ミステリ読書録

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マツモトトモ/「英会話スクールウォーズ②」/白泉社 花とゆめコミックス

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マツモトトモさん「英会話スクールウォーズ

外人恐怖症の主人公・有栖川希子の家に、英会話講師のイシュとカートが同居することに。
頑なにお互いの言語を話そうとしない希子とイシュだったが、徐々に二人の距離は近づいて
行く・・・マツモトトモの英会話ラブコメディ・完結編。

え?2巻で終わり?人気なかったのでしょうか。確かに、1巻読んだ時点で「なんだこりゃ」
ってな感想だったのですけど。希子のキャラがいまひとつ掴めず、イシュは外人とは思えない
愛想のなさ。でも、その愛想のなさの謎も2巻では解け、希子も少しづつ感情が出て来たので、
2巻はなかなか面白かったです。イシュはなんだかんだ言ってかっこいいしね。意外な過去と
意外な正体で、ポイント大幅UPでした。
二人のかみ合わない会話が面白かったです。それもその筈、一人は日本語、一人は英語で
しゃべり通すのだから。それでも、何となくニュアンスは伝わって意思疎通が出来るとこが
すごい。まぁ、海外行ったことある方なら、大抵の方は経験あるでしょうけど。要するに、
伝えようとする気持ちが大切なんですね。

希子と同じで、私も英語は大の苦手。海外行く度に「英語もっとちゃんとやっとけば良かった
よぅ~(>_<)」と泣く羽目になります。しかし、英会話に行くお金も時間もない。結局、身振り手振り
と単語を駆使してなんとかするしかない訳ですが。中高と大学の第二外国語で学んだ知識は
どこへ消えたのだろう・・・。

それにしても、合間に挿入されている「ありすのための日本語で言う空耳フレーズ」。
実際これを覚えて使っても、誰一人外人には分かってもらえないでしょう^^;
てゆーか、これよりよっぽど元の英語の方が覚えやすいですよ、マツモトさん・・・。