ミステリ読書録

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二ノ宮知子/「のだめカンタービレ 22」/KC KISS刊

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二ノ宮知子さんの「のだめカンタービレ 22」。

千秋に結婚を申し込んで玉砕した傷心ののだめは、シュトレーゼマンの元へ。姿を消したのだめ
の行方を心配する千秋。そんな傷心ののだめにシュトレーゼマンが用意したのは、自身との
華々しい共演コンサートだった。コンサートは大成功を収め、のだめの名前は全世界の音楽ファン
に知れ渡った。しかし、周りの称賛の声とは裏腹に、のだめの心は暗雲立ち込めていた。そして、
再びのだめは姿を消した――。


いまさらですみません。やっと友人から貸してもらって読みました。読み終えて最後の広告
ページを見たら、23巻の発売が今月だと書いてありました・・・がーん。また大幅に遅れて
読むことになりそうだ(借りてる友人とは二か月に一度くらいしか会わないので^^;)。

いよいよクライマックスが近いことが伺える内容でした。前の巻で千秋先輩に衝撃の申し出をし、
敢え無く玉砕した傷心ののだめ、恋愛は捨てて音楽の道へまっしぐらとばかりに、ミルヒーとの
共演コンサートでいきなり最高のデビューを飾ります。今まで千秋先輩に置いて行かれるばかり
だったのだめが、青天の霹靂か、一気に千秋先輩を飛び越えてしまう。立場の逆転現象が
起きることで、二人の距離がまたしても広まってしまう。一体、この二人はどうなってしまう
のでしょうか。なまじ、お互いに才能があるばかりに、ややこしいことになってきました。
もっとお互いに素直になればいいのにねぇ。どうも、この二人、いちいち物事をややこしくしてる
気がして仕方ないんですが。もちろん、その複雑さがが面白いとこなんでしょうけど^^;
いきなり別の世界に行ってしまったのだめに戸惑う千秋先輩。ついに年貢の納め時となるんで
しょうか。できれば、千秋先輩にはいつものだめの先を歩いてて欲しかったんですけどね。

でも、デビューコンサートが大成功したのに、燃え尽き症候群なのか、抜け殻になっちゃう
ところがのだめらしいです。一つの成功で自分の実力を過信するような性格じゃないのは
わかってましたけど。そして、なぜか世界行脚の旅に出てしまう訳のわからなさ。今更、自分
探し?^^;なぜにエジプト・・・。それにしても、このマンガ、ワールドワイドですねぇ。
千秋先輩は今度はブラジルだし。音楽家って大変だなぁ。

のだめの演奏したショパン、すごく聴いてみたいです。凄そうだぁ。観客になぜか月影先生が・・・!
恐ろしい子、ノ・ダメ』に爆笑。
爆笑と云えば、エリーゼがのだめの次のコンサートを画策する為に、シュトレーゼマンとの
共演が決まっていた演奏家を欠場させようとする場面でぽそりと漏らした『友情欠演』にも
噴き出しましたが。友情出演は聞いたことあるけど、友情欠演って!!(爆)

そして、ラストに出てきた人物って、千秋先輩の・・・!?いよいよ、ご対面ですか。
うう、続きが気になる。すぐに続きが出るのに読めないなんて(涙)。
次巻は、逃げるのだめ、追う千秋、になるのかな。うーん、何か変だが。
頑張れ、千秋せんぱい。