ミステリ読書録

ミステリ・エンタメ中心の読書録です。

2014年マイベスト

どうもみなさま、こんばんは。
2014年も結局年間ベストを年内に発表することが来ませんでした・・・。
今更感満載ですが、昨年度の超個人的・年間ベストを発表させていただきたいと
思います。
昨年一年で読んだ本すべてが対象。
読書メーター調べによりますと、昨年一年で読んだ本の総数は128冊。
一昨年(2013年)は119冊、その前(2012年)は127冊だったので、
まぁ、ちょっとばかし増えてよかった。しかし、年間200冊を目標にしていた頃が
懐かしい・・・今となっては、到底無理な目標です^^;;

対象冊数は少ないけれど、今年もミステリ・ノンミステリに分けて発表~。
ごくごく個人的なランキングですので、なんでこれが上位なの!とか、
なんであれがこんな下位なの!とか、これミステリに入れるの変!とか(その逆も)、
もろもろご感想はあるかと思いますが、
ワタクシめの偏った意見ですので、どうか広い心で受け入れてあげてくださいませ。
参考にしてほしいなどとは全く思っておりませんので~^^;でも、ほんのちょっとでも
興味を引かれて読んでみようと思う作品があると嬉しいかな。

そうそう、余談ですが、今回の記事からパソコンが新しくなりました。
前のパソコンもまだ使えるのですが、画面に少々問題がありまして。思い切って
新調した次第。キーボードの感じに慣れてなくて、なんか違和感あるなー^^;
でも、やっぱり新しいのは快適だ♪


と、余談はこれくらいにして。
ではでは、まずはノンミステリから発表~。一気に行きます!

<2014年 ノンミステリベスト10>

1. 京極夏彦「書楼弔堂」
2. 喜国雅彦「本棚探偵最後の挨拶」
3. 柚木麻子「本屋さんのダイアナ
4. 池井戸潤銀翼のイカロス
5. 紅玉いづきサエズリ図書館のワルツさん1、2」
6. 百田尚樹「海賊と呼ばれた男 上下」
7. 梨木香歩冬虫夏草
8. 辻村深月ハケンハニメ!」
9. 桂望実「エデンの果ての家」
10. 瀬尾まいこ「春、戻る」

次点
綾瀬まる「骨を彩る」
桜木紫乃「ラブレス」
坂木司「ホリデー・イン」


1位、もう、ほんとに私の好みど真ん中でした。京極ファンなので、基本的に見る目が
甘いってのもあるけど(笑)。京極堂シリーズが出ないならば、こちらのシリーズで
しばらく我慢するしかないのかも・・・。
2位、小説でなくてすみません^^;でも、このシリーズ大好きなんだもの~。
3位、本好きならばはまること間違いなし。ダイアナのキャラが大好きだった。
4位、言わずと知れた人気シリーズ。今回も痛快でした。
5位、こちらは図書館好きならば、たまらないシリーズ。昨年出会えて嬉しかった作品。
6位、すみません、実は、上巻は一昨年読みました。昨年に入ってやっと下巻を読んだので
目出度くランクイン。本屋大賞受賞も納得の快作だと思います。
7位、大好きな家守綺譚の続編。素晴らしい世界観と文章に酔いしれました。
8位、アニメの世界をわかりやすく面白いエンタメに仕上げた手腕に脱帽。
9位、盆栽薀蓄に魅せられた。薄いながらも読み応えのある家族小説。
10位、瀬尾さんらしい、ほっこり心温まる一作。読み終えて、春が来た~って感じでした。


<2014年 ミステリベスト10>

1. 麻耶雄嵩「さよなら神様」
2. 歌野晶午「ずっとあなたが好きでした」
3. 皆川博子アルモニカ・ディアボリカ」
4. 下村敦史「闇に香る嘘」
5. 深水黎一郎「世界で一つだけの殺し方」
6. 伊坂幸太郎「首折り男のための協奏曲」
7. 貫井徳郎「私に似た人」
8. 宮部みゆき「ペテロの葬列」
9. 東川篤哉「純喫茶「一服堂」の四季」
10.米澤穂信「満願」

次点
若竹七海「さよならの手口」
十市社「ゴースト≠ノイズ(リダクション)」
藤崎翔「神様の裏の顔」


個人的に、今年の1位はダントツ。素晴らしい完成度だったと思う。巷では「満願」の
評価が突出してるみたいですが、ミステリ好きだったらこっちを選ぶんじゃないかなぁ
(現に、本格ミステリベストの方はこっちが一位だった模様)。
2位、終盤に至るまで何の変哲もない恋愛短篇集だと思わせておいて、あそこまで一気に
世界を変えさせられるとは。脱帽の一言でした。
3位、「開かせていただき光栄です」の続編。文章の素晴らしさ、トリックの素晴らしさ、
世界観の素晴らしさ。どれを取っても一級品の美しいミステリ。
4位、久しぶりにヒットの乱歩賞。主人公が盲目であることを逆手に取った、読み応え
十分の本格ミステリ
5位、タイトル通りの意外な殺人方法に目が点。よくぞこういうことが思いつくものだ・・・。
6位、「アイネクライネ~」と非常に悩みました。どちらも伊坂さんらしいトリッキーさの
ある短篇集。こちらを選んだのは、単に黒澤ファンだからです(笑)。
7位、こちらも久しぶりに貫井さんらしい、技工力溢れた連作群像ミステリ。最後に
明かされるある事実に愕然。構成力の巧さに唸らされた一作。
8位、リーダビリティ抜群の杉村シリーズ。メインのバスジャック事件のことなんか吹っ飛ぶ位、
ラストに衝撃がありました。後味の悪さはシリーズの他の作品に引けを取らないでしょう。
9位、こちらも構成の巧さが光る連作短編集。四作通した仕掛けがあるところに唸らされ
ました。でも、ラスト一遍は、絶対映像にしてほしくないです・・・。
10位、巷で大絶賛の短篇集。一作ごとの完成度はさすが。やっぱりランクインさせない
訳にはいかないでしょうね・・・(べ、別に世間様に迎合した訳では!^^;)。
純粋に、私もこういう米澤さんの黒系短篇集は大好物なのでした。




うーん、今年も悩みました。ミステリもノンミステリも、上位はだいたい
決まっていたのですが、そこから後のが甲乙つけがたいものが多くって。
5位くらいから次点までは、まぁ、だいたい同じくらいの好き度だと思ってください。
多分、考える日の気分によってランキングが変わるのでは^^;

昨年はあんまり黒べる作品に出会わなかったような。いっぱいあれば、黒べる的
ワースト5とか書いてもいいんだけど(笑)。
まぁ、書けないってことは、いい読書をしていたってことなんでしょうね。
今年もなるべくなら出したくないですね(苦笑)。


さて、こんな感じのランキングになりました。
読まれた作品ありましたでしょうか。
今年も、これに勝る面白い作品に出会えると良いのですが。
よければ、ご感想など聞かせて頂けると嬉しいです。