
初めましての作家さん。なんで読もうと思ったのか忘れちゃったんだけど、多分、
図書館の新刊情報のところであらすじ見て、好みそうだと思って予約したんじゃ
なかったかなぁ。謎解きが好きな男子大学生コンビが、山奥の洋館で行われる
謎解き脱出ゲームに参加する中で殺人事件に出会うっていう。なんか使い古された
感あるけど、ミステリ好きにはたまらないシチュエーションって感じですよね(笑)。
あと、読者も謎解きに参加しながら物語が進むって触れ込みのところが面白そう
だと思ったんじゃなかったかな。
確かに、要所要所で主人公たちが挑む謎解きが出て来るんですよ。そこで先に
進むのストップして、読者も一緒にチャレンジできるようになってます。
しかし、私は考えることを放棄してすぐに次に進んでしまいましたが・・・(おい)。
主人公二人組を含めて、参加者たちはみんな選ばれし精鋭たちなので、結構
簡単に解けてしまうんですよね。え、そんなみんなこの問題瞬殺しちゃうの?
って感じだった。私だったら、制限時間内に解けないで終わりそうな問題なの
ですけど・・・私の頭が悪すぎるんか^^;
謎解きの種類も、ランク分けしてあって、小謎、中謎、大謎があるんですけど、
小謎でも私にはわかんなかったな。数字系のやつとか苦手だしさ。もうちょっと、
ひらめき系(とんち系?)みたいなやつがあっても良かったんじゃないのかな~と
思ったけどね。
肝心の殺人事件の方は、犯人も動機も、金田一少年に出て来そうって感じ。
結構ツッコミ所もあったような。
主人公二人の友情の部分も含めて、なかなか面白く読んだのだけど、なんとなく
全体的にちょっと薄味って印象はあったかなぁ。シナリオみたいな空々しさ
があるというか・・・まぁ、ゲーム感覚で楽しむ作品って感じなのかな。
リアル脱出ゲームってやったことないんだけど、こんな感じなのかなぁ。