ミステリ読書録

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「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」

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ハリーポッターと不死鳥の騎士団」
          /監督:デビット・イェーツ
          /出演:ダニエル・ラドクリフエマ・ワトソンルパート・グリント他。
          /2007年アメリ


15歳になったばかりの魔法使いの少年ハリー・ポッターは、ホグワーツ魔法魔術学校の5年生に
なる日を心待ちにしながら、長く孤独な夏に耐えていた。意地悪なダーズリー一家と一つ屋根の
下にいるだけでもつらいのに、クラスメートはおろか、親友のロン・ウィーズリーハーマイオニー
グレンジャーからも便りがないのだ。ある日、いとこのダドリーと一緒にいるときに、ハリーは
ヴォルデモートの手下である吸魂鬼(ディメンター)に襲われてしまう。魔法を使ってなんとか
九死に一生を得るが、マグル(人間)の前で魔法を使うことを禁じられていたことから、ハリーは
魔法省からの呼び出しを受けることに・・・(あらすじ抜粋)。



観て来ました。世間は夏休み。いつも冴えない集客数で存続が心配される(苦笑)我が町の
シネコンにも驚く程の人が。子供向け映画が多いせいもあり、家族連れがやたらに多かった
です。中でもハリポタはやっぱり一番人気のよう。普段掲示板に『満席』の文字を見かける
ことなどほとんどないのに、いくつもの『満席』表示にびっくり。やっぱり人気あるんだな
~。でも字幕版は空席ありで、すんなり希望の時間に観ることができました。

まず思ったのはラドクリフ君の成長。前作からさらに大人になっている。しかも身体つきも
がっしりしてしまい、なんとなく私の中の「ひょろっとした」イメージではなくなって
しまったのが残念^^;ラドクリフ君は一体いくつなんだろう?早く最後まで撮りきら
ないと、ハリー役も厳しくなってしまうのじゃないかしら、とかいらない心配をしたりして。
まぁ、それを言ったら他のキャラもみんなそうなんだけれど。役の中でも成長していて、
やはり今回のメインはハリーの恋愛。キスシーンがあることは知っていたけど、まさか
あんなに濃厚とは^^;海外での試写会では、ポッタリアンの女の子たちから悲鳴が上がった
そうです。私も思わず「キャー!!」と叫びそうになりました(いや、ポッタリアンでは
ないですが)。
ただねぇ、相手役の女の子、前作でも思ったけど、もうちょっと可愛い子はいなかったのか?
原作読んだ時点でも、「何故中国系?」と疑問に思ったのだけど、ハリーが好きになるタイプ
って感じがしない。アジア系にしたいのならば、日本人のアイドルの方がよっぽど可愛いと思うぞ。
新垣結衣あたりとか。二人のキスシーンはビジュアル的にどうなんだろうと思ってしまった。
それに、そのチョウ・チャンとの恋愛部分に関しても尻すぼみ。原作でもそんな感じだった
ような覚えもあるんだけど、もうちょっとなんとかならなかったのだろうか。彼女の裏切り
は誤解だったとわかった訳だし。ハリー、ちょっと冷たすぎないか?初恋なんてそんなもの
なんだろうか・・・。

あの長い原作を2時間ちょっとで凝縮させるのだから、いろんなエピソードを端折られて
しまうのは仕方がないと思う。そういう意味では、散漫にならずに上手くまとめて作って
いると思いました。前作は分かり辛くて、原作読んでないと意味がわからないのではと
思いながら観ていたのだけど、今回はそういうことがなかった。思ったよりもずっと
楽しめました。
事実、一緒に行った原作を読んでいない友人も「わかりやすかった」と話していましたので。
原作読んでいた時、前半のハリーのうじうじぶりにイライラムカムカしていたのだけど、
その辺りもさらっと流して作られていたので良かった。ただ、クライマックスのシリウス
のアノ部分は、もうちょっとじっくりと作って欲しかった。あのシーンがあるから、原作
読んだ時もショックでしばらく立ち直れなかった位なんですもの。ゲーリー・オールドマンは
渋かったなぁ。でも私の中のシリウスはもうちょっと若いイメージなんですけど。

吸血鬼たちのシーンとか、ヴォルデモートのシーンとか、ちびっこたちが観たら怖くて
泣くんじゃないだろうか・・・。ホラーか!!と思いましたよ~^^;;

恋愛・友情・大切な人の死。いろんなことを一気に経験して成長したハリー。続きが非常に
気になります。とりあえず積読の6作目を読まなければ^^;