ミステリ読書録

ミステリ・エンタメ中心の読書録です。

菅野文/「オトメン ⑪」/花とゆめコミックス刊

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菅野文さんの「オトメン ⑪」。

図書室でお気に入りの画集を眺めていた飛鳥は、画集の間に乙女心をくすぐるポエムが書かれた
紙を見つけ感銘を受ける。飛鳥は、感動した気持ちを作者に伝えようとファンレターを書き、
本に挟んでおいた。すると、同じ作者から違うポエムを書いた紙が挟まれていた。それから
二人のやりとりが始まった。しかし、ある日飛鳥は知らないうちに謎の詩人が書いた詩の紙を
落としてしまう。その詩を拾った風紀委員会は、詩人を見つけ次第校則違反で処分すると言い
出した。詩人を助けたい飛鳥は、詩人の処分をかけて、風紀委員からの刺客であるフェロモン王子
とバレンタインチョコの数をかけて対決することに――。


オトメンクラブのみなさまこんばんは!
職場の人に頼まれて本屋に行ったら新刊を発見。またしても出た情報を知らずにいました。
最近マンガ情報にとんと疎いワタクシです・・・。
11巻は多武峰サマが表紙ですねっ。かっこいいなぁ(*^^*)。流し目がステキ~。

今回は番外編の時代劇版と、謎のポエマーを巡る本編に加えて、おまけに幸花ジュエル先生
『らぶちっく』が収録されているという、ファン垂涎のラインナップ(ほんとか?笑)。
冒頭の時代劇バージョンは、ドラマのエンディングから構想が生まれたのかなぁ。りょうちゃん
のカッコよさが際立っております。多武峰サマも認める『本物の侍(オトコ)』・・・っておいおい^^;

本編では、今回も新たなオトメン登場。謎の胸キュンポエマー。してその正体は・・・うーん、
前に出て来てましたっけ、このヒト(覚えてナイ^^;)。個人的には、この恥ずかしいポエムは
どうなんだろう、と思いましたが・・・飛鳥ちゃんの乙女心にはど真ん中だったんですねぇ。

ラブ・・・手をつなぐだけで
ラブ・・・見つめあうだけで
ラブ・・・そばにいるだけで

ひー(恥)。

そして、今回の風紀委員からの刺客キャラがまたなかなかに強烈です。
フェロモン王子こと大路朱雀先生。これは実写化するならガクトさま辺りがよろしいのでは
ないでしょうか。ちょっと、キャラが多武峰サマとかぶっている気がしなくもないのですが。

『蝶が花に飛んでくるのを・・・・・止められると思うかい?』

ですからねぇ。でもでも、そんな最強フェロモン男も、最後は飛鳥ちゃんの純情乙女ココロに
ノックアウトなのでした。
しかし、驚いたのは、ケーキ屋の店長さんの正体。これは間違いなく飛鳥ちゃんの・・・!!!
そそそ、そーだったんですかー。でも、言われてみれば納得出来るものがありますねー。
あれだけの乙女ゴコロをくすぐるラブリーケーキを創るヒトですものね!陰から飛鳥ちゃんの
ことをずっと見守っていたのですね・・・ほろり。
学園に戻って来た飛鳥母とも体面する日が近々やって来そうです。母の反応がこあい・・・^^;;

男だらけのケーキ教室、是非とも影から覗いてみたいですぅ。多武峰サマがはまっているのが
可笑しかったです(笑)。

最後は幸花ジュエル先生の『らぶちっく』。予想通りの胸キュンマンガでした~。絵の描き分けが
すごいですね。ほんとに、昔ながらのりぼんとかなかよしとかにありそうな、少女マンガの王道
みたいな絵。男らしくてかっこいい女の子版アスカちゃんの純情な乙女ココロが可愛かったです。
これは確かに飛鳥ちゃんのオトメンココロをくすぐりそうだー。



今回も大いに楽しませてもらいました。作者も楽しんで描いているのが伝わって来ますね。
次はどんなオトメンが登場するのでしょうか。楽しみです。