ミステリ読書録

ミステリ・エンタメ中心の読書録です。

「カンフーパンダ」

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「カンフーパンダ」/ 監督: マーク・オズボーン、ジョン・スティーブンソン
/脚本: ジョナサン・エイベル、グレン・バーガー



山深い平和の谷には龍の巻物の奥義を得たものは最強の“龍の戦士”になるという伝説が
あった。そこに悪のカンフー・ウォリアー、タイ・ランが巻物を狙って向かってくるという。
立ち向かうのは、食いしん坊でぐうたらなパンダのポーだった。カンフーは大好きだがちょっと
のろまなポーはひょんなことから“龍の戦士”に選ばれたものの、師匠シーフーの特訓には
ついていけず、修行ははかどらない。自分の限界を決め付けて前に進めないポーをシーフーが
励ます。「自分を信じろ!信じれば奇跡は起こる」。果たしてポーは、平和の谷を守ることが
出来るのか!?(あらすじ抜粋)


『ポニョよりカンフーパンダが観に行きたい!』という姪っ子の誕生日プレゼントにチケットを
プレゼントしてあげていたのですが、義姉から一緒に行こうと誘われてついて行きました。
大して予備知識もなくあまり期待してなかったのですが、思ったよりもずっと面白かったです。
お笑い要素もたっぷり詰まっていて、ストーリーも単純明快なのでまさにファミリー向け映画
であり、大人も子供も楽しめるエンターテイメント作品でした。
CGの技術はとにかく素晴らしいの一言。ほんとに、ポーやシーフーの毛並みなんか本物かと思う
くらいにリアル。ポーのぽわんとしたまんまるのお腹やふさふさの毛は「触ってみたい!」と
思える程でした。
ストーリー展開としてはツッコミ所もいっぱいあるんですが、「少林サッカー」みたいに
「ありえない~~(笑)」を楽しむ映画だと思います。ポーがカンフー修行を上達させる
一番の原動力が食べ物という設定が笑えます。肉まんを使ったカンフー修行シーンはなかなか
見ごたえがありました。カンフー対決シーンも迫力があって良かったですね。全然知らなかった
のですが、カンフーシーンを監修したのが ジャッキー・チェンというからその迫力ぶりも
納得です。私は吹き替えで観たのですが、声優もやっていたようですね(マスター・モンキー役)。

ストーリーの山場であるタイ・ランとの対決はちょっと呆気なさを感じましたが、終盤のポーと
シーフーの師弟関係にはじーんとしました。エンドロール後のボーナストラックの一場面
にもほんわか。これからご覧になる方はエンドロールの最後まで席を立たれないことをお勧め
いたします。

気になったのはやっぱりポーと父親の関係。だからどう考えても親子じゃないだろ!と誰もが
ツッコミを入れたくなるかと思うのですが、何故二人(二匹?)が親子関係にあるのかは結局
語られないままなので謎が残りました。だいたい、母さんの存在完全無視だし^^;ポーも
不思議に思わないのかなぁとか思ったり。でもまぁ、その辺は深く考えちゃいけないんでしょう
(苦笑)。

驚いたのは日本語吹き替えをした山口達也木村佳乃が意外に上手かったこと。実はエンドロール
見るまで誰が吹き替えをやってるとか全く意識してませんでした。不自然さが全然なかったので
それだけはまってたということでしょうね。この間のポニョとはえらい違いだ・・・^^;
これくらい自然に溶け込ませてくれると俳優さん起用でもいいかな、と思い直しますね(この間と
言うことが違ってますが^^;)。

甥っ子姪っ子も楽しんでいたみたいで良かったです。
大人から子供まで楽しめる娯楽作品でした。