ミステリ読書録

ミステリ・エンタメ中心の読書録です。

挫折本の奥義(?)

どうもみなさまこんばんは。

職場の忘年会と称して焼き肉を食べに行って死ぬほど肉を食べてきました。
胃が苦しいです・・・えっ、忘年会早すぎだって?そこには諸々事情がありまして。
前倒し、前倒しで今日になった訳なのです。え、どーでもいいって?

読み終わった本はあるのですが、それは明日に回すとして、今日はちょっと
別の記事を書いてみたいと思います。

きっかけは私がブログ初期の頃から親しくお付き合いをさせて頂いている
すべてが猫になるのゆきあやさんが書かれた
ゆきあやと語ろう!<2> ~挫折本と向き合う方法~ の記事です。ヤフーブログきっての
読書家の方々が挫折本との向き合い方についての意見を交わされていて、たいへん興味深いです。
本を読まれる方なら、人生の中で読み切れなかった本が一冊はある筈ですよね。

で、お前はどうなんだって話なんですが。ゆきあやさんの記事のコメント欄にも書いたの
ですが、基本的には『読み始めた本は最後まで読み通す』主義です。特に、私は図書館で
借りることがほとんどなので、それに『期限内に』がつきます。でも、ブログを始めて、
読みたい本が次々溢れて来て、ネット予約が出来るようになったら予約しまくった挙句
予約本が一気に回ってきたりして、だんだんその主義が崩れつつある今日この頃だったり
する訳なのですが。
最近はネットでお手軽に(次に予約が入ってない本に限っては)予約延長が出来るので、
期限内に読み切れなそうだったらすぐ延長しちゃったりしてます。でも、『延滞』は絶対
しないように気をつけてます。それは一応のポリシーなので。それに、最近私の通ってる
図書館では延滞に関してものすごく厳しくなりまして、延滞した本が一冊でもあると、
本の予約が出来ないばかりか、悪質な長期延滞だと、本自体が借りれなくなってしまうという
恐ろしい罰則(?)が設けられるようになったのです。よっぽど酷い延滞者が多かったんで
しょうねぇ・・・。前は一カ月以上延滞してやっと督促状の葉書が送られるくらいの、ゆるさ
だったんですけどね(もちろん来たことないですよ!)。

あれ、話がそれた^^;んで、挫折本の話に戻りますが、一応そんなポリシーがあったので、
多分普通の人よりは挫折する本の数自体は多くないと思うのです。で、どうもそういう話を
ぽつぽつと以前にしたことがあったみたいで、ゆきあやさんから「その奥義を語って欲しい」
とリコメントにあったので、ちょこっと記事でも書いてみようかな、と思った次第。うーん、
なんて前置きが長いんだ。だからダメなんだよ、私の記事は。すぐ余計な話を差し挟んで
しまう・・・ってこれが余計なのか!(一人ツッコミ←ちなみに、忘年会の後ですが、お酒は
一滴も飲んでおりません)

というわけで、その奥義とやらを自分なりに纏めて書いてみようと思います。ここまで
書いておいて何ですが、多分、何の参考にもならない奥義だと思います。急いでる方は読むのを
やめた方が賢明だと思います。急いでない方も、まずはゆきあやさんの記事を見に行った方が
ためになると思います。まぁ、暇だし、読んでやるか、という奇特な方だけお付き合い下さい。



まず最初に大事なのは『挫折しそうな本は手に取らない』ことです・・・あっ、今
『何が奥義だーー!』って思いました?すいません、すいません。でもでも、だって、
これってほんと大事。
『挫折しそうかどうかわからないで手に取るから挫折するんだろ!』ってツッコミが聞こえます。
うん。ごもっとも。
でもでも、たとえば自分が明らかに苦手と思われるジャンルには近づかないとか、一度
読んでダメだと思った作家には近づかないとか、そういう大まかなことなんです。
私個人の場合は、まず、時代もの、SF、海外作家の本なんかは避けて通ります。苦手意識のある
ものを無理に読もうとするとロクなことがないので。一度読んで文章がダメだった作家も
まずよっぽどのことがないと手に取らないですね。えっ、チャレンジ精神がないだけだって?
保守的なんです、わたし。ミステリでも、苦手な歴史ミステリとか理系ミステリは手に取らない
ですしね。


次は、『とにかく、物語が佳境に入るまでは読む』。私の今までの読書経からして、
導入部から面白い本なんてそうそうないんです。まずは最低、その作品がどういう設定の作品なのか、
キャラがどういう性格なのかを把握するまでは、導入部がどんなにとっつきにくくても
読んでみることが大事。ストーリーを把握すれば、乗って来て最後は一気読みってことが多いので。
まぁ、だいたいの場合、面白くなるかどうかは全体の1/3を超えてからなんじゃないかと。


最後に、最も大事なことは『最後まで読み通すという強い意志と根性』です・・・きゃー、石
投げないでぇ^^;でも、最後はこれしかないですよ。ラストがどうなるのか見届けようという
思いが大事なんじゃないかと。だって、なんだかんだいって、面白くない本を読み続ける正統な
理由なんてないですもん。誰にもとがめられることじゃないですし。結局、自分との戦いだと
思う訳なのです。「つまんねー。やめちゃおっかなー」って悪魔のささやきと
「もうちょっと読んだら面白くなるよ、きっと」って天使のささやきのせめぎ合いです。
その心の葛藤に打ち勝った者だけが勝利(完読)を勝ち取れるのです(なんじゃ、それ)。



とはいえ、面白くない本にはさっさと見切りをつけて、次の本に行くっていう潔さも大事だと
思うんですよね。最後まで読み切って黒べる子記事を書いてる私なんぞ、けなされるべきでは
あっても、褒められたもんじゃない。要するに、『読んだどーー!(よゐこ浜口口調で)』って
自己満足を得たいが為に、つまらない本も最後まで読んでるだけです。それで大抵失敗するの
だから目も当てられません。早々に見切りをつけて、面白い本を探す旅(?)に出る方が人生
どれだけ有意義なことか!ついつい、途中まで読んでやめると、「それまでの時間が無駄になる」
って思っちゃうんですよ。だったら最後まで読むしかないってことになる。いわゆる「勿体ない」
精神。要するに、単なる貧乏性。でもまぁ、性格なんで、仕方ないかな、と。



まぁ、こんなこと書きましたけど、私だって挫折してる本は過去にいっぱいありますよ(おい)。
今年は「トンコ」で挫折したし、過去で一番記憶に残っているのは福井晴敏さんの「終戦
ローレライ」。これに関しては、↑で述べた自称『奥義(?)』にことごとく当てはまってない。
苦手な題材だったし、導入部分しか読めなかったし、「最後まで読み切ろう」という意思が
持てなかった。とにかく、冒頭の潜水艦の説明部分でノックアウトされたんですよ・・・。
じゃ、なんでそんな本を手に取ったかというと、職場の知人が無理矢理「面白いから
読んで!」って押しつけてきたからです。基本、借りた本は最後まで読んで返す主義だったの
ですが、これはダメでした・・・。どうも、いろんな人から話を聞いた限りではそれを超えると
面白くなるそうなのですが・・・あの分厚さだし、多分もう二度とチャレンジしないだろうなぁ・・・。




なんか、毒にも薬にもならないしょうもない奥義ですいません。ってか、全然奥義じゃ
ないじゃん!・・・だいたい、私に読書の奥義なんてある訳ないじゃんかー^^;;
だから為にならないって言ったし!(言い訳)
ここまで読んだ人がいるのかわかんないけど、どうもホントに、すみません・・・。
(ぐだぐだですが、おわり)。