ミステリ読書録

ミステリ・エンタメ中心の読書録です。

菅野文/「オトメン(乙男) ⑩」/花とゆめコミックス刊

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菅野文さんの「オトメン(乙男)⑩」。

オトメン撲滅計画の刺客として、飛鳥の本性を暴こうと画策するおーたんこと音羽は、磨き上げた
女の子スキルを駆使して飛鳥に迫るが、全く効果が得られない。しびれを切らした音羽は、初対面
の男女8人での合コンを企画する。しかし、音羽は合コンの場でかつての自分を知る彼氏と再会
してしまい――。


オトメンクラブのみなさま、ごきげんよう。ま、またしても出ているのを知りませんで、
たまたま違うマンガを買いに本屋に行ったら発見して大慌てで購入。チェックが甘かったわ・・・!
今回はもちろん、前巻で出て来たおーたんが活躍します。タダモノではない、と思って
いましたが、過去は案外想像通りのものでした。っていうか、おーたんの過去って、まんま
りょうちゃんじゃないか?まぁ、りょうちゃんほどぶっとんではいないですけど^^;
一度キャラが変わると、もう元には戻れないようでして、おーたんはやっぱりおーたんで
終わりました(何のこっちゃ←読んで頂ければおわかりになるかと)。
それにしても、合コンのローマ帝国って・・・^^;;どういう意味だよ^^;
今回もやっぱりりょうちゃんは素敵でした。山に行って、川で魚をとってる熊に出会って、それで
どうしたんでしょう・・・おみやげに巨大な魚を持って来たってことは、勝ったってことよね・・・。

次のお話では、珍しくイケメンでない新キャラが登場します。吉備野の初登場シーンを見て、
スーパーサイヤ人?」と思ったのは私だけじゃないハズだ・・・!またえらい変なのが
出て来ました。マッドサイエンティスト吉備野。持ち前の科学の力で、男は男らしく、女は女
らしくなる奇妙な薬を学園中にばらまき、大変なことに(といっても、実はからくりがあった
のですが^^;)。あの飛鳥ちゃんが、スイーツやきらきら可愛いものに見向きもしなくなり、
あのりょうちゃんが、料理上手になり、スイーツ大好きな完璧乙女に変貌。男として、女として
まともになった二人のシーンは、ものすごい違和感で背筋がぞわぞわしそうでした(気持ち
悪くて^^;)。やっぱり、飛鳥ちゃんはオトメンでいて欲しいし、りょうちゃんは男の中の男
のようにカッコよくいて欲しい!と、改めて感じるエピソードでした。あ、以前出て来た入香ちゃん
が出てきたのもちょっと嬉しかった。相変わらずウザイキャラでしたけど(苦笑)。

最後のお話は、もしかしたらドラマのエンディングの時代劇から発想を得ていたりするのかな、
と思ってしまった。武士姿の飛鳥ちゃんと多武峰サマにノックアウト。二人の『戦』がフタを
開けたら騎馬戦だったのにはずっこけましたけど^^;しかも額に紙ふうせん・・・プププ。
今回、またも多武峰サマのお化粧シーンがなかったので、恒例の多武峰語録が書けないのが
残念。負けても下の騎馬担当の人を責めたりせず、律儀に傘張りする多武峰サマが素敵・・・(バカ)。


でも、今回なんといっても、一番笑わせてもらったのは特別収録の『ガラスのオトメン
いやもう、ほんとに最高。ガラかめ連載再開を記念して描かれたものだそうで、ガラかめファン
にも楽しめる美味しい内容でした。もう、これだけで一冊描いて欲しいくらい(笑)。

光のオトメン ナイディス

ビューティサムライ・・・おそろしい子・・・!

ぶはー。うひー。お腹痛かった・・・。
紅乙女、見たいよぉ~。紫の尺八にも笑ったなぁ。あー。面白かった。


オトメンファンなら必読です。ついでに、お持ちであればガラスの仮面『ふたりの王女』
の章を読み返しておくと二倍楽しめること請け合い(私は持ってないけど、バッチリ
覚えているので楽しめました♪)。


ところで、公式HPの名前がオトメンCLUBって初めて気づきました・・・パクってた(笑)。