アンティークショップ『小野原堂』店主・小野原由乃は、アンティーク蒐集と株式投資と
投資信託が趣味の女子高校生。ある日、店に元バイトに盗まれた赤いラインストーンの指輪を
探す自称探偵の二宮巳周が現れた。その上、怪しげな黒服の男たちまで現れて・・・。
大好きな藤井明美さんの新刊です。そろそろＳ☆Ｍの新刊が出る頃では～と期待して
いたのに、何やら違うシリーズでした。ただ、Ｓ☆Ｍともリンクしているのですね。
由乃さん、Ｓ☆Ｍとは全く違うキャラのようで、その辺りのギャップがちょっと面白い。
それにしてもこんな女子高生いたら怖いです・・・由乃さん、しっかりしすぎ（笑）。
何故女子高生が一人で古道具屋なんてやっているのか、とか彼女の生い立ちなんかは
まだ何も出て来ていないので、かなり謎めいた少女ではあります。謎めいているといえば、
二宮もそうですが。３話目でどうやら中卒で児童福祉施設出身らしいということはわかり
ますが、それ以外はやっぱり謎。ちゃらんぽらんなフリしてますが、案外暗い過去を背負って
いたりするのかなぁなどと思ったりしたのですが（考えすぎかな？）。それにしても１話目
に登場した黒服たちがちゃっかり小野原堂の周辺にいついている所が笑えます。１話ごとに
探偵仲間が増えて行って、今後も楽しめそう。ただ、由乃さんと二宮が恋愛に発展する可能性
は低そうな気が・・・二宮はともかく由乃さんがね＾＾；
Ｓ☆Ｍファンとしては、ラストのボーナストラックは嬉しかったですねー。ああ、由乃さん
ってあの子か！とやっと繋がったという（笑）。夏登場に萌え～でした＾＾；；
藤井さんは話作りがとても上手い漫画家さんですね。話の持って行きかたが上手いというか。
１作の完成度が高いなーといつも感心します。絵も大好きですけど。
次こそはＳ☆Ｍ最新刊でお願いします☆
てゆーか、藤井さん、本誌で連載して下さいよ～。コミックス出版が遅いんだもの＾＾；
