2006-05-07 伊坂幸太郎/「終末のフール」/集英社刊 ミステリ読書録 ここ数年で人気が爆発した伊坂幸太郎さんの新作「終末のフール」。 あと3年でこの世が終わるという中で、人々はどのように生きていくのか?それぞれの生き方を 描いた短編集。 荒唐無稽な設定なのに、読んだ後ほっとするような爽やかな感動が味わえる作品。洒脱な文体は 今回も健在。ほんとにこの人の作品にはいつもセンスの良さを感じます。独特の文体が鼻につく人 もいるかもしれないけど、私は初期作品からのファンなので、このスタイルを貫いて行って欲しい ですね。