ミステリ読書録

ミステリ・エンタメ中心の読書録です。

2009年マイベスト <ノンミステリ編 >

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どうもこんばんは。本日仕事納めでした。うーむ。希望としては年末ぎりぎりまで
働いて年明けにゆっくり休みたかったんですけど・・・。職場の人間が勝手に決めた
ので仕方ありません。取り敢えず年賀状書かなきゃいかないのに実家のPCがめちゃくちゃ
調子が悪く、フリーズの嵐。今住んでる部屋にはプリンターがなくて、毎年年賀状は
実家で作っていたので非常に困った事態に。仕方がないので、今の部屋にプリンター買うことに
しました。明日行ってきます・・・。ついでに新しいデジカメも欲しいなぁ・・・。
ああ、お金が消えて行く・・・。


とまぁ、愚痴はその辺にして、年末も押し迫ってきましたので、取り敢えず毎年恒例の
年末ランキングでも。去年同様、ミステリ、ノンミステリで分けます。一応ミステリ
ブログなんで、どうも他のジャンルと一緒にランキングさせるのは抵抗があるんですよね^^;


対象は去年の12月26日から本日までに読んだミステリ以外の小説すべて。
対象作品が何冊あるかは不明。
ミステリも含めたすべての累計冊数は230冊
ただし、上下巻は別々に数えてあります。なぜかというと、読書メーター調べ
だからです(笑)。読書メーターユーザーの方、お友達随時募集中です(宣伝)。


毎年書いてますが、これはごくごく私的なベストなので、一般の評価とは大幅に
ずれている場合もあります。この記事を見てちょこっとでも興味を引かれて読んで
頂けたら非常に嬉しいですが、もし自分の好みと合わなかった場合でも広い心で
お許し下さいね^^;でも、私個人は非常に面白く読んだ作品ばかりです。
もし、共感出来た!とか、これはおかしい!とかのお叱りでも、何でもいいので
ご感想がありましたら、コメントして頂けたら非常に嬉しいです。



では、2009年度 極私的ノンミステリベスト10



1.高田郁 『銀二貫 






6.山白朝子 『死者のための音楽




9.本多孝好WILL





次点 京極夏彦『厭な小説』、森見登美彦『恋文の技術』、あさのあつこ『The MANZAI①~⑤』、
小路幸也『マイ・ブルー・ヘブン』、千早茜『魚神』、三浦しをん神去なあなあ日常
上橋菜穂子精霊の守り人』(順不同)。



では、各作品の短評。

 

1.時代物が苦手な私ですが、まさかの時代物一位。でも、これはほんっとに読んで
良かったと思えた下町人情話でした。これだけ一冊の本に落涙ポイントを盛り込めるって
すごいことです。なんかいい話読みたいなぁって気分の時には是非手に取って欲しい一冊。

 

2.図書館シリーズはどうもはまりきれなかった私ですが、これはすべてがツボにきました。
少女マンガ好きにはたまらないベタ甘恋愛小説。野草料理も美味しそう。装幀がまた凝って
いて良かったです。表紙も可愛い。手元に置いておきたい一冊。

 

3.これまたドツボにはまった爽やか痛快なストレートな青春小説。伝えたいことがまっすぐに
伝わって来る、加納さんらしい快作。シリーズ化してくれないかな。

 

4.『談合』という全く馴染みのないテーマで、ここまでエンタメに徹した読み物にして
しまう作者の手腕には脱帽。『空飛ぶタイヤ』の完成度ほどではないにしても、ノンストップで
読める面白さは顕在。この人の作品はほんとに安定して面白いですね。12月に出る新作も
とっても楽しみにしてます。

 

5.またまた苦手なジャンル、SFが堂々のランクイン。でも、私としてはSFっていうよりは
ミステリに近い感覚で楽しめた作品。終盤ですべての伏線がきれいに繋がるところは本当に
読んでて感心したし、気持ち良かった。ずっと読み継がれて欲しい、SF小説の金字塔。

 

6.某Oさんの変名ということですが、もうひとつの変名の方よりはこちらの方がより好み
でした。美しい装幀に反した黒オチが非常に好みの短編集でした。第二作が出るのを心待ちに
していたいです。

 

7.一作ごとに二人の少女が成長して行く過程が爽やかで、気持ち良く読めるスポ根小説。
二人が剣道にかける情熱がとてもまぶしい。青春だなぁ、若いっていいなぁって痛感出来て、
明るい気持になれるシリーズです。来年は成海璃子北乃きいダブル主演で映画化される
そうなので、また人気が出そうですね。

 

8.唯一の海外作品。あれ、キングは?って声が聞こえてきそうですが^^;なんだかんだ
言っても、やっぱり面白いものは面白い。緩急つけためまぐるしいストーリー展開に、飽きる
ことなく読ませられました。こちらも来年最終話が映画化されるそうなので、それまでには
最終巻を読まなければ。

 

9.ついこの間読んだばかりなので記憶に新しいせいもありますが、とっても素敵な作品
でした。静かに心に滲み込む優しさと温かさのある作品。本多さんやっぱり好きだなー。

 

10.芸人本と侮っていたら、構成の巧さに驚かされました。非常に完成度の高い連作短編集。
これもじんわり温かい気持になれる良作でした。来年は新作が出版されるようなので、楽しみ
にしたいと思います。





どうでしょうか。みなさま、読まれた作品が一作でもありましたでしょうか。
私にしては意外なジャンルの作品がのきなみランクインしてます。去年よりは
バラエティに富んだランキングになっているかなぁ。時代小説にSFに翻訳小説に恋愛小説。
普段敢えて手に取らないジャンルが全部入ってる(笑)。
苦手なジャンルも読まず嫌いをやめて思い切って手に取ってみると意外に面白いって
ことでしょうね。反省、反省。



長々と駄文にお付き合い下さった方、ありがとうございました。
ミステリ編も併せてお読み頂けると嬉しいです。よろしくお願い致します
(年内には書くと思います^^;)。


写真は先日やったお正月のフラワーアレンジメント。写真が暗くて何が何だか
わからないですね^^;近くで見ると結構豪華に見えるんですよ~(生け方のセンスは
おいといて^^;;)。