ミステリ読書録

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顎木あくみ「わたしの幸せな結婚 二」(富士見L文庫)

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シリーズ第二巻。一巻読んだ時すぐに予約したのですが、蔵書一冊らしく、

かなり待たされました。前作の内容忘れかけちゃってるけど、まぁ、なんとなく

覚えてるからいいかって感じで読みました(おい)。

今回は、婚約者である清霞を助ける為、美世の能力がついに発揮されることに。

美世の母方の祖父や従兄も出て来て、美世の出生の秘密も明らかになります。

いろいろお話が進んだ感じはしましたね。美世と清霞の仲違いには悲しくなりました

が、最後には収まる所に収まりましたし。

あと、今回清霞の姉、葉月が初登場。美世の社交の師となって、手取り足取り

淑女の嗜みを教えてくれる存在に。明るく優しく美しい葉月のキャラクターは

とても好感が持てました。元夫の家族とのエピソードには腹が立ちましたが。

あんなに素敵な夫と離婚しちゃったのは残念でならないなぁ。まぁ、お互い未練が

ありそうな感じなので、今後そういう展開もなくはない気がするけどね。

美世の従兄の新に関しては、最初はうさん臭いし、自分勝手なやつだとしか思え

なかったけど、自分の身を顧みずに美世の願いを叶えてあげて、実はめっちゃ

良いやつじゃん、と考えを改めさせられました。帝の意に背いた新がどうなって

しまうのか美世同様、心配になりましたが、それ以上に権力を持った人物が味方

をしてくれて事なきを得たのでほっとしました。

新の最後の提案によって、清霞は今後心配の種が尽きそうにありませんね。意外と

嫉妬深そうですもんねぇ。むふふ。

ま、でも、最後のあのラブラブっぷりを考えれば、二人の仲は今後ますます近づいて

いくのでしょうね。元家族から虐げられてきた美世が幸せそうにしている姿は

こちらまで幸せな気分にしてもらえますね。ほのぼの。次もいっぱいそういう二人が

見られるといいな。

3巻も早く予約しなくては(してなかったんかい)。