ミステリ読書録

ミステリ・エンタメ中心の読書録です。

2010年マイベスト

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どうもみなさまこんばんは。

今年も残り2日・・・いや、もうほぼ1日ですね。早かったですねぇ・・・。
12月は本当に公私共に忙しくて、本も読めず、ブログも思うように更新出来ません
でした。挙句の果てには最後に年末恒例の大風邪・・・。今年もまんまとやらかして
しまいました^^;未だに咳が残ってますが、なんとか快方に向かいつつある感じです。
そんな中、午前中は2時間で年賀状を作り終えて(年々適当になっていく^^;)、
すぐに姪っ子と地元の映画館でチェブラーシカ/くまのがっこう』を観てきました。
子供向け映画ではありますが、どちらもほんとに可愛らしくて癒されました・・・。
しかもなぜか映画館がプレミアスクリーンで(料金上乗せなし)、その上ペアシートに座れる
というラッキーに恵まれ、かなりリラックスムードで鑑賞出来ました。姪っ子とペアシートってのも、
ちょっと悲しいものがありますが・・・傍からは親子にしか見えなかっただろうなぁ・・・(嘆)。

元旦はまた例の山に登る予定なのですが・・・なんとか行きたいなぁ。去年は結局
風邪が治らず登れなかったんですよね^^;まぁ、親には今の状態で夜明けの極寒の山
なんかに登ったらもっと体調が悪くなるからやめろと止められましたが・・・^^;
でも、せっかく一年の始まりだから、ご来光拝んでおきたいんだけどな~。無事に日の出を
拝むことが出来た暁には、年始のご挨拶記事でご来光写真を載せたいと思います。

というわけで、ギリギリになりましたが、一年の締めくくりとして、毎年恒例の
年末ベストをば。
今年は本当に後半に入って思うように読書時間が取れない日が多く、去年に比べて
読書量も随分減ってしまいました。
去年は12月29日にミステリベストの記事を書いたので、去年の29日から
本日までで読んだ本すべてが対象作品。
読んだ総冊数は217冊。ただし、上下巻は各一冊として数えてあります(読書メーター
調べの為)。去年は230冊読んでいたので、大幅に(でもないか)減りましたね^^;

去年はミステリ編・ノンミステリ編と分けて発表したのですが、今年は一気に発表
します。明日は多分記事を書いている余裕がないと思うので^^;
というわけで、おそらくこれが今年最後の記事になると思います。
ちょっと長いですが、お暇な方はお付き合い下さいませ。




< 2010年 マイベスト ノンミステリ編 >

1.池永永一『テンペスト 上下


3.平山夢明DINER






9.乾ルカ蜜姫村

10.光原百合扉守



次点:
辻村深月『ツナグ』/恒川光太郎『竜が最後に帰る場所』/加納朋子『七人の敵がいる』
万城目学『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』/乾ルカ『メグル』/本多孝好『at Home』
三浦しをん『天国旅行』


実は、5位までは上半期ベストで発表したものと全く一緒。ノンミステリは上半期に
読んだ作品の方が印象に残ったものが多かったです。
各作品の感想は作品名をクリックすると記事に飛べるようにしてあるので、そちらを
参考になさってください。トータルで『読めて良かったな』『読み応えがあったな』
と思えたものを中心に選んでみました。



では、続けてミステリ編を。

< 2010年 ミステリベスト10 >




4.飴村行『粘膜蜥蜴






10.深水黎一郎『花窗玻璃 シャガールの黙示



次点:
深水黎一郎『ジークフリートの剣』/東川篤哉謎解きはディナーのあとで』/初野晴『空想オルガン』
大倉崇裕『小鳥を愛した容疑者』/乾くるみ『蒼林堂古書店へようこそ』/津原泰水ルピナス探偵団
の憂愁』/野村美月文学少女と死にたがりの道化』/坂木司『和菓子のアン』/太田忠司『甘栗と
戦車とシロノワール』/米澤穂信ふたりの距離の概算


ミステリ編の方は上半期とは大分ランキングが変わりましたね。総じて、後半に読んだものの
方が良作に当たったかも。
しかし、とにかくこちらは迷いました。ほんとに、突出した作品っていうよりも、どれも同じくらい
面白く読んだ作品が並んでいるので、順位をつけづらいのなんのって。ミステリとしては
面白かったけど、後味悪いとか、トータルで面白いけど、一部不満が残るとか、一体どこを
基準にして選んで良いのやら・・・って感じで、自分の中でものすごい葛藤がありました^^;
一応、上位に入ったものは、『ミステリとして面白かった』か、あるいは、『とにかく
読ませる作品だった』のどちらかで気に入った度の高いものを選んでみました。でも、
ほとんど今の気分で選んだ感じです^^;いろいろ不満の声も上がろうかと思いますが、
一個人のランキングなので、どうかご容赦を。
1位はもしかしたら意外に思われる方もいるかもしれませんが、とにかく一番今年読んだ作品
の中でラストの衝撃が大きかったので。作風の好みもあって、今一番ミステリとしてプッシュしたい
作品かなぁと思って選びました。もし気になる方は、是非一作目から順番に読んでみて頂きたい
と思います。一作目を読んだ上で二作目を読まれると、よりラストに衝撃があるのではないかと
思います。
貴志さんの『悪の教典』は基本ホラーなのでノンミステリの方に入れるか迷ったのですが、
今年のミステリランキングに軒並みランクインされていたので、ミステリのカテゴリーに
いれました。『マリアビートル』より下なのは、悪役として出て来るハスミンと王子を
比べた時に、より嫌悪を感じたのが王子の方だったからです^^;ハスミンの破壊力も
凄かったのですが、それよりも更に嫌悪感を覚えさせる伊坂さんのキャラ造形が素晴らし
かったですね。今年のミステリ界の助演男優賞は間違いなく王子ではないかと。強烈
でした・・・。



最近、読む本がほとんど新刊予約した本ばかりになっているので、自然とランクインしたのも
今年に出た本中心となりました。
巷のミステリランキング本とも被っている作品が結構入ったかな。順位は違いますけど^^;



こんな結果となりましたが、みなさま読まれた本はありましたでしょうか。
毎度ながら、偏ったランキングだなぁと思うのですが・・・。
ご意見・ご感想などありましたら、よろしければコメント頂けると嬉しく思います。

来年はもっと新旧取り混ぜて読みたいですし、積読本も消化したい。月イチ企画も
出来れば継続したいですし(12月読み逃したのが返す返すも悔しい(><))、
読みたい本は尽きません。一日が50時間あればいいのになぁ・・・。
読書ペースをもう少し上げたいところですが、なかなか上手く読書時間が作れない
状態なのがもどかしい。ブログの更新もリコメントも滞りがちになってきましたが、
なるべく読んだらすぐに感想を書く、を実行していきたいと思います。


今年最後の記事だと思いますので、ご挨拶を。

今年一年、この駄文ばかりを書き連ねた辺境読書感想ブログをご愛顧下さってありがとう
ございました。来て下さる方がいるから続けていけると思っています。
ファン登録して下さっているみなさま、コメント下さるみなさま、TBしてくださるみなさまに
多大なる感謝を。
ROMオンリーの方、間違ってたどり着いた一見様も、来てくださるすべての方に感謝します。
どうぞ、みなさま、良いお年をお迎えくださいませ。


長々と読んで下さった方、どうもありがとうございました。お疲れ様でした^^;
ちなみに写真はこの間生けたお正月用のお花。なかなか豪華でしょ^^