ミステリ読書録

ミステリ・エンタメ中心の読書録です。

「塔の上のラプンツェル」

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監督:ネイサン・グレノ、バイロン・ハワード
原作:グリム童話

<あらすじ>
深い森に囲まれた高い塔の上に暮らすラプンツェル。自由自在に操れる驚くほど長い髪を持つ彼女
は、これまで18年間も塔の外に出たことがなかった。お尋ね者の大泥棒・フリンが追手を逃れて
塔に侵入し、ラプンツェルの魔法の髪に捕えられてしまう。だが、この偶然の出会いは、
ラプンツェルの隠された秘密を解き明かす冒険の始まりだった――。ディズニーが贈る、“髪長姫”
としても知られるグリム童話のヒロイン、ラプンツェルを主人公にしたアドベンチャー・ムービー
(紹介文抜粋)。


私が観たかったので、またしても姪っ子(小4)を引き連れて行って来ました。前売り券は買って
あったので、前日席を取っておこうと仕事の後に映画館に行ったらすでに閉館。仕方ないので
当日少し早目に待ち合わせして座席を取ろうとチケット売り場に行ったら長蛇の列!いつもさほど
混まない地元のシネコンなので、まぁ大丈夫だろうとタカをくくっていましたが、甘かった・・・。
営業自粛の施設が多いせいで、みんな行くところがなく、客が集中したせいでしょうね・・・。
昨日一日、停電が回避されたこともあったのでしょう。子連れのお客さんがとても多かった。

予定では12時台の回を観るつもりだったのですが、前の方の席しか残っていなかった為、
2時の回を観ることに。まぁ、ゆっくり食事が出来たので、結果的にはそちらの方で良かったです。

当然観たのは3Dの吹替版。というか、それしかやってなかった^^;3Dメガネは買取で、次に
3D映画を観る時持って行けば100円引きになるのだそう。っていうか、物があるんだから、
たった100円引き?とツッコミたくなりましたが・・・。300円は映像代ってことなんです
かね。なんとなく納得がいかない気もするんですが^^;


おっと、前置きが長くなってしまった^^;スミマセン。
でもって、率直な感想は、とっても面白かったです。なんといっても、ヒロインのラプンツェル
めちゃくちゃキュート!18年間高い塔の上に閉じ込められて外に出たことがないとは思えない程、
勇ましくて逞しい。見かけはほっそりとした大人しそうな金髪美少女なんですが。悪い魔女に攫われて
から一度も切っていないという、とっても長くて柔らかそうな金髪が美しくて、歌を歌うとその
金髪が光り輝く映像がとっても綺麗でした。
映像がほんとに美しくて、クライマックスに出て来る、プリンセスの為の無数の燈籠が夜空に
浮かび散る様子が幻想的でうっとりしました。あんな情景を好きな人と眺めたら、そりゃ
ロマンチックな気分にもなりますわね。
ヒーローのフリン(本名はユージィンですが)も悪党(大泥棒)ですがなかなかかっこ良くて、
ラプンツェルとのコミカルでテンポの良いやり取りが楽しかったです。
あと、最初は敵対していたお城の馬(名前忘れた)とフリンが、物語が進むにつれて次第に仲良く
なって行くところも良かった。ラプンツェルの唯一の友達のカメレオン(こちらも名前忘れた^^;)
のキャラも可愛かったですね。馬もカメレオンも当然しゃべらないけど、しぐさや表情で気持ちが
伝わって来て、とても好感の持てるキャラでした。

フリンによる悲劇的な結末を示唆する冒頭のナレーションに、少しドキリとさせられたのですが、
そこはディズニー。お約束の完全無欠のハッピーエンドは崩されませんでした。あくまでも、
子供たちに夢を与える結末を徹底させるディズニー映画の姿勢、私は好きです。本物の童話の
結末は教訓を与えるものが多く、甘いばかりではないけれど、やっぱりハッピーエンドで終わる
方が明るい気持ちになれるもの。子供たちには映画を観終わった時に笑顔でいて欲しいですから。

ストーリーはわかりやすく、冒険と恋と友情がうまい具合にミックスされていて、基本的には
とても楽しめました。
ただ、一つ引っかかったのは、ラストで自分の母親の正体に気付いたラプンツェルが、態度を
一変させてしまうところ。確かに、自分を攫った悪人ではあるのだろうけど、18年間も母親
として育ててもらった人物を、その一瞬であんな風に切り捨ててしまうというのは、ちょっと
心情的に理解しがたいところがありました。そこはもうちょっとラプンツェルに温情があって
欲しかったなぁ。なんだか、魔女が可哀想になってしまいました(まぁ、基本的には自業自得
なんですけどもね・・・^^;)。


しかし、ビックリしたのは、ラプンツェルの吹き替えやったしょこたん中川翔子)の巧さ。
全然違和感なかったです。
歌も上手いし、さすがアニメ好き(おたく)だよなぁと思いました。今回の番宣の為にゲスト出演
したテレビ番組でディズニーの吹き替えをやれることがほんとに幸せだし嬉しいって話してたし、
必死にこの映画の良さを夢中になって語る彼女の今回の仕事にかける熱意に頭が下がる思いが
しました。

トータルでは、とにかく、ラプンツェルの愛らしさにノックアウトされまくりでした。
フライパンが似合うヒロインってのも面白いよね。
でも、今までのディズニーヒロインの中でも、顔はダントツに可愛いんじゃないかしら
(ディズニーのヒロインの顔って、いつもなんか微妙なんですもの^^;)。
性格も、ちょっと今までにない、勇ましさや逞しさがあったし。現代の女の子に近い感じかも。
世間を知らない割に、スレずにまっすぐな性格に育ったのは、やっぱり魔女が大事に育てた
からってところがあると思うんですけどね。



お昼は姪っ子のリクエストでお好み焼き屋さんへ。お好み焼きともんじゃ焼き、一つづつ頼んだ
のですが、私の作り方が悪くて、何度も姪っ子から冷たいツッコミが入ったという・・・。