ミステリ読書録

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べるさんちの薔薇 2024年春

はい、どうもどうも。みなさま、こんばんは。

年に二回の薔薇記事でございます。一部の薔薇記事ファンのみなさま、

お待たせいたしました(い、いるよね?^^;)。

我が家の薔薇さんたち、今年の春も順調に蕾をつけてくれまして、ほぼ

すべての薔薇が咲いてくれました(今年買った新苗に関しては、摘蕾して養生中

なので咲かせてませんが)。花数にばらつきはありますが、ほとんどの株は

元気いっぱい。若干葉っぱに病気が出ているコンフィチュールさんと、置き場所

の問題か、株自体に少し元気がないリラさん以外は、まずまずの健康体といって

良さそうです。ただ、お花自体は虫害やら雨水やらにやられて、きれいに咲かせ

られなかった子もいましたが。

今現在は、ほとんどの株が一番花が終わり、花後剪定をして二番花の準備中、

といった感じでしょうか。今現在元気に咲いているのは、ピエールさん、

ナエマさん、グラハムさん。あとはノヴァーリスさんがやっと一番花が上がって

咲いてくれたところ。我が家のノヴァーリスはなかなか気難しくて、きれいに

咲かせられていないのですよねぇ・・・。初期の頃の剪定が悪かったと反省

しきりです。今の知識で育てていたら、もう少し花数も増えているかもしれない

のになぁ。まぁ、それを言ったら、初期の頃から育てている子は全部そうなの

ですけどね^^;;

18周年の記事で少し触れたのですが、一部のお庭を、薔薇の為に改造しました。

その様子も後ほどご紹介しますね。

 

また前置きが長くなってしまった。ではでは、今回も今年の春に咲いた我が家の

薔薇さんたちをご覧下さい。

めちゃくちゃ記事長いんで、スクロールして写真だけ見ることをお勧め

致します。うざいキャプションは無視してください・・・。

 

ダブル・ディライト

今年一番最初に咲いたのは、やっぱりこの子。早咲き品種なのでしょうね。

今は二番花が咲き始めています。相変わらず見目麗しい上に素晴らしい香り。

月二回の薬剤散布が必要な品種らしいので、若干病気にかかりやすいですが、

本当に素晴らしい品種だと感じます。一番花のトップバッターは赤色が強く

出ましたが、それ以降の子はクリーム色が強かったかも。

 

パパメイアン

今年も素晴らしい色と形で咲いてくれました。花数は少ないけれど、存在感の

ある薔薇らしい薔薇ですよね~。殿堂入りの名花なだけありますね。

こちらも良い香り♪

 

アブラハム・ダービー

シュラブ系で横張り気味の品種なので、昨年の秋はつるばら仕立て気味に

伸ばして剪定して、春は少し誘引してみたところ、今年の春はたくさんお花を

咲かせてくれました。ゴージャスなふりふりの花弁が可愛いなぁ。香りも

良き良き^^

 

プリンセス・ドゥ・モナコ

今年の春のモナコさんは少しお花小さめでした。でも、名前の通り、プリンセスに

相応しい美しい佇まいで、うっとりです。剣弁高芯咲き系の花はやっぱり風格が

ありますよねぇ。

 

アルゴノーツ

春は株が充実して、たくさん美しいお花を咲かせてくれました。摘み取って

生けると本当に見栄えがするお花。花びらの裏側が少し黄みがかっていて、

他にはない魅力のある薔薇さんですね。濃い朱色で、遠くから見てもはっとする程

美しい。ほぼ薬剤散布もしなくて良い品種なので、すごく育てやすいし、花もちも

良いので鑑賞用に摘み取って長く楽しめます。

 

りくほたる

蛍の光のような淡い黄色が素敵な品種。かおりかざりの枝替わりということ

なので、花型や性質はそっくり。房咲きになるので、一枝摘み取るだけでもう

花束みたいになります。名前が良いですよね~。

 

