京都旅行記 < 3 >

みなさまこんばんは。性懲りもなく旅行記の続きです。続けて書かないとどんどん記憶が
頭の中から抜け落ちてしまうので・・・（万年健忘症人間）。多分そろそろ飽きてきた
かとおもいますが、写真だけでもご覧になって頂けると嬉しいです。
二日目は更に盛りだくさんで限界まで足を酷使しました。万歩計ほしかった・・・。

では、続きです。お暇な方はお付き合い頂けると嬉しいです＾＾

< 二日目 >
天気は晴れ。ほぼ快晴に近い。ラッキー。朝食を食べ、ホテルから出た私たちはまずは京都駅へ。
緑のJR奈良線に乗り、まずはあの有名な平等院を訪れる為宇治で途中下車。
やっぱり、かの有名な平等院鳳凰堂は一目拝んでおきたい。奈良の時間が少なくなって
しまうが、ここは妥協しないでおく。最終日の午前中に宇治だけ来るという選択肢も考えたのだが、
三日目の天気は崩れそうな予報。やはり、水に反射する平等院の美しさを堪能するためにも、
ここは天気の良い日に観ておくのが賢明だろう。結果はその選択で大当たり。三日目は
観光中は雨こそ降らなかったものの、終始曇天の空だったので。

平等院を知らない日本人はいないと思うが、念の為、知らないという日本人にあるまじき方は
お手持ちの１０円玉の裏を見て欲しい。平等院だ。

３００円を払って、内部拝観券を入手。一度に５０人、たったの２０分の貴重な時間。
朝一で並んだので、一番早い９時半から観ることが出来た。内部におられる阿弥陀如来像、
周りを囲む雲中供養菩薩像、供に素晴らしかった。撮影禁止なので、ご紹介できないのが
残念。平等院に行ったら、絶対中も観るべき。素晴らしい体験、プライスレス（いかん、
今読んでるモリミーの影響が・・・＾＾；）。

平等院。水に映る姿がなんとも美しい。晴れてて良かった！

横から見た平等院。手前の橋から内部に入る。

もちろん、外観もお庭も素晴らしいのは言うまでもない。さすが国宝。桜の季節には
早いと思っていたが、池の淵に植わっていた枝垂れ桜が結構咲いていて奇麗だった。
でも、実は想像よりも案外小さくこじんまりしているという印象だった。もっと横にばか
長いのかと思っていた。

平等院を出たら、宇治川沿いを歩いて世界遺産の宇治上神社を目指す。途中、源氏物語
ゆかりの地らしく、光源氏像なんかもある。

宇治上神社鳥居。

本殿。世界遺産・・・の割に、地味な神社だった＾＾；

光源氏碑。隣の女性が誰かは謎（多分説明が書いてあったんだろうけど、読んでない＾＾；）。

宇治上神社を参拝したら、再び川を渡って駅方面へ。と、友人が有名な甘味屋さん（私は
知らなかったが）伊藤久右衛門に行きたい、というので休憩することに。しかし、
のんびりしていると奈良の時間が・・・でもでも、やっぱり食べたい誘惑には勝てないのだ！

という訳で、結局食べる。これとは別にお昼を食べる余裕はないので、これが本日の昼食
となった。しかし、時間がないのに注文してから出て来るまでえらく待たされた。
食事じゃなくて、甘味なのに・・・あまりにも来ないので、催促してみると、即行で
持ってきた。絶対、忘れられてたぞ・・・。しかし、めちゃくちゃ旨かった。
やっぱり宇治の抹茶は最高だ。

抹茶ゼリー入りのあんみつとお抹茶セット。口の中で溶ける抹茶ゼリーが絶品。

スイーツを堪能し、少々疲れを回復した私たちは再びJR奈良線で、本日のメイン、奈良へ！

奈良に着いてまず思ったことは『暖かい』！確かに着いた時間は一日で一番気温が
上がった時間だったせいもあるのだろうが、宇治にいた時より一気に気温が暖かく
なった感じがした。奈良の方があったかいものなのか？たまたま？＾＾；

まずは美少年阿修羅像のいる興福寺を目指そうということになり、移動手段をどうするか
検討。バスのフリーパスみたいなものを買ってしまった方が楽なのでは、ということで、
駅のみどりの窓口（だったかどうかは定かでないが）にいるお姉さんに聞いてみる。
と、お姉さん、ご親切にも、興福寺周辺のお寺は歩いて見て周れるから、フリーキップを
買うのは得策ではないと教えてくださる。三回乗ればもとは取れるそうだが、多分今の
時間からだと二回乗ればいい方だから、と。普通、東京だったらそこで知らん振りして
売りつけると思うが、奈良の人の親切さに感激。気候もあったかいし、人もあったかい。
奈良って素敵・・・と、一気に奈良の土地が好きになってしまった。ありがとう、お姉さん。

という訳で、バスに乗って、まずは興福寺へ。

敷地内に入って行きなり鹿さん登場！うわ、あっちこっちにいるわいるわ。しかも、なんか
のんびりしてる。人と普通に共存。和む。こ、こんなにいるもんなの？しかし、鹿せんべいは
やっぱり春日大社の方に行ってから・・・と、とにかく内部見学に勤しむ。

人間に慣れきっている鹿さんたち。画像左下、鹿の隣に座って和むおじさんの姿にほっこり。

圧巻だったのは五重塔。大迫力。で、でかいーーー！！

五重塔。スケールの大きさに唖然。

八角宝形造の「南円堂」

しかし、ここに来て愕然とする事実。楽しみにしていた美少年阿修羅像を始めとする、
興福寺を代表とする国宝たちがほとんどすべて東京の『興福寺展』に貸し出し中だったのだ・・・！！！
ガビーン。
そ、そういえば、興福寺展とかやっていたよ・・・とその時になってようやく思い出す（遅）。
しかも、なぜよりによって東京・・・。これがまだ他の県なら仕方ないとおもえたのに。
えーん。阿修羅さまぁ～～～（涙）。
しばらく友人と二人、ショックで立ち直れなかった・・・。
東京に帰って見ればいいじゃん、って思うところだろうが、何かそれは悔しいのだ。
奈良の地で、本家本元で観たかったのに。ああ、がっくり・・・。

いないものはしょうがない。気を取り直して次は東大寺だ！！

と、長くなるのでこの辺で今日はおしまい。
失意の奈良旅行、この先どうなる？
乞うご期待（しつこい）。