ミステリ読書録

ミステリ・エンタメ中心の読書録です。

2021-10-24から1日間の記事一覧

大崎梢「バスクル新宿」(講談社)

新宿駅に出来た新しいバスターミナル、『バスクル新宿』を舞台に繰り広げ られる人間模様を描いた連作短編集。それぞれにいろんな事情を抱えて『バスクル 新宿』を訪れる人々の悲喜こもごもを鮮やかに描いていて、面白かったです。 モデルとなった『バスタ新…

本多孝好「アフター・サイレンス」(集英社)

久しぶりの本多作品。タイトルから内容が想像しにくかったですが(これは氏の 作品では珍しくないけど)、とても良かったです。警察内にある、犯罪被害者 やその家族のアフターケアを専門に請け負う、心理カウンセラーの高階唯子の 活躍を描いた連作集です。…