っていうかつまらん!!タイトルを考えるのはbeckさんにお任せしたいです・・・。

表紙は大好きな黒井健さんかきたのじゅんこさんにお願いしたいな~。
暖かみのある暖色系の色を使って、装丁も可愛らしいものにしたいです。
値段は1500円前後って所でしょうか。単行本がいいですね(図書館派だから)。


Q4.バトンをくれた人にメッセージ
理想の男性(笑)アニスさん。いつも知性と感性溢れる素晴らしい記事を書かれていて、
堪能させて頂いてます。あの語彙力がただただ羨ましいです。読む本があまり重なって
おらず申し訳ありません^^;今後も仲良くさせて頂けると嬉しいです。


アニスさん、面白くなくてごめんなさい!これが私の精一杯でした・・・orz。
でも考えるのは楽しかったです。ありがとうございました^^