グラハム・トーマス

体調崩しがちのイングリッシュローズのグラハムさん。去年の秋頃から大分

回復傾向になり、今年はたくさん花をつけてくれています。目を瞠るような

黄色が鮮やかですよね。ただ、花もちが良くないので、咲いてしばらく放置して

いると、花びらがぼろぼろ散って庭がえらいことに。なるべく早めに摘み取る

ようにしています。

 

シャンテ・ロゼ・ミサト

この子は、去年の春に地元のホームセンターで投げ売りされていたのを救済した子。

確か800円弱とかじゃなかったかな。バラ苗としては破格過ぎる値段。前から

欲しかった品種なので、病気になってて育てられるか不安でしたが、思い切って

購入。そこからずっと蕾ピンチを繰り返して養生させたら、どんどん育ってくれて、

今年は誘引出来るまで成長。春は見事にたくさんの花を咲かせてくれました。

ほんと、最初買った時の悲惨な株の状態からは、この写真は絶対想像できないと

思うなぁ(写真撮っておけばよかった~^^;)。よくぞここまで回復して

くれたよ・・・(涙)。素晴らしい香りと、ゴージャスな花型がとても美しい。

名前の由来は、歌手の渡辺美里さん。昔大好きで、よく聴いていたなぁ。

 

ブルー・グラビティ

今年も美しく咲いてくれた青バラのグラビティさん。去年の方が青みは強かった

ような。まぁ、写真撮る時間とか気温とかにも青みに差が出るので一概には

言えませんが。咲き進むと花弁が広がって、ロゼッタ咲きみたいになります。

それもまた美しい。香りはほとんどないですが、その分花もちはとても良いですね。

 

イーハトーブの香(かおり)

次から次へとよく咲いてくれます。最初の頃に咲いた花は、なぜかオレンジが

強く、こんな色だったっけ?と驚かされました。でも、しばらくすると本来の

濃いピンク色に変化してましたね。とにかくこの子は香りが素晴らしい。去年の

春は香りが控えめな印象があったのですが、今年は香りも良いです。ただ、花びら

が虫害に遭ってしまい、なかなかきれいな状態で咲いてくれてませんね。いっぱい

咲いてくれたんですが、全然いい写真がなくって。自分の写真撮影能力の無さに

がっかり。

 

ロードリー・オベロン

今年はいっぱい咲いてくれました。この子も虫害に遭い気味ですが^^;香りが

素晴らしいのに、花もちも良いという良品種。株が充実すると花びらに亀裂が

入るそうで、今年は結構いい感じに亀裂が入ってくれました。繊細な花の色

と花びらの感じが、妖精王の名に相応しいなぁと見る度にうっとりします。

 

レディ・エマ・ハミルトン

株はいまいち成長しないままですが、頑張って咲いてくれてます。この濃いオレンジ

が大好きです。可愛い可愛いエマちゃん。香りも最高~^^

 

かおりかざり

先述したように、りくほたるの枝替わり品種。この花色が最高なんですよね~。

こちらも房咲きになるので、花束にした時の見栄えがばっちり。かおりを飾る

ことをコンセプトに開発された薔薇だそうな。だから香りも良いけれど、花もち

も良くて、とっても良い品種です。

 

真宙(まそら)

去年の秋は少し病気っぽい傾向にあったのですが、冬剪定して植え替えしたら、

今年は順調にお花をつけてくれました。ぎゅぎゅぎゅっと詰まった花弁が美しい。

可愛いなぁ。花もちもそこそこだけど、最後にはバラっと花びらが散ってしまう

ので、注意が必要。

 

オデュッセイア

青みがかった赤が本当にきれいな品種ですよね。花付きもとても良いので、

遠くから見ても、一番目立つかも。ロサオリエンティスの大人気品種。

秋は少し調子を崩していたのですが、今年の春は持ち直してくれてほっとしました。

 

ボレロ

今年は、少し株が成長したかな?なかなか大きくならないのですが・・・。

花びらも雨で痛みやすいので、なかなか良い状態の写真が撮れず・・・。でも、

やっぱり、この子は香りなんですよね。香りの良い品種と言われたら、必ず名前が

上がるというくらい、良い香り。

 

コンフィチュール

花付きは去年よりぐっと良くなりました。ただ、去年もそうだったのですが、

葉っぱが病気になりやすくて(多分、葉ダニ)。河本バラ園の河本真紀子さん

作出(ローズ・ドゥ・メルスリー)。憧れの河本バラは、やはり繊細なだけに

育てるのが難しい・・・。でも、花型は本当に可愛らしい。そして、とにかく

花もちの良さはピカ一。摘み取って花瓶に挿しておくと、造花みたいに完璧な

花型がずっと崩れないのがすごいなぁと思いますね。

 

ピエール・ドゥ・ロンサール

世界一愛されている薔薇、ピエールさん。今年は新たに作った棚の支柱に誘引して、

次々花をつけてくれています。誘引の仕方がいまいちへたっぴなので、大分変な

咲き方しちゃってますが^^;白とピンクのコントラストが最高ですね。

 

オーブ

去年の春ロサオリエンティス本店で新苗を購入して、一年養生させて来たオーブさん。

樹勢がとても強くて、ぐいぐいと成長してくれて、この春は大輪の花をたくさん

つけてくれました。香りは少し独特かな。名前はフランス語で夜明けの意味だそう。

 

タモラ

可愛らしい小ぶりなお花が次から次へと咲いてくれました。花もちは良くない

けど、一気にたくさん花が咲いてくれて、シュートも出やすいので、とても育て

やすい品種ですね。ただ、とにかく棘が多いのが玉に瑕かな。

 

ジャルダン・ドゥ・フランス

去年、かなり調子を崩して心配していたジャルダンさん。姉から譲り受けた

唯一の品種なので、枯らしたらどうしようと戦々恐々の日々でした。雨の当たらない

場所に移して養生したら、今年の春は元気いっぱい。花つきはまだそれほど良く

ないですが、ひとまず持ち直してくれてよかったです。現在、極太のベーサル

シュートも生えて来てます。いつ見ても、この明るいコーラルピンクは元気を

もらえますね。

 

リラ

この子は、今年の春は一番元気ないですね。一応軒下なんですが、微妙に雨が

吹き込んで来る場所のせいか、花びらが痛んでしまって、全然きれいに咲いて

くれてません。病気に強い品種の筈なんですが、うちでは思うようにきれいな

花が咲かせられてないんですよね・・・。置く場所を再考せねばと反省している

所です。

 

薫乃

薫乃さんも、今年の春はあまり調子よくないです。去年はよく成長してくれて

いたのになぁ。写真も全然きれいなのがなくって。本来、もっともっと可愛い

お花なんですよぅ(涙)。

 

ナエマ

花枝がとても伸びる品種なので、去年の夏剪定を控えめにして、枝を伸ばさせて、

今年はオベリスク仕立て風に誘引してみたところ、お花をたくさんつけてくれ

ました。が、しかーし、背が高くなりすぎて、背の小さい私には花後剪定を

するのに踏み台が必要になりました・・・もう少し低めに誘引するべきだったと

現在後悔しております^^;;(しかも、三段の棚の一番上に置いてあるという)。

こんな感じ。花枝が伸びることまで考えて誘引しなきゃいけなかった・・・。

ナエマの特徴は、花のかわいらしさももちろんなのですが、なんといっても、

その香り!甘い濃密な香りは本当に何度嗅いでもうっとり。香水になっている

くらいなので、推してしるべしですね。現在、花後剪定で大分短くしました。

強風が吹いて倒れちゃっても困るんで^^;

 

父からもらったミニバラ(品種は不明)。

しぼりの柄が入ってて、小ぶりなお花が次々ついてくれます。ちっちゃいけど

ちゃんとバラの花型なのがなんとも愛らしいのですよね。同じ株なのに、

赤い花が咲く時もあって、面白い。今年の春は黄色系ばかりでしたが。



ノヴァーリス

育てやすいと評判の青バラ、ノヴァーリスさん。初期のころの剪定が下手くそ

だったせいで、花形が崩れ、一本立ちに近い株になってしまって、全然良い花が

咲いてませんでした。今年は少しだけ持ち直してくれていますが、まだまだ

本来のポテンシャルは出せてませんね。この藤色がいいんですよねぇ。つんと

した宝珠弁咲きの花びらが可愛い。

 

ジュード・ジ・オブスキュア

こちらも気難しいジュードさん。今年の春はいくつか蕾をつけてくれていたの

ですが、写真を撮り忘れていて。最後に咲いたこの子を辛うじて写真に収める

ことが出来て良かった。でも、花びらが虫にやられて全然いい状態じゃないですね。

いつになったら、たくさんの蕾をつけてくれるようになるのやら。

 

エヴリン

こちらも同名の香水が出ていた、強香種のイングリッシュローズ、エヴリンさん。

今年は数えるくらいしか花咲いてくれなかったなぁ。挿し木から育てているので、

なかなかうまく育ってくれていないというのが現状。本来の香りも引き出せて

いない感じ。でも、写真のお花はきれいに咲いてくれました。秋はもう少し

咲いてくれるといいなぁ。

 

シャリファ・アスマ

こちらも香りの品種、シャリファさん。虫の被害が多くて、花弁が痛むお花

ばかりになってしまいました。良く咲いてくれたんですけどね。まともなお花の

写真が全然なかったです。ぼやけた花色のやつとかね。これは唯一比較的まともに

咲いてくれた子。イングリッシュローズは難しいなぁ。



さて、先述していたように、今年の冬、一部のお庭をバラ仕様に改造しました。

その様子をちょこっとご紹介。

 

こちらは、改造前。随分昔の写真ですが^^;

  ↓

  ↓

  ↓

こうなりました。

穴掘って、シートを敷いて、その上に砂利を被せてあります。その上に、三段式

の棚を置いて、雨に当たらないようにパイプを組み合わせて屋根を作りました。

パイプの部分にピエールを誘引しています。相方が構想を練ってくれて、作業は

二人で何日かかかりました(ほとんど相方任せだったけど^^;)。いやー、

大変だった。でも、仕上がりには満足してます。屋根は、もう少し大きい方が

良かったかもですが・・・(風が強いと完全に雨に当たっちゃう^^;)。

 

一斉に咲き始めた壁沿いの薔薇たちの様子がこちら。わしゃわしゃですね^^;

本来なら、もう少し間を空けて置いた方がいいですけどね・・・。

 

花後剪定で摘み取ったお花たち。

 

母の日にプレゼントした花束と和菓子(実母へ)。

ラッピング用のセロファンとか紙とか買うの忘れてて、そこら辺にあった

紙で代用したので、だいぶ適当^^;

義母にもあげたのですが、写真撮るの忘れてました・・・^^;

どちらもめちゃくちゃ喜んでくれました。



いやー、長い記事になってしまった。ここまで読んで下さった方(もしいたら)、

本当にお疲れさまでした(なげーよ!って声が聞こえる・・・)。

私の写真技術がへっぽこ過ぎて、全然花の美しさが伝えきれていないのが

悲しいですが・・・。実物はもっときれいなんですよぅ(涙)。わかりやすい

ように花一輪をクローズアップして写した写真が多いですが、咲き進んだ姿や、

房咲きになった姿など、もっともっと載せたい写真がありました。キリがない・・・。

 

こんなぐだぐだ記事を見て下さって、どうもありがとうございました。

べるさんの薔薇栽培はまだまだ続きます・・・秋もみてね^^b