「小説 こちら葛飾区亀有公園前派出所」。
返却期限が明日までなのでもう読みきれないかと思い、取り合えず好きな作家から
先に読んで行くという変則的読み方をしてしまいました^^;でも、一作づつが短いし、
とても読みやすいので結局全部読めてしまった。という訳で、無事記事を書く運びに。
ちなみに読んだ順は京極さん→東野さん→あとは最初から順番に。
先に読んで行くという変則的読み方をしてしまいました^^;でも、一作づつが短いし、
とても読みやすいので結局全部読めてしまった。という訳で、無事記事を書く運びに。
ちなみに読んだ順は京極さん→東野さん→あとは最初から順番に。
で、実は私、こち亀をきちんと読んだことがありません。高校の頃、兄が買っていた
ジャンプは読んでいたものの、絵があまり好きではなかった為こち亀部分は飛ばして
ましたし(酷い^^;)。確かコミックスが100巻以上あって、日本で一番長く続いている
漫画だったような・・・とかその程度の知識。主人公が両さんというのは知ってましたが、
あとのキャラクターは全くわからず。こんなんで楽しめるのかなぁと思いながら読んで
いたのですが、これが実に面白かった!石田さん、逢坂さん、今野さんは初めて読みましたが、
どれも面白く読めました。これはやはり両さんのキャラクターによるところが大きいのだと
思います。どの作品読んでも、両さんの破天荒でハチャメチャでトンデモぶりがクロースアップ
されるエピソードが出て来るのですが、滅茶苦茶な中でもきちんと一本筋の通った両さんの
人柄で最後には爽やかな気分にさせられてしまう。どの作家の作品を読んでも、作者が
両さんのキャラクターを愛しているのが伺えて、なんだかほのぼのしてしまいました。
こんなに長く連載を続けていられるのは、やっぱりキャラクターそのものが愛されている
からなんだなぁと改めて思わされました。俄然原作に興味が湧きましたよ。といっても、
百何十巻もある原作漫画に今更手をつける気にもなれないんですけど^^;今度古本屋に
行ったら始めの方の巻立ち読みしてみよっと(立ち読みかー!!)。
ジャンプは読んでいたものの、絵があまり好きではなかった為こち亀部分は飛ばして
ましたし(酷い^^;)。確かコミックスが100巻以上あって、日本で一番長く続いている
漫画だったような・・・とかその程度の知識。主人公が両さんというのは知ってましたが、
あとのキャラクターは全くわからず。こんなんで楽しめるのかなぁと思いながら読んで
いたのですが、これが実に面白かった!石田さん、逢坂さん、今野さんは初めて読みましたが、
どれも面白く読めました。これはやはり両さんのキャラクターによるところが大きいのだと
思います。どの作品読んでも、両さんの破天荒でハチャメチャでトンデモぶりがクロースアップ
されるエピソードが出て来るのですが、滅茶苦茶な中でもきちんと一本筋の通った両さんの
人柄で最後には爽やかな気分にさせられてしまう。どの作家の作品を読んでも、作者が
両さんのキャラクターを愛しているのが伺えて、なんだかほのぼのしてしまいました。
こんなに長く連載を続けていられるのは、やっぱりキャラクターそのものが愛されている
からなんだなぁと改めて思わされました。俄然原作に興味が湧きましたよ。といっても、
百何十巻もある原作漫画に今更手をつける気にもなれないんですけど^^;今度古本屋に
行ったら始めの方の巻立ち読みしてみよっと(立ち読みかー!!)。
では、各短評を。
第一話 大沢在昌「幼な馴染み」
「新宿鮫」の鮫島と両さんの競演。新宿鮫シリーズは始めの一作しか読んでなくて、
鮫島のキャラとかほとんど忘れていたのですが、この作品でちょっと思い出せて良かった
です(笑)。両さんのお母さんがいい味出してました^^
鮫島のキャラとかほとんど忘れていたのですが、この作品でちょっと思い出せて良かった
です(笑)。両さんのお母さんがいい味出してました^^
第二話 石田衣良「池袋⇔亀有エクスプレス」
IWGPシリーズのマコトと両さんの競演。このシリーズはドラマしか観てないので
マコト=長瀬君のイメージなのだけど、この作品読むとちょっと雰囲気違うような気も。
かみ合ってるようでかみ合ってない二人のやりとりがなんとも愉しかったです。
マコト=長瀬君のイメージなのだけど、この作品読むとちょっと雰囲気違うような気も。
かみ合ってるようでかみ合ってない二人のやりとりがなんとも愉しかったです。
第三話 今野敏「キング・タイガー」
今野さんは読んだことがなかったのですが、これはかなり良かった。自身のシリーズ
キャラクターは出て来ない作品ですが、語り手のリタイアした元警視が必死になって
プラモデルを作って行く所が微笑ましい。そして、ラストでジーン。両さーん(T_T)。
キャラクターは出て来ない作品ですが、語り手のリタイアした元警視が必死になって
プラモデルを作って行く所が微笑ましい。そして、ラストでジーン。両さーん(T_T)。
第四話 柴田よしき「一杯の賭け蕎麦―花咲慎一郎、両津勘吉に遭遇す―」
柴田さんのこのシリーズも未読なのですが、幼稚園の園長をしながら私立探偵を営むという
設定がなかなか面白い。窃盗常習犯の篠崎に対して、きちんと筋を通そうとする両さんが
格好いい。三歳の女の子に対しても物事の条理をきちんと教えようとする姿勢も好きだな。
設定がなかなか面白い。窃盗常習犯の篠崎に対して、きちんと筋を通そうとする両さんが
格好いい。三歳の女の子に対しても物事の条理をきちんと教えようとする姿勢も好きだな。
はい、みなさまの想像通り、この作品が読みたいが為に借りたと云っても過言ではありませぬ。
なんだか他作品とは異色感が漂ってますが、実に京極さんらしい作品でした。でも、ラスト
のオチはねぇ・・・ちょっと想像したくなかったです^^;それにしても、年とってもあの人
はそのまんまですねぇ。そして、あっちの人の方が先にあの世へ旅立たれるのね・・・(寂)。
なんだか他作品とは異色感が漂ってますが、実に京極さんらしい作品でした。でも、ラスト
のオチはねぇ・・・ちょっと想像したくなかったです^^;それにしても、年とってもあの人
はそのまんまですねぇ。そして、あっちの人の方が先にあの世へ旅立たれるのね・・・(寂)。
第六話 逢坂剛「決闘、二対三!の巻」
最終話 東野圭吾「目指せ乱歩賞!」
や~、話としては一番面白かった。乱歩賞を題材に持って来る辺り、なんとも東野さんらしい
作品です。乱歩賞を狙って様々な手段に出る両さんの行動に大ウケ。パソコン4台を使いこなす
って、どんだけ器用なんだ(笑)。乱歩賞選考委員の所に出没しちゃうとこも笑えました。
ラストのオチもいい。こういうのほんと巧いな、東野さんは。
作品です。乱歩賞を狙って様々な手段に出る両さんの行動に大ウケ。パソコン4台を使いこなす
って、どんだけ器用なんだ(笑)。乱歩賞選考委員の所に出没しちゃうとこも笑えました。
ラストのオチもいい。こういうのほんと巧いな、東野さんは。