ミステリ読書録

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「20世紀少年<第2章> 最後の希望」

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20世紀少年<第2章> 最後の希望」

監督:堤幸彦 / 原作・脚本監修:浦沢直樹
キャスト:豊川悦司常盤貴子平愛梨香川照之、ユースケサンタマリア、藤木直人

< あらすじ >
“血の大みそか”から15年後の2015年。歴史では、2000年の巨大ロボットによる人類滅亡計画は、
悪魔のテロリスト、ケンヂとその仲間が行ったものとされ、それを阻止した“ともだち”は救世主と
崇められていた。高校生になったケンヂのめいであるカンナ(平愛梨)は、そんな“ともだち”
中心の国家に反抗し、問題児とみなされてしまう(あらすじ抜粋)。


ようやく観に行ってきました。前作を観たのが9月の終わり頃だったから、そんなに長い月日が
経っている訳ではないのに、子供時代と大人時代のキャラの名前と顔が一致しなかったりして
ちょっと混乱しながら観るハメに^^;この間一章テレビでやってた時おさらいしとけば
良かったなぁ・・・。でも、今回もスピーディな展開であっという間の二時間ちょいでした。
結局原作読めていないので、原作と比べてどう違っているのかとか私にはわからないのですが、
原作を読んだ友人は「相当端折っている」と言ってました。まぁ、長い原作を短い時間で
纏めて観客にわかるように編集しなきゃいけないのだから、その辺りは仕方のないところなのでは
ないかと。確かに友人に指摘されると納得できない部分がちょこちょことあるのに気付くのですが
(冒頭の、カンナがタイと中国のマフィアの抗争を止めるシーンとか、神父がローマ法王
繋がってるところとか・・・)。

今回キャストの一番最初に名前が挙がっていたのはトヨエツ。確かにトヨエツのかっこよさは
光ってた。でも、内容的にはケンヂの姪のカンナが主役といっていいでしょうね。カンナ役の
平愛梨さんはオーディションで選ばれただけあって、原作の絵とかなりイメージに近い容貌。
芸歴は長いようですが、鳴かず飛ばずで今回のオーディションに落ちたら芸能界を引退しようと
思っていたとか。そんな風には思えない位目力のある美人さんで、ちょっと意外なエピソード
だったのですが。演技はさほど上手いとは思わなかったですが、吸い込まれそうな切れ長の大きな
目が印象的で、これを機に活躍して行きそうです。しかし、友人がしきりに感心していたのは
カンナより誰よりも今回初登場した小泉キョウコ(実際は響子と書くらしいです。浦沢さん、
何故よりによってこの名前を?^^;)役のはまりっぷり。とにかく、漫画から抜け出したと
思える位そっくりなんだそうです。うーむ、漫画を確認したい・・・なかなか面白いキャラで、
いつの間にかカンナの友人におさまってる調子の良さが笑えました(笑)。

小池栄子のテンションの高い演技もキテましたねぇ。ともだちランドの人間はみんな宗教
がかってて怖かったけど・・・。
藤木直人は後半はなんで出て来たのかよくわからない扱いだったなぁ。次でもっと活躍するの
かしら。トヨエツはやっぱりダントツでかっこ良かったですね。特殊メイクで齢取らせても
あんなにかっこいいとは。その点、ユキジ役の常盤さんはちょっと可哀想だったな^^;
ご本人も自分が老けた姿は(ショックを受けてしまうから)観ないように演技してたとか。
もちろん、老けても常盤さんは奇麗なんですけど。カンナが若さ溢れるキャラなだけに、
二人並ぶとちょっと年齢差が際立っていたような・・・。女優さんも大変だ。

今回も前回同様、脇役が無駄に豪華(苦笑)。こんなとこにも、あんなとこにもアノ人が!
みたいなのがいーーーっぱいありました。

結局トモダチの正体は最終章まで持ち越しなので、一体誰なんだよーーーと気になって仕方
ありません。またしても「ここで終わりかよーー」って感じで終わっているので、早く続きが
観たいです。でも、最終章は8月の終わり公開・・・また内容忘れちゃうよ~^^;;
ラストでついにアノ人も出て来たし(今まで何やってたんだろ???)、一体この壮大な
物語をどう終着させるのか、楽しみ半分不安半分・・・。原作と違うラストにするってどっかで
読んだ気もするけど。

まぁ、でも、充分楽しめる映画になってたと思います。早くトモダチの正体知りたいなぁ
(前作の後ろ姿を見た限りではケンヂの友人のアノ人にしか思えなかったんだけど、
どうなんだろう・・・)。

それにしても、T-REXの「20th centurys Boy」はかっこいい曲ですねぇ。あの曲がかかると
「キターーー」って感じに胸が躍ります。この曲から着想を得たのかと思っちゃうくらいはまって
ますね。しばらく頭の中をぐるぐる旋回しそうだ(苦笑)。