ミステリ読書録

ミステリ・エンタメ中心の読書録です。

アール・デコ・ジュエリー

東京・目黒 東京都庭園美術館
< アール・デコ・ジュエリー ― 宝飾デザインの鬼才シャルル・ジャコーと輝ける時代 ― >

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行って来ました。庭園美術館は私の大好きな美術館の一つ。旧朝香宮邸(朝香宮殿下
久邇宮家第8王子だそう)を美術館として公開しているもの。ヨーロッパの装飾美術
であるアール・デコ様式で建てられており、邸内の装飾品などを観るのも楽しいし、
その名の通り、広大な庭園で囲まれていて、とても美しく静かな環境で美術品が鑑賞
できる数少ない美術館です。

さて、そんな庭園美術館の今回の展覧会のはアール・デコ・ジュエリー。20世紀前半の
アール・デコ期に高級宝飾品店・カルティエで活躍した宝飾デザイナー、シャルル・ジャコー
のデザイン画をメインに、その時代を彷彿とさせる女性のファッションを描いたステンシル画、
そしてジャコーと同時代に活躍した宝飾デザイナーによる装身具や宝飾品が展示されています。


どれも女性なら楽しめずにはいられない綺麗なものばかり。欲を云えばデザイン画よりも
本物をたくさん展示して欲しかった所ですが・・・^^;
せめて、デザイン画と合わせて、本物の写真だけでも展示して欲しかったなぁ。絵だけだと、
実物がどんな感じになるのかぴんと来ないものもあったので。


デザイン画の一部。実物が見たい!
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ブシュロン・コレクション < シガレットケース > すごい薄いんですけど。細い煙草なんでしょうね。
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面白かったのはステンシル画ですね。本当にその時代のファッションを彷彿とさせ、お洒落で
粋なパリマダムが描かれています。ちょっと風刺の効いたものなんかもあり、バラエティに
富んでいてとても楽しめました。


ジョルジュ・バルビエ < 魔力 > なんか鳳凰みたいな背景がとても印象的な絵でした。
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ジョルジュ・ルパープ < 暑すぎる > なんで帽子でこの題名?見れば見る程不思議な絵。
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それにしても、この時代の宝飾品、一体どれだけお金をかけたんだ!?と思えるものばかり。
高級な宝石をこれでもか!と使っているジュエリーを実際使っていた人たちがいたなんて。
まぁ、今でも加納姉妹とかデヴィ婦人なんかはこんなのたくさん持ってるんでしょうけど^^;
個人蔵ってのも結構ありましたからねぇ・・・どんな時代にも浪費家っているんですねー。


美術展を観た後は、セレブ御用達の白金台方面に歩いて、私の大好きなショコラティエ・エリカ
のチョコを買って帰途につきました。ミントチョコをつまみながら書いてます。ああ美味♪

展示品もさることながら、この美術館の雰囲気も是非味わって頂きたいです。静かでゆったりと
した休日が過ごせること請け合いです^^
(~ ’07/1/14まで)