ミステリ読書録

ミステリ・エンタメ中心の読書録です。

「フライ、ダディ、フライ」

イメージ 1

イメージ 2

「フライ、ダディ、フライ」/監督:成島出 
              原作・脚本:金城一紀
              出演:岡田准一堤真一星井七瀬 他


平凡なサラリーマンの鈴木一は、娘を暴行の末入院に追い込んだ高校生ボクシングチャンピオンの
石原に復讐する為、包丁を持って高校に乗り込む。しかし、間違った高校に乗り込んでしまい、ケンカ
の強い在日韓国人のスンシンにこてんぱんにやられてしまう。事情を聞いたスンシンたちは鈴木を
鍛えて、石原と対決させる計画を立てる。翌日から会社を休んだ鈴木は、スンシンの指導の下、
ケンカの猛特訓が始まった。サラリーマン鈴木と高校生5人組のひと夏の冒険を綴る青春ストーリー。


原作を読んでどうしても映画が観たくなりレンタルビデオ店に駆け込んだら、丁度DVD
半額セール中で発見して買ってしまいました(単純!)。もともと公開された時から観て
みたいなぁと思っていた映画ではあったのですが。

原作者の金城さんが脚本を手がけているだけに、基本的には原作に忠実に作ってあるという
印象でした。もちろん、端折っている部分もたくさんあるし、逆に原作にはないエピソードが
盛り込まれている部分もありましたが。
映画は映画でとても面白く、痛快な作品でした。

とにかく、岡田君がかっこ良かった!!ふわちびさんの言った通りでした~~^^
かっこいいし、美しいし。素敵・・・(うっとり)。
原作のスンシンとは随分イメージが違ったけど、これはこれで大いにアリです!!
クールな目線にシビレました・・・。岡田君、こういうストイックな役似合いますねぇ。
ゾンビーズのメンバーたちも結構原作のイメージに合っていて、良かったです。ただ、南方役の
子の演技がいまいちダイコンに感じたのが残念だったのですが・・・(顔とか雰囲気はイメージ
ぴったりなんだけど、台詞が棒読み^^;)。
堤さんの情けないオヤジっぷりも私は結構好きでした。「やまとなでしこ」の時の
堤さんぽいかな、なんて思いながら観てました(気が弱くてへタレな雰囲気が似てるかな~と)。

岡田君は原作の大ファンだったらしく、この役をもらってかなり喜んでいたらしいですね。
鍛えた肉体が美しかった・・・(変態か^^;)。この役の為に相当トレーニングを積んだとか。
「鷹の舞」のシーンも美しくて良かったなぁ。ただ、在日には全く見えなかったですけどね^^;;

原作同様、観終わって元気をもらえる作品でした。
冴えないおっさんが空に羽ばたくシーンは美しく、爽快な気持になれました。
落ち込んだ時にまた観返そうっと。