ミステリ読書録

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ヒデ引退

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みなさんご存知の通り、昨日サッカーの中田英寿選手が現役引退宣言をしました。

まだ29歳。本当に驚きました。でも、次の瞬間、「ああ、ヒデらしいな」とも思いました。
まだまだ肉体的には衰えていない。けれども、W杯での日本の限界。自らの主将としての限界。
いろんなものを感じたのでしょうね。そして、一つの結論に辿りついた。
6ヶ月前から決めていた、とも言っていますが、それでも決定的だったのはやっぱり
W杯での3試合だったのでしょう。たくさんのサポーターも失望したけれど、一番失望したのは
ヒデ本人でしょうから。自分のベストを尽くして、ああいう結果になったのだからと現実を
冷静に捉えての決断。この潔さがヒデらしいですね。
HPに発表されたメッセージ、とても心に響くものでした。

ブラジル戦の後のインタビューでの態度。きっと見てる人の中には、「そんな態度取らなくても」
と思った方もいらっしゃるとは思います。でも、日本の結果に一番悔しい思いをしたのは
ヒデだと思う。きっとああいうぶっきらぼうな言い方しか出来なかったのでしょう。
今回のW杯、私から見て、日本代表で評価できるプレーをしたと思えるのはヒデと川口位です。
暑さのせいか、思うように動けない他のイレブンを鼓舞するように、一人気を吐いて頑張って
いた。その姿は日本人としての誇りを感じました。

ヒデはWBCでのイチローにはなれなかった。でも、それに匹敵する位の大きな何かを
日本サッカー界に残してくれたのではないでしょうか。
多才な人だから、これからいくらでも次の道があると思う。
いろんな方面でまだまだ活躍して欲しいと思います。

とにかく、お疲れ様でした、と言いたいです。
ありがとう、とも。