「ワシントンナショナルギャラリー展」

東京・六本木　国立新美術館　「ワシントンナショナルギャラリー展」。

12世紀から現代までの世界有数の西洋美術コレクションで知られる、ワシントンD.C.のワシントン・
ナショナル・ギャラリー。同館の、12万点を超える所蔵品の中でも、特に質の高さと絶大な人気を
誇る印象派とポスト印象派の傑作を紹介する『ワシントン・ナショナル・ギャラリー展 印象派・
ポスト印象派 奇跡のコレクション』が、6/8[水]～9/5[月]まで東京・国立新美術館 企画展示室1E
で開催される（紹介文抜粋）。

開期ギリギリですが、なんとか行って来ました。チケットは、職場の人が誕生日プレゼントと
言って買ってくれたもの。いくつになったかとか、その辺はスルーするように（＾＾；）。
台風で大雨かとドキドキしたのですが、昨日の東京は結局ほとんど雨が降ることなく、
蒸し暑さは不快でしたが、出かけるには問題ない一日でした。良かった、良かった＾＾；
でも、天気予報で９０％近く雨って予報だったから、出かける時に降ってなくても絶対
雨降るだろうと思っていたので、折りたたみではない普通の傘を持って行ってしまったので、
荷物になって大失敗でした。お昼食べに行ったお店で案の定忘れて取りに戻る羽目になったし＾＾；
しかも、この国立新美術館、大きい傘は美術館内に持ち込めないのですね。入り口の所で守衛さん
みたいな人に、『大きな傘は持ち込めないので、傘立てに置いて行って下さい』と言われました。
そういえば、ここは巨大な傘立てがあることで有名な美術館だったよな～と思いだしました。
傘立てだけの建物があるんですよね～。写真撮ってくれば良かったな。
会場は平日の割には終了間際のせいか、それなりに混んでましたが、絵の前で立ち止まれない程
でもなく、一枚づつゆっくり観ることが出来たので良かったです。

さて、展覧会の内容ですが、なかなかに見応えがあって、やっぱり観に行けて良かったなぁと
思いました。印象派の有名所はほとんど網羅されていますし、それぞれの画家の絵も良い作品が
たくさん来ていました。
全体的な点数としてはこの規模の展覧会にしては少なめでしたが、見応えのある絵が多かったので、
物足りなさはなかったですね。今回来ていた８３点のうち、日本初公開の作品が５０点だそうです。
私、展覧会に行ったら、必ず印象に残った作品のポストカードを買って帰ることにしているの
ですが、そのポストカードもたくさん種類があって、買いたいものが多くて、どれを買うかで
とても迷ってしまいました＾＾；

エドゥアール・マネ「オペラ座の仮面舞踏会」

マネ独特の『黒』が効果的に使われていますね。上流階級の仮面舞踏会って雰囲気が画面から
良く現れているように思います。ただ、仮面舞踏会の割に、仮面被ってる人が少ないような・・・？？

エドゥアール・マネ「鉄道」

紺色の服の女性の腕にいるわんこが気持ち良さそう～に寝ている表情に癒されました＾＾右側に
葡萄が置いてあるのが不思議でしたが・・・。なぜ葡萄？

エドゥアール・マネ「プラム酒」

マネには珍しい淡いピンク色の服を着た女性。なんだかつまらなそうな表情に見えます（苦笑）。

エドガー･ドガ 「舞台裏の踊り子」

ドガの踊り子の絵はやっぱり、どれを観てもいいですね。淡いピンクの衣装が可愛らしい。

クロード･モネ 「日傘の女性、モネ夫人と息子」

日傘の女性の絵はお馴染みですね。下から見上げる構図で、日傘の影が印象的に描かれています。
空の青とのコントラストも綺麗ですね。

クロード･モネ 「ヴェトゥイユの画家の庭」

最初観た時、随分背の高いひまわりだなーと思ったのですが、良くみたら、階段状になっているの
ですね（アホ）。夏の日ののどかな一場面、という感じ＾＾

ピエール=オーギュスト･ルノワール 「モネ夫人とその息子」

母と子が寄り添う、素敵な一枚。

ピエール＝オーギュスト・ルノワール　「ポン・ヌフ、パリ」　

空の雲の感じがすごく好き。ポンヌフは、直訳すると『新しい橋』の意味ですが、実はパリ最古の
橋なのですよね、確か。

ピエール＝オーギュスト・ルノワール　「踊り子」　

水色の入ったチュチュと、ピンクのバレエシューズがとても可愛い。ルノワールの女の子の絵は
ほんとに愛らしいですね。同じ踊り子を描いていても、ドガとはまた全然違ってテイストになる
から面白いです。

ピエール＝オーギュスト・ルノワール　「アンリオ夫人」　

実は観ていて、『ちょっと女優の松島トモ子さんに似てる・・・？』とか思ってしまった・・・
不届き者＾＾；

メアリー・カサット「青いひじ掛け椅子の少女」

この絵は良かったですね。椅子のブルーも鮮やかですし、何といっても、女の子の退屈そうな
表情が最高。『もーつまんない！』みたいな、ね（笑）。反対側で寝てるわんこも可愛い＾＾

ポール・セザンヌ「赤いチョッキの少年」

赤いチョッキが印象的・・・タイトルそのままか（苦笑）。

フィンセント・ファン・ゴッホ　「自画像」　

出ました、ゴッホの自画像！（笑）ほんと、自画像多いですよね、ゴッホって。

フィンセント･ファン･ゴッホ「薔薇」

こういう色彩のゴッホの絵を初めて観ました。これはほんとに素晴らしい絵でした。背景の美しい
ライムグリーンが白い薔薇と相まって、とても色彩の綺麗な作品でした。今回来ていた
作品の中で一番好きな絵だったかも。
と思ったら、絵葉書売上NO.1でした。やっぱり、みんなゴッホが好きなんだね。

観る前に食べた昼食は、大江戸線の六本木駅の出口を出て横断歩道渡った真正面の二階にある
韓国料理屋さん。ネットで見つけて行ったのだけど、私が食べたキムチチゲのセットも、友人が
食べたビビンバセットも、キムチやらサラダやら色々ついてセットで６８０円という破格の安さ。
でも、味もしっかり本場風で、とっても美味しかったです。立地条件も最高でしたしね。六本木
とは思えないお店でしたね～。

私が食べたキムチチゲセット これで６８０円。しかもご飯はおかわり自由！（私は一杯で
十分でしたが＾＾；）

友人が頼んだビビンバセット

観終わった後は、ミッドタウンの地下１階にある、私の大好きなショコラティエ、
Le Reux（ル・ルー）さんのお店のイートインにてお茶。私が食べたのは、塩バターキャラメルを
使ったムース。
このお店は、塩バターキャラメルが有名で、これを使ったアイスなんかも人気。絶妙な塩加減
がほんとに美味しい。普段、キャラメルって食べないのですが、ここのはほんとに美味しいです。
あの、グリ○とかで売ってるキャラメルとは全く食感も味も違うんですよ～。その分、めちゃくちゃ
お高いですけどね・・・。

私が食べた塩バターキャラメルのムース。美味しかった～＾＾

印象派好きならば観て損はしない展覧会だと思います。あと２日で終了なので、まだの方は
この週末に是非！
（～９月５日（月）まで）